2020-02-12 第201回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第2号
ホッキョククジラというのは、アメリカのエスキモーの方々が捕りたい、捕りたいと言って、アメリカ政府が、あそこは反捕鯨の国ですけど、あそこはまた有名なダブルスタンダードの国でありまして、ホッキョククジラの捕獲は認めるけど、あとはいかなる捕鯨も認めないということを平然とやってきた国ですね。
ホッキョククジラというのは、アメリカのエスキモーの方々が捕りたい、捕りたいと言って、アメリカ政府が、あそこは反捕鯨の国ですけど、あそこはまた有名なダブルスタンダードの国でありまして、ホッキョククジラの捕獲は認めるけど、あとはいかなる捕鯨も認めないということを平然とやってきた国ですね。
そして、捕獲を禁止しているのは、ヒメウミガメ、オサガメ、シロナガスクジラ、ホッキョククジラ、スナメリ、ジュゴンの六種だけであります。 ウミガメや海生哺乳類についても、環境省として、種の保存、生物多様性の確保の観点から、生息状況をきちんと把握をして、必要に応じて種の保存法の対象にできるよう、水産庁との覚書をきちんと改めていってほしいと思います。
このうち水産資源保護法においては、海生哺乳類のうち、ホッキョククジラ、シロナガスクジラ、ジュゴン及びスナメリについては採捕の禁止を定めておりますし、これらの海生哺乳類については、漂着した個体のデータ等を集めております。
水産資源保護法施行規則では、採捕規制動物として、ホッキョククジラ、シロナガスクジラ、ジュゴン及びスナメリ、この四つが挙げられておるということでありまして、水産庁において次のような措置を講じておられるというわけであります。
その一方で、アメリカは、アラスカ原住民によるホッキョククジラの捕獲枠を要求したんですね。これは資源状態がよくない種なんですね。さすがに、自国の捕鯨は容認しようとしたアメリカのダブルスタンダードに、我が国のみならず、批判が集中しました。結果、このアメリカの要求は否決をされました。
特に、IWCではアラスカとかグリーンランド、ロシアなどの原住民に対しましてはホッキョククジラの生存捕獲を認めているわけでございます。日本における沿岸の小型捕鯨というのは、さっきも言いましたように、日本の歴史においても大変地域社会に根差した商業活動あるいは産業活動であったというふうに認識をするわけでございます。
例えば、アラスカ原住民生存捕鯨の対象でございますホッキョククジラにつきましては、その資源状態が保護を要するレベルにあるのにもかかわらず、原住民生存捕鯨というカテゴリーのもとでこの鯨の捕獲を認めてきているわけであります。
要するに、先ほども言いましたけれども、例えばアメリカやデンマークの絶滅の危機にあるホッキョククジラについては、科学委員会はもう絶滅の危機だという調査は出しているわけですね、それについては認めている。私自身も、捕鯨はやはり環境保全型の捕鯨であるべきであるというふうに思っておりますけれども、そういう今の状況で、国際的な認知を受けられる捕鯨というのは考えられるのですか。私は、それはないと思いますよ。
彼らがとるホッキョククジラ、これは科学委員会によりますと非常に絶滅の危機にある状況である。そのホッキョククジラをとっていいという。環境の問題だけではなくて本当にごり押したというふうな認識がするわけです。
これはアメリカを中心とする反捕鯨国が一切の捕鯨を認めてはならぬという立場でこういう決定を下したのであろうと考えますけれども、反面、アメリカでは極めて資源の少なくなったホッキョククジラ、恐らく世界じゅうで千頭はいないだろうと言われている希少な鯨を捕獲をしている、こういう事実というのは余り知られていないのではないか。
ホッキョククジラは、現在、IWCで保護資源というふうに認定しております。保護資源と申しますのは、最初の資源の状態、水準から比べて極めて資源量が小さくなっている、したがって一切捕獲をしてはいけないという水準でございます。初期資源に比べますと極めて低い水準にございます。
科学的にも危機に瀕しているホッキョククジラの捕獲が続いている中で日本の沿岸捕鯨はやめろということは全くおかしなわけでありまして、他に認められるものがあって日本のものだけが認められないということ、これは沿岸小型捕鯨の存続に向けての政府の毅然たる態度がないからこういう問題になりはしないか、私はこう思っておるわけです。この点、小型捕鯨についての見解を最後に伺っておきたいと思うのです。
全くアメリカもホッキョククジラなどはもう四千頭を切るような状況の中で、まさに絶滅に瀕している。それにもかかわらず、あのエスキモーの人たちには二十二頭という生存捕鯨、これを許しているわけですね。
現在、ホッキョククジラは一応これは商業捕鯨で資源保護という立場から禁止。ところが、米国エスキモーは前年比九頭増の三十五頭とるというような状況になっていると思います。これ間違いないですね。
○政府委員(佐竹五六君) 数字についてちょっと手元にございませんので確認できませんが、ホッキョククジラの生存捕鯨の捕獲頭数が増加したことは間違いございません。
そこでお伺いをいたしますが、一点は長崎参考人に、アメリカが米国エスキモーに三十五頭の捕獲を認められているというホッキョククジラ、これは資源評価という点からどう考えていいのか、お答えをいただきたいと思います。
エスキモーが利用しておりますホッキョククジラ、英語でボウヘッドと言うのでございますけれども、来年から、二十六頭から三十五頭にふえたわけでございます。このボウヘッドは、実は一回極端に減ってしまいまして、現在でも捕鯨委員会の中で保護資源というレッテルを張っているその鯨種でございます。ですから、資源状態はまだ完全に回復していない。したがって、商業的な感覚でいえば当然とってはいけない鯨でございます。