1954-04-16 第19回国会 参議院 外務委員会 第22号
○説明員(羽場光高君) 実はカナダから買つておりますものは、これはマニトバ・フアイヴと申しまして硬質系の小麦を買つております。大体日本へ持つて参りますとパン用になるのが主でございます。それからアメリカから買つておりますのは大体軟質系でありまして麺用になるのが主なのでございます。
○説明員(羽場光高君) 実はカナダから買つておりますものは、これはマニトバ・フアイヴと申しまして硬質系の小麦を買つております。大体日本へ持つて参りますとパン用になるのが主でございます。それからアメリカから買つておりますのは大体軟質系でありまして麺用になるのが主なのでございます。
遺憾ながらただいま畜産局長が申されましたとうもろこしであますとか、あるいはマニトバ・フアイヴ的なものにつきましては、国内の食糧その他の問題とからみまして、まだ若干不足をいたしておりますので、約二十五万トン程度輸入いたしますれ、ば、若干操作上の余力がある、こういう畜産御当局の計画でありまして、それだけはこの際輸入もやむを得ないのじやないか、こういうふうに実は考えておる次第であります。
この飼料の輸入先でありまするが、大体とうもろこし、大豆かすはアメリカ合衆国でございまするし、マニトバ・フアイヴはカナダであります。ふすまは中共のものを予定いたしておりまするが、この数量につきましては、従来の実績あるいは本年度の輸出国の農産物の生産状況から考えまして、この程度のものは買いつけ得る、こういうふうに考えておる次第であります。
○長谷川政府委員 先ほど私が申し上げました輸入数量につきましては、実は話の行きがかり上二十五万トンということを申し上げたのでありますが、実はそのほかに食糧庁がマニトバ・フアイヴを本年度十万トン買うことを予定しておるのであります。その十万トンは製粉にいたす予定でありますので、それからふすま約五万トンを予定しております。従つて本年度の輸入飼料全体ということになりますと、三十万トンという数字になります。
特にマニトバ・フアイヴを約七万トン程度入れておりますので、それから生ずるふすまが、七万トンの半分三万五千トン程度のものが輸入のものである、こう考えてもいいかと思いまして、先ほど十数万トンという数字を申し上げた次第であります。
それから次にお尋ねの飼料の輸入価格でありまするが、大体最近の輸入価格をシフで申し上げますと、とうもろこしがトン当り大体百ドル、大豆かす百十五ドル、ふすま六十五ドル、マニトバ・フアイヴ八十ドル程度でございます。これは国内産の価格に比較いたしますると、約二割程度高いのではないか。これはおそらく船賃の関係が相当入りまして、二割程度高いように考えております。
それから御承知の通り二千円ということに米価審議会で決定しているわけでありますが、輸入しまするところのものはマニトバ・フアイヴの悪いものでありまして、内地の麦と同じ価格で政府で売るということはとうていできません。実際には内地産の麦と価格において同じくらいになるわけであります。