2002-02-26 第154回国会 衆議院 予算委員会 第18号
資金の運用のこともおっしゃられましたけれども、多くの信用金庫が手を出していたマイカル債など特定の投機的なリスクの高い債権も購入していなかった。地元で信頼されていたまともな信金がこうむった極めて異常な破綻だ。 検査に来た金融検査官の態度も極めて異常なものだったということです。通常、検査官は五、六人で来たのに、今回は倍の十二人がやってきた。どういうことがあったのか。
資金の運用のこともおっしゃられましたけれども、多くの信用金庫が手を出していたマイカル債など特定の投機的なリスクの高い債権も購入していなかった。地元で信頼されていたまともな信金がこうむった極めて異常な破綻だ。 検査に来た金融検査官の態度も極めて異常なものだったということです。通常、検査官は五、六人で来たのに、今回は倍の十二人がやってきた。どういうことがあったのか。
マイカルがマイカル債という債券を発行しておるんですね。そのトータルが大体三千二百五十億円ぐらいあると思うんですよ。ところが、大体悪くなってからどんどん発行しているんですよ。経営が悪くなったのにかかわらず、どんどん毎月ぐらい発行しているんですね。それが今や紙くず同然になり掛かっているわけです。その点について、金融担当大臣どうお考えでございましょうか。
マイカル債のことで明らかなように、仕組み的にも、利益相反を認めるというのは大変なことなんですね。マイカル債の場合は、メーンバンクである第一勧銀が社債管理会社にもなっているわけであって、利益相反が起きるわけであります。貸し手、間接金融の融資銀行と社債管理会社が一緒だというのは、大変問題があったというふうに思います。
弊社は、マイカル債の発行に際して引受主幹事を務めさせていただきましたが、引き受け審査に際しては、開示資料が適切であるかなどにつき審査を行いました。この段階では、引き受け審査上の特段の問題は見当たらず、引き受けを行うとの判断に至りました。
個人向け社債の引受会社である例えば野村証券では、できる限り引き受け審査は行ったとしているわけですが、しかし、昨年十月の発行分について言えば、既にマイカルの不安説は頻繁に報道されておりましたし、機関投資家の間では、マイカル債はトリプルBとは言えない格付で取引されていたと言われるのに、当時から現在に至るまで、トリプルBの社債が安全で利回りも比較的よいという売り文句で個人向けに大量に発行をされてきた。
マイカル債のデフォルトは、社債市場のさまざまな欠陥を浮き彫りにしたと思うんですよ。発行企業、投資家、証券会社、銀行などの市場関係者に社債市場の仕組みの点検が迫られているときだと思いますし、法律、ルールの不備や倫理の欠如というものも物語っておりますので、私は、政府として本格的な検討を開始すべきだと。
今回の問題になりましたマイカル債のデフォルトは、我が国企業の発行する公募債では過去最大規模の債務不履行、そして第二に、大半は機関投資家向けの販売なんですが、個人向け普通社債及びFA債のデフォルトということで、この個人向けの普通社債、FA債のデフォルトという点では、これは本邦初めてのことではないかと思うのですが、最初にこのことを伺いたいと思います。
なお、マイカル債の社債のことについてのお話もございましたけれども、私どもとしては、メーン行が個人投資家に社債を買わせたというような事実は全く承知をいたしておりません。
あるいは、証券会社の窓口で実際に私の知り合いの中にもマイカル債を勧められたという人がいまして、日本では信託銀行がそれぞれグループ化して一般の銀行の傘下に入っていくという状況もあるし、あるいは、昔から証券会社とそれぞれ深い結びつきのある銀行もあるということで、幹事会社や発行会社、あるいは銀行というのはグルーピングができていてつながりがあるというところから、やはりそういうような疑いが出てくるということなんだろうと
結果として、これを信じ込んで多くの投資家が損をこうむったということがあるのですが、その前にも、これは去年から、九百億でしたか、一般投資家向けのマイカル債が発行された、売りに出された。それからその前には、実はたくさんの自治体、特に第三セクターにマイカル債が大量に販売をされていまして、それはやはり銀行側の支援がかたいのだというその言葉を信用して、そうしたマイカル債の購入が行われた。
それからもう一つ、昨日も提起しましたマイカル債。マイカル債を首都圏新都市鉄道というのが百十億円買っていた、これが回収不能になっているという記事が出ています。これは二つ問題があると思います。 一つは、依然としてマイカルという融資先に対する銀行の査定が甘い。だから格付がおかしくなる。だからこんな公的な第三セクターでもマイカル債を買ってずっと持ち続けて大損をする。大損は住民の、国民の負担になる。
そして、この間のマイカルのように、これはまた後で時間があればやりますけれども、銀行がちゃんとそこを行内格付をしていないことによって、社債の格付にまで影響して、素人さんが大変な被害を受けたという事件がマイカル債で発生しているじゃないですか。
○仙谷委員 では、ちょっと横道にそれますが、マイカルで昨年の一月と十月、一月に四百億、十月に五百億のマイカル債が個人投資家向けに発行されて、結局、今デフォルトを起こして、この人たちがどのぐらいの配当になるかわからないんですね。 もっと言えば、日本の、ここからがちょっとしたというか大きい問題なのは、社債管理会社というのがあるんですってね、社債を発行するときには。