1999-11-24 第146回国会 衆議院 科学技術委員会公聴会 第1号
建設して、最初は、ウランテストといって、照射されていないウランを溶かして工程をテストすることをやって、その次に、今度は、ホットテストと呼んでいましたけれども、照射された放射性物質を持ったあれを流してテストする。そのホットテストまでに全面的に点検をしろということを当時の現場の技術者たちが言い出したのです。
建設して、最初は、ウランテストといって、照射されていないウランを溶かして工程をテストすることをやって、その次に、今度は、ホットテストと呼んでいましたけれども、照射された放射性物質を持ったあれを流してテストする。そのホットテストまでに全面的に点検をしろということを当時の現場の技術者たちが言い出したのです。
動燃年次報告に「再処理工場のホットテストについて」中島健太郎さん御自身の論文が出ているじゃありませんか。お書きになったこと、覚えていらっしゃるでしょう。ここにはこう書いてますね。この発生量がふえる原因について、「上記試験」つまりホット試験で「発生した高放射性廃液、中放射性廃液及び低放射性廃液を各種蒸発缶で処理し、除染係数の測定、濃縮減容に関する試験を行ってきた。
それで、いまから五年前に、あのいわゆるウラン試験中に起こったプルトニウム蒸発かん事故について清成理事長は「ウラン試験なるものは この試験を通じていろいろな設計上の点あるいはその工作上の点のふぐあいを発見して 徹底的に補修して、完全なものにしてホットテストに入りたい」こう言っているのですよ。ところが、一連のテストの結果、完全なものになっていないということがはっきり示された。
そして、当時の清成理事長も、ウラン試験はこの試験を通じていろいろな設計上の点あるいは工作上の点のふぐあいを発見して、徹底的に補修して、完全なものにしてホットテストに入りたい、こういうふうにおっしゃっているわけですね。ところが、いま完全でないことがまたわかってきたわけでしょう。こういうことから、この当時の教訓が十分に生かされたとはどうも考えがたいのでありますが、瀬川理事長どうお考えになります。
このホットの試運転は、比較的に燃焼度の低い使用済み燃料から、だんだんと燃焼度の高い使用済み燃料に移行して、その間、各機器の作動あるいは性能に関する試験を行い、また、安全性を確認しながらホットテストを進めてまいりました。
こういうことを考えますと、まだ試験段階で行われておりますこの東海の第一工場ですらホットテストの資料というものが十分にそろっていない、こういう段階で、いろんな立場の方々、いろんな立場から論議をされておりまして、特に今回のこの法案、民営に道を開くということで、しかも、民営ということも電気事業連合会を中心といたしまして準備室ができておりまして、これは十数年後にはということでありますから、過日来各委員からお
東海にあります動燃の再処理施設は、御承知かと思いますが、五十二年の九月から実際の使用済み燃料を使った試験、ホット試験を始めておりまして、その後はわりに順調に実施してまいったのでございますけれども、昨年の八月二十四日に酸回収蒸発かんに故障が発生しましたので、ホットテストを中止しました。
動燃事業団の東海村再処理工場は、五十二年九月から十二月までのホットテストを経て、五十三年二月から本格操業を強行しましたが、半年を経ずして事故を起こし、現在は操業を停止しています。県環境放射能監視委員会の観測データによれば、この間、九月から三月までの半年間に、放射能を含む一万二千トンの廃液が周辺海域に捨てられ、二万二千キュリーの放射性クリプトンが気体として捨てられています。
最初にお話のございましたこの蒸発かんに八月にいわゆる欠陥を発生いたしましたが、その現象として、高圧の蒸気側に圧力の低い方の廃液がなぜ出てきたのかという御質問と了解いたしますが、実は私どもホットテストではずっと連続の作業ではございませんです。いわゆる私どもキャンペーンと申していますが、ある作業をやって、それからその間のデータをとる。
○中村参考人 現在ホットテストをやっているのはごらんいただいたとおりでございまして、これは私どもにとってまさに試験でございまして、残念ながら製品の品質だとか歩どまりなんかとても保証できない。そこで、この試験運転に限り特別料金ということで原子力局にも財政当局にも御了解いただいた料金でチャージをいただいております。
そういう意味で、現在ホットテストをやっておられますから、いろいろな経験を積んでおるわけでございます。この経験の中から、事業団が当初予定をしておりました一日〇・七トンの作業をするということについていささかも問題はないのだろうかどうだろうかというようなことをやはり最初にひとつお聞かせいただきたいと思います。
○貝沼委員 この性能を調べる場合は、これはホットテストでやるわけですね。そうすると、この性能を調べるというのは、実際に使用済み燃料を使って、そうしてホットテストをやって初めてわかるのですか、それとも、それは使わないでもこの性能はわかるわけですか。
これは多分に素人の私の考えることですからあるいは範疇が違うかもわかりませんが、東海の動燃の再処理工場でもホットテストわずか数カ月の段階で早くも中低レベル系の廃棄物貯蔵所が不足してきて、たとえばスラッジ貯蔵所は現在五百立米三基あるわけですが、新しくことしから第二スラッジ貯蔵所として千立米二基、二百立米一基の増設計画を持っておりますし、それから廃溶媒の貯蔵タンクの方も現在二十立米四基あるのを倍増する計画
○貝沼委員 それから高島参考人にもう一点伺っておきたいと思いますが、先ほどいろいろなコールドテストからホットテストのときのことが話されまして、安全の装置はシンプルでなければならないという言葉があったのでありますが、この安全の装置というところなんですけれども、もう少し中身を聞きたいと思います。
したがいまして、この基本設計あるいは詳細設計に基づいてつくられたものを試運転し、動燃と同じようにウランテストをし、それから実際の使用済み燃料を用いましてホットテストをする、こういう段階が当然あるわけでございまして、その状況を使用前検査をすることに相なろうかと思っております。
そういうような結果を踏まえて、原子力委員会に設けました核燃料の安全専門審査会において、いろいろ実績の調査あるいは評価を行いまして、現在使用済み燃料を使ってホットテストを実施しておるというのがいまの状況でございます。
○中村参考人 ホットテストとして最初にやったのが昨年九月から開始いたしました原研のJPDRの使用済み燃料であるのは御承知のとおりでございまして、これを三・三トン処理いたしました。未処理の分が八百キロばかり残っております。それから、二月に入って東電福島一号炉のBWRの燃料を四・七トン処理をいたしました。それから、ごく最近でございますが、昨日、関電美浜のPWRの燃料の勇断処理を開始いたしております。
ただ、いま申し上げましたように、私どもはいままでの本番のホットテストと言いながら燃焼度が低い方からだんだん試験をやっておりますので、決してうまくいったというふうに油断するのは禁物だというふうに考えております。
コールド試験といいますか、要するに本番の使用済み燃料から取り出したものでないイミテーションの廃棄物をつくってガラス固化の試験は逐次やってまいりましたが、一応でき上がった真っ黒いガラスのかたまりそのものは、見たところはおれだってできるというふうに考えるわけでございますが、問題は、再処理工場が本番の運転をして本当の高レベル廃棄物が出たときに、これをいかにガラス固化に持っていくかということは、いわゆるホットテスト
○瀬川参考人 ただいまの御質問につきましては、御承知のように昨年の九月十二日に日米交渉が暫定妥結いたしたわけでございますが、私どもはそれを待ちかねて、その一週間後からいわゆる使用済み燃料を処理するホットテストと言っておりますが、それ以前は私どもは使用済み燃料のかわりにウランを溶かしたもので模擬試験に当たるコールドテストというものを二年半ばかりやっておったわけでございまして、九月の末から本物の使用済み
現在、茨城県東海村でホットテストとして稼働いたしております再処理工場は、本格操業に入りますと、年間二百トンのウランと、一・五ないし一・六トンのプルトニウムが取り出される計算であります。このプルトニウムの量は、長崎に落とされた原爆の約二千倍分に相当する量であります。これは当然のこととして、米国カーター大統領の核外交の規制の対象になったのであります。
それからもう一点は、再処理工場に福島発電から持ち込まれた使用済み燃料の再処理というのは、ホットテストは終わったと思っているのだけれども、それはどうなっているのか。ホットテストの段階で問題があったのではないかと思うのだけれども、改造とか手直しというのをやる必要はなかったのか。もしあったとすれば、それを明らかにしてもらわなければならぬということ。
○牧村政府委員 ただいま再処理工場におきましては、使用済み燃料のホットテストというのを実施しておるわけでございます。先ほど先生からお話がございました福島の燃料も使いまして、いま試験をやっておるわけでございます。このホットテストというのは、ことしの秋ごろまで続ける予定でございます。
ただ、今回のようなことにつきましては、私ども、実はいま作業マニュアルに書くべきことではないかと考えておりまして、動燃にはそのように指示したわけでございますが、先生おっしゃいますように、いまホットテスト中でございまして、JPDRの経験を踏まえ、直すところは直し、やっていくのは当然でございます。
こういう事実はもう判明しているわけですが、その日の午後四時ころですか、再処理のホットテストの経過について動燃事業団は新聞記者発表しているのですね。この発表では、いわゆる順調に動いていますという例の発表になっているわけでしょう。現にそういう事故が起こっており、そのことにはその時点ではもう気づいていながら、一方ではそういう発表が外に対して行われる。
○矢追秀彦君 次に、私は、東海村の再処理工場について伺いますが、この再処理工場では、現在、ウランテストを終了しホットテストを行っており、間もなく本格的に稼働されようとしております。ここでの廃棄物処理についてどのようにされておるのか。そして、ここから出された廃棄物の人体に与える影響についてどのように把握をされておりますか、伺いたいと思います。
その結果、ホットテストに入ってよろしいということで、ただいまホットテストをこの七月から開始しているという段階でございます。
○立木洋君 いま東海村で核燃料再処理工場のホットテストをやられておる。そこで、そのテスト中に発生したトラブルが四件というふうに聞いているんですが、それはどういう性質のトラブルなんですか。
こういう推定でこの重要な最初のホットテストに取り組んでおられるとしたら、これまた大変だと思うのであります。 次に、詰まっていることを一体何によって発見されたのですか。
○瀬崎委員 動燃事業団の東海再処理工場では、ホットテストに入って約一カ月ほどの間に十件近くもの事故やトラブルを起こしているわけであります。すでに科技庁も、一片の文書というわけではないでしょうが、とにもかくにも文書による注意を促しておるという状況なんですが、まずこの件についてお尋ねをしたいと思います。
○瀬崎委員 当初のホットテストにおいて、JPDRからの使用済み核燃料を使うということはわかっていたことであって、たまたまこのホットテストに入ってその燃料を使うことになったのではないのだから、これに対応する設計なり構造なりというのはとられておったはずなんであります。
○与謝野委員 それと、七月に再処理工場のホットテストが始まるとしますと、私は、多分いろいろな手直しが必要になる、マイナーリペアというものも必要になる、あるいは故障と言われるものも出てくる、当然それは初期事故、初期故障として出てくるものだろうと思うわけでございます。