2021-06-04 第204回国会 衆議院 内閣委員会 第30号
昨年のあの宝塚の事故のインパクトは、非常に残念なもの、悲惨なものとして伝わっておりますけれども、一方で、スポーツとしての意味合いも非常に重要なものであり、改正法の円滑な施行のためには、御指摘の日本ボウガン射撃協会を始め、クロスボウに関する造詣の深い方々の知見を得て各種対策を講じることが重要であると認識しています。
昨年のあの宝塚の事故のインパクトは、非常に残念なもの、悲惨なものとして伝わっておりますけれども、一方で、スポーツとしての意味合いも非常に重要なものであり、改正法の円滑な施行のためには、御指摘の日本ボウガン射撃協会を始め、クロスボウに関する造詣の深い方々の知見を得て各種対策を講じることが重要であると認識しています。
最初にお聞きしますが、クロスボウ、いわゆるボウガンによる人の殺傷事件等は、以前から報道で耳にする機会がございました。 昨年九月十日の朝日新聞の報道によりますと、二〇一〇年から今年六月までの十年半に全国の警察が三十二件を摘発していた。うち刑法犯は二十三件。うち十三件は殺人、殺人未遂、強盗致傷など人を傷つける事件で、ほかに脅迫や器物損壊などを適用した。
先ほど申し上げましたように、大学の運動部、体育会系、二つ、こういうボウガン、クロスボウのクラブもあるようでありますから、しかも、百人ぐらいの競技者が今おられて、日本ボウガン射撃協会という団体があって、ここが射撃競技の普及を目的として活動されています。
ボウガン、クロスボウは比較的容易にマスターできるということで、弓道やアーチェリーのように技術や訓練の度合いを争うという競技レベルのものではないのではないかというふうに思っています。むしろゲーム的な要素が強いのではないでしょうか。
それでは、銃刀法の関連について、本題を伺いますけれども、先ほど徳茂委員からの質問もありました、やはり矢ガモ事件というのが二十六年前ぐらいなんでしょうか、三十年近く前にあって、もう大きく報道されて、それで、当時はボウガン、ボウガンというふうに言っておりましたけれども、その危険性が指摘されていた。
今回、規制の対象となりますクロスボウ、いわゆるボウガンでありますけれども、必ずしも身近で見るような機会がありませんので、ちょっとインターネットサイトでどういうものか少し調べてみました。
どこかでまた調べていただければというふうに思うんですけれども、威力を調べた結果なんですけれども、例えば空気銃の、エアピストルの威力を一とした場合に、七とか八という、それぐらいの倍数の威力を持つボウガンというのは逆に簡単に購入して使用することができるようになっているんですね。そういうことも是非一つ一つ考えていただければというふうに思います。
ボウガンのようにいわゆる弓のような形でやるものなどもありますけれども、これらについては、今後いろいろなことがあれば、そういうものについても禁止するなり、いろいろな手続をとっていくことが必要であるというふうに思っております。
しかし同時に、私もよくわかりませんが、ボウガンというようなおもちゃ、あるいはスリングショットというようなものもあるわけで、実際これも、危害を加えられた事実が直近でもあるようでありますが、こういったおもちゃで、なぜ今回このものだけが一律所持が禁止になるのか、この点について大臣のお考えをお聞きいたしたいと思います。