2014-06-19 第186回国会 参議院 経済産業委員会 第18号
私も銀行員を以前やっていましたので、マル保融資というものが非常にある意味、例えば支店長なんかも非常に決裁しやすいといいますか、ほぼスルーで通りやすいという案件、そういったものを多々見てきているわけですけれども、非常に私はこれモラルハザードを招いているのではないかなというふうにも思っております。 この五年間で四兆円ものお金が回収できなくなった。
私も銀行員を以前やっていましたので、マル保融資というものが非常にある意味、例えば支店長なんかも非常に決裁しやすいといいますか、ほぼスルーで通りやすいという案件、そういったものを多々見てきているわけですけれども、非常に私はこれモラルハザードを招いているのではないかなというふうにも思っております。 この五年間で四兆円ものお金が回収できなくなった。
ある時期はそれを信用保証協会にマル保融資で肩がわりさせちゃったということもあるわけなので、一つそこがやはり転換期ではなかったかな、そんな感じを持っています。
一方、信用保証協会も銀行と同様に九段階の格付を行うなど、信用保証協会側の態度の変化を指摘する声もあり、貸し渋りならぬ、いわゆる保証渋りが言われ始めているわけでありますけれども、大臣は、この大幅なマル保融資の減少あるいは保証渋りのような実態にどのような認識で、かつまたこれに対してどう対応していくか、この辺についてお願いいたします。
この代位弁済の重圧という形で、これはある経済誌がとらえておりますけれども、近年では、都市銀行がプロパー融資に余裕があってもあえてマル保融資を優先させるなど、保証協会がしりぬぐいをさせられている面も見られる、こういうような指摘もあるわけではありますけれども、実際、こういうことに対してどのような御見識あるいはお考えをお持ちか。その点についても、もう一つ伺っておきたいと思います。