2016-04-21 第190回国会 参議院 外交防衛委員会 第14号
○浜田和幸君 とはいいながら、日本にとって大事な国でありますし、今の大統領選挙では、かつてのフェルディナンド・マルコス大統領の御子息も副大統領候補として立候補されていますし、独立系のポー上院議員は今回の流出問題に対して、しっかりとした封じ込めが必要だと、さもなければ国際的な信用が得られないということですよね。
○浜田和幸君 とはいいながら、日本にとって大事な国でありますし、今の大統領選挙では、かつてのフェルディナンド・マルコス大統領の御子息も副大統領候補として立候補されていますし、独立系のポー上院議員は今回の流出問題に対して、しっかりとした封じ込めが必要だと、さもなければ国際的な信用が得られないということですよね。
七四年、当時のマルコス大統領、八八年、当時のコラソン・アキノ大統領、今のアキノ大統領のお母さんですね、この二人に、ミスチーフ環礁については棚上げしようじゃないか、こういう提案をし、フィリピンをその周辺から排除しながら、九五年に、アメリカ軍がいなくなったところを、まさに力の空白を埋める形で出ていって、軍事占領している。
それは、実は正直に申し上げて、外国へ行ってトラブルが起きるということは最も我々は避けなくてはいけないことでございまして、私が行ったことのないところでどこかおもしろいところはないかと日向さんに前日お尋ねしたときに、例えばマルコス大統領やイメルダ夫人が専用に使っていた別荘地のようなところがあって、そこはバージンフォレストが、つまり処女林ですね、二次林じゃなくて、残っているから行ってみませんかと言われましたので
○渋谷委員 大臣、非常に個人的な体験で恐縮なんですが、私は二十代のころにマルコス大統領政権下のフィリピンに一人で訪ねたことがあります。当時も、一人でフィリピンのそれぞれの政党の政治家などを訪ねながらインタビューをして、あるいはYMCAという安い宿に泊まっておりましたので、フィリピンの庶民の方と、普通の方々ともいろいろなお話をすることがありました。 当時、非常に治安が悪かった。
フィリピンのマルコス大統領がやめて、マルコス疑惑というのがいろいろありました。どうするんだ、こうするんだと随分やったことを、たしかこの中におられる先生方も覚えておられる方もあると思いますけれども、そんな話がありました。
きょうは幾つかの例を挙げてと思っておったのですが、もう時間もなくなってまいりましたので、ちょっと一つだけ例を挙げますと、フィリピン国立航海技術訓練所、これは中曽根元総理とマルコス大統領の会談のお土産だと言われた比喩があるのですが、一九八三年の五月七日の会談の直前、四月十九日に、当時の兵藤臨時大使から外務省に公電が入って、そして特段の配慮をもって事態が進んだものであります。
これは当時の中曽根首相の関連の問題なのでお聞きしたいんだが、五十八年五月、中曽根訪比の際マルコス大統領と円借款、このとき無償援助の検討を約束した。それで、「外務省の内部資料や関係者の証言によると、プロジェクトはイメルダ夫人の「再三にわたる要請」を受け、中曽根前首相の訪比を前に他の類似プロジェクトを先送りして進められた政治色が色濃い援助。」だと。
○宇野国務大臣 フィリピン援助、マルコス大統領時代のやつは、いろいろと話題になりました。しかし、その点におきましても、一応援助は援助として十二分な審査の上にやっておったことだと私は考えております。しかしながら、まあ話題になった面においては十二分にこれはやはり慎重を期さなければならない問題であると考えております。
ではマルコス疑惑がわかってマルコス大統領の政権のもとにあの援助を続けるのですか。日本の国民は承知しないですよ。そういう意味で、時間がもう参りましたから、そんな今の答弁のような、あれは全然関係ないという態度をとるべきでないということを申し上げて、質問を終わります。
また、日本から多額な経済援助を受けて、日本が支援をしていたマルコス大統領がああいう状態になった。アメリカもまた大変な国民感情が起こっているわけであります。 本当の「国際国家」、そのトップに立つ人の外交というのは、トップ同士が酒を飲んで仲よくする、これが外交ではないと思うんです。
そうすると、外務大臣が今度行かれるASEAN拡大外相会議、私は二年前からこの第十二次円借款問題をあなたにも中曽根総理にも追及してきて、公文書のコピーでサンロケ・ダムを初めてやったり、マルコス大統領の署名入りでやった。
○政府委員(後藤利雄君) 例えば、アキノ大統領が今度たしか、私の記憶が正しければ、七日のフィリピンにおけるテレビのインタビューにおきまして、マルコス大統領はフィリピンの名のもとに借款を借り入れたわけであるから、自分という我が国、いわゆるフィリピンの名誉にかけてもこれらの債務の返済はしていきたいということをはっきり申しておられるわけでございます。
そしてこのあなた方の報告の中に、カガヤン電化プロジェクトに係る談合及び関係省庁への協力要請の事実はないということであったという報告がありますが、この調査は東陽通商の役員がマルコス大統領にあてて送ったという手紙がソラーズ文書の中に含まれておりますが、これに基づいて調査をされたものなんでしょうか。
○水田委員 ソラーズ委員会から外務省に入った資料の中に、もうごらんになっていると思いますが、缶詰が非常に足りないということで、これはいわゆるドルの割り当てで一九七七年にマルコス大統領に対して四千五百万円のリベートを出すから、寄附するからとにかく大統領の御配慮を願いたい。これはソラーズ委員会の資料の中にあるんですね。それで、片一方では十二次の商品借款の中にサバ、イワシが出ている。
そして、その差額がマルコス大統領に非常に莫大な金額が支払われた疑いについての金額でありますが、そこで答弁されておりますが、一九八〇年以降のフィリピン側の統計による丸太の対日輸出の概略及び日本側の通関統計にあらわれた丸太の立米の概略について答弁してください。
マルコス大統領みたいなことが六カ所においては行われておる、これではいかぬじゃないかということで、注意もまた喚起したわけであります。そこで、幾ら権力といい、いかに味方しようとしても、その三月二十三日の議決書というものは、県庁に出しているもの、水産庁に出しているものを見ますと、出席しておるところの理事の署名捺印がないものである。
なお、この表は、明らかにしておきますが、我が党が入手したフィリピン政府関係文書のうち、一九八〇年十二月九日付再入札選定委員会よりマニラ首都圏交通公社理事会あての手紙、レター、及び一九八一年二月二日付ロドリゲスからマルコス大統領あてのレター、これはいずれも公表されたマルコス文書その他の政府資料の中にあります。その中から抽出をして私が作成した表である、かように御理解いただきたい。
マルコス大統領の裁量で捻出された選挙用の歳出は、一九六八会計年度で、三億五千万ペソから八億五千万ペソにのぼる」「これは、その年度の歳出の九・五%から二三%にあたる膨大な額であった。」、こういう指摘がされておるんです。 私はこの二つの手元にある資料を見まして、これは通産省が委託しておって、アジア経済研究所でこういう調査をしている。
○藤田(公)政府委員 インプリメンティングオフィサーは、御承知のとおり現在過渡期でございますものでマルコス大統領時代のところで御説明を申し上げますが、七名のメンバーが任命されております。電力公社の総裁、電力公社の上級副総裁、国家開発会社社長、肥料公社総裁、エネルギー省次官、国家石油会社副総裁それから御指摘の公共事業省ロドリゲス次官でございます。
サロンガ氏がこの問題でマルコス大統領を糾弾する反対側の方の弁護をされたわけであります。そして私が入手している情報によれば、この春田氏に対してはフィリピンの賠償使節団側から猛烈な工作が行われた。真実をしゃべらせないために非常な工作が行われたということも私は承知しております。
一九六九年のマルコス大統領とセルヒーヨ・オスメニア候補、これは自由党の上院議員でありますが、その政争の最中にこの手紙が公のものになったわけであります。
○藤田(公)政府委員 マルコス大統領の時代には、フィリピン政府では国家経済開発庁、NEDAと申しますが、国家経済開発庁が経済協力面についての窓口ということで、すべての案件はNEDAから当方に来、我が方もNEDAに申し入れるということになっておりました。新政府のもとでもNEDAが存続しておりますし、新しい大臣が御就任になりました。
○中川(利)委員 これは四月五日付の毎日新聞の記事でありますけれども、「マルコス大統領時代の比政府が借款要請の際、日本側に提出する工費見積書にあらかじめリベート相当分として二〇%近い水増しをしていたことが解明されていたが、このリベート分を含む見積もりは日本の商社とコンサルタント会社が二十年も前から海外経済協力基金などの審査の盲点をつき、作成していたことが五日、企業関係者の証言で明らかになった。」
契約は何でキャンセルしたのかと言いますと、フィリピン政府が見積もったその見積もりよりも五九%も上乗せした価格で入札が行われたんだ、ほとんどの入札がもうこの価格で統一されておった、だからカルテルの可能性があったので問題だというので、マルコス大統領に契約をキャンセルするように進言したんだ、こういうことを言っておるわけであります。私もその話を聞いてびっくりしたのですね。