1966-06-23 第51回国会 参議院 文教委員会 第24号 さらに、神武天皇の皇后であるホトタタライスヌギヒメはどうかといいますと、その父は美和の大物主神ですが、セヤダタラヒメという女性に思いを寄せ、丹塗りの矢となって、セヤ、ダタラヒメがかわやにはいったとき、そのホトをついて、その結果生まれたのが、ホトタタライスヌギヒメであると古事記に見えております。こういう女性に取り巻かれている神武天皇は、まさに神話中の人物と言わざるを得ません。 直木孝次郎