2017-04-05 第193回国会 衆議院 文部科学委員会 第8号
○松野国務大臣 「わが闘争」、「マインカンプ」の全体としての趣旨は、今日的な人権意識でありますとかその他、現行の日本国憲法における趣旨とも反するということは、もうこれは誰しもが認めるところであろうかと思います。
○松野国務大臣 「わが闘争」、「マインカンプ」の全体としての趣旨は、今日的な人権意識でありますとかその他、現行の日本国憲法における趣旨とも反するということは、もうこれは誰しもが認めるところであろうかと思います。
特に、ヒトラーの「マインカンプ」なんというのを読んでみますと、うそも百遍づけば本当になる、あるいは何遍も、ともかく印刷にして出せばこれは世の中本当で通る。
○中曽根内閣総理大臣 あなたはヒトラーの「マイン・カンプ」と私の思想を並べていますが、私のものを全然読んでいませんよ、「マイン・カンプ」は読んでいるかもしれませんが。ああいう「マイン・カンプ」に書いてあるような残虐な、そしてドイツ民族至上主義に立ったようなそういう考えは、私の考えには毛頭ないです。
小学校の生徒に対する塾のほかに、いま幼稚園も塾が横行して幼稚園へ行かないというようなことが、これはもう大臣お読みになったと思うのですが、四月号の文芸春秋に「ある教育ママのわが闘争(マイン・カンプ)」という題でたいへんおもしろい表現で書いてありましたが、こんなことが書いてあります。うちの六歳の角平は名門の応仁小学校にみごとに合格した。
ヒットラーの「マイン・カンプ」——「わが闘争」を主体として信条として町政をやっているのだ。町の議会の意思を無視して独裁的に町政を進め、常に議会に圧力を加えて予算執行等もしている人物だ。
こういうことがまかり通っておるのでありまして、しかもこの人はヒットラーの「マインカンプ」、わが闘争を信条といたしておる、まさに独裁者であるわけです。これによって十五年もこの町政が毒されておるということを私聞いてまいりまして公憤にたえなかったわけです。そして保守とか革新とかいうことでなく、もう民主主義以前の問題だというので、最近うつぼつとして反町長の気運が盛り上がっておる。
ヒトラーの有名な「マイン・カンプ」には、わが忠誠なる官僚諸君という言葉があって、そして官僚の秘密厳守を非常に強調し、それを実にドイツの官僚はよく守ってくれて大へん忠実なものであるというふうに非常に役人をほめそやした。むほん人は一人もいないといって、そしてファッショ政治が確立しました。それからいかなる運命が、ドイツを訪れたか、申すまでもないのであります。
これがいかなる結果を来したかと申しますならば、御存じの通りナチス・ヒトラーが現われますと、このヒトラーの最も忠実なる官僚群となり、ヒトラーのマイン・カンプにおきまして、実に無比なる忠実なる官僚群という激賞をされるがごとき官僚群に転落し、しかして第二次世界大戰に突入することに相なつたのでありまして、官吏の中立性それ自体につきましても、私もさような官吏の中立性が国家の運命にとりまして絶対的にいいものだと