1978-04-18 第84回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第10号
特に問題は、赤潮と言います際も、非常に悪性の赤潮といいますか、村上先生などに言わせますと、非常に悪性赤潮ということで、ハマチが死ぬとかああいうホルネリア属のようなものというものが問題なので、一般的なノクチルカ等の赤潮というのはそう問題ではない、したがって、ある程度赤潮というものが発生するのも仕方がないのだ、こういう感触も持っておられます。
特に問題は、赤潮と言います際も、非常に悪性の赤潮といいますか、村上先生などに言わせますと、非常に悪性赤潮ということで、ハマチが死ぬとかああいうホルネリア属のようなものというものが問題なので、一般的なノクチルカ等の赤潮というのはそう問題ではない、したがって、ある程度赤潮というものが発生するのも仕方がないのだ、こういう感触も持っておられます。
それでその際に、大阪湾なりあるいは周防灘の赤潮の発生状況の報告等がございましたほかに、ホルネリア属の赤潮の調査の進みぐあい等も話し合いがありまして、今後この研究会といたしましては、分科会等もつくりましてさらに研究を深めていくと、そういうようなことでどうであろうかというようなことが討議をされたわけでございますが、前からの分担関係でいろいろ研究していますものがまだ最後的にまとまっておりませんので、いずれまたその
ただ問題は、この被害が非常に多面的に出ておりますけれども、やはり金額的あるいは生業に与える影響という面からいたしますと、養殖漁業に対する被害といいますものが非常に大きいというようなことで、水産庁といたしましてもこれは漁業被害の防止という角度で前向きに取り組んでいくという姿勢にあるわけでございますので、環境庁と水産庁と共同いたしまして、たとえば昨年の八月末に播磨灘で発生しました大規模赤潮、ホルネリア属
そういうような赤潮の発生状況、またそれによります養殖ハマチ等の被害状況等の実態の報告をこの第一回にやりましたし、それから、ホルネリア属ということはわかっておりますが、その辺の発生メカニズム、これをどう解明していくかということのやり方なり、その辺の分担の、どういうテーマで詰めていったらいいかというような打ち合わせを第一回として九月二十日にやったわけでございます。
特に、養殖のハマチ等に被害をもたらすホルネリア属というものの発生がよく騒がれるわけでございます。といいますのは、ホルネリア属は、ハマチを養殖しておりますと、ハマチのえらにその粘性の部分が付着いたしまして呼吸困難になって斃死をすると、こういうことでございます。タイや何やは死にません。したがって、現象面としては、非常にティピカルに出てまいりますのは、ハマチの養殖の斃死でございます。
そこで、その赤潮がホルネリア属であるということは一応わかったわけですが、なぜそういうホルネリア属が大量にあの時期に発生をしたのか。それから、ホルネリア属ではございますが、ホルネリア属の何というホルネリアかはまだわかっておらないわけであります。したがいまして、そういうことの同定をやるということも必要でございます。また、いろんな培養試験等もやって対策も考えなくちゃならぬ。
それから赤潮生物それ自体につきましては、これはホルネリア属であることは両方とも同じでございますが、まだ四十七年のものと同じであるホルネリアマリーナであるという同定はできておりません。属は同じでございますが、種の方まではまだ確定を見ておらない。その点が大きな点だと思います。なお、先ほど申し上げました検討会におきまして、そういう面につきましてさらに同定その他を今後急ぐ、こういうことでございます。