2021-03-16 第204回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号
○国務大臣(茂木敏充君) 三宅委員の引用されましたグレアム・T・アリソンの本でありますけれど、グレアム・T・アリソンは私の大学院の恩師でありますけれど、ツキジデスのわな、これはペロポネソス戦争から始まりまして、主要な戦争における覇権国と台頭国、新興国との関係で戦争に至るパターン、戦争までには至らないパターン、こういったものを分析しておりますけれど、恐らくアリソン教授の一般的なやり方なんですけれど、まずこういう
○国務大臣(茂木敏充君) 三宅委員の引用されましたグレアム・T・アリソンの本でありますけれど、グレアム・T・アリソンは私の大学院の恩師でありますけれど、ツキジデスのわな、これはペロポネソス戦争から始まりまして、主要な戦争における覇権国と台頭国、新興国との関係で戦争に至るパターン、戦争までには至らないパターン、こういったものを分析しておりますけれど、恐らくアリソン教授の一般的なやり方なんですけれど、まずこういう
トゥキュディデスのわなでは、ペロポネソス戦争当時、アテネが台頭してきて、大国、先に大きい国になっていたスパルタがいろいろな不安を抱く中で、最終的に、三十年間の、戦争をしない停戦期間みたいなものがあった後、やはり両国は衝突するというような事案であったということなんです。
トゥキュディデスのわな、基本的にペロポネソス戦争から始まりでありまして、要するに、覇権を握っている国に対して新興国がチャレンジをして新しい秩序をしようとする、その場合に、多くのケースではそれが最終的には戦争に発展をしてしまう、こういう論理を展開しているわけでありますけれども、単純に経済力だけではなくて、例えば、スパルタは陸上国家でありました。それに対してアテネは海上国家で新しい戦術をとる。
グレアム・T・アリソンのツキジデスのわな、これが当てはまるかどうかということについては様々な議論があると思うんですが、少なくとも現代社会においては、ペロポネソス戦争が起こった当時とはかなり、様々な要因というのがあって、米中間でもお互いの依存関係、対立する分野もあるわけでありますが依存する要素というのもあって、そういったものをしっかり見ていかなければいけないと思っておりますし、今新型コロナが世界的に拡大