2021-05-17 第204回国会 参議院 決算委員会 第6号
石炭火力はフェードアウト、また、LNGは各国で獲得競争が激化する中で、火力発電所をどう扱い、ベース電源としていくのか。そして、二〇三〇年度に火力の発電量を現状の七六%から四一%に引き下げることを目指すという考え方もあるようですけれども、本当に安定供給は大丈夫なんでしょうか。大臣のお考えを聞きます。
石炭火力はフェードアウト、また、LNGは各国で獲得競争が激化する中で、火力発電所をどう扱い、ベース電源としていくのか。そして、二〇三〇年度に火力の発電量を現状の七六%から四一%に引き下げることを目指すという考え方もあるようですけれども、本当に安定供給は大丈夫なんでしょうか。大臣のお考えを聞きます。
私は、ベース電源である火力発電や原子力発電を含めてエネルギーのベストミックスの実現を目指すことを明確にしていく必要があるんじゃないか、このように考えますけれども、大臣のお考えをお聞きします。
○小林正夫君 時間が来ましたので終わりますけれども、また大臣、機会がありましたら、再生可能エネルギーは電力の安定供給を支えるベース電源になり得るのかどうか、再生可能エネルギーを拡大していくということ、考え方は分かりましたけれども、太陽あるいは風によって左右されるこの再生可能エネルギー、太陽光、風力ですね、これが本当にベース電源となり得るのか、この辺についても今後論議をさせていただきたいと思います。
そうすると、ベース電源というのは何かというと、本来、調整困難電源であるはずのものです。つまり、風力発電も、調整が難しいということであれば、本来であれば調整として使わなければいけない話ですが、なかなかそれができていないということです。まあ、これ、実際何でできないのということなんですね。ヨーロッパはやっています。日本の技術者、そんなに能力低いんですか。そんなことはないと思います。
世界では、再エネ普及が進む中で、常に一定の出力を固定したベース電源という考え方から、出力が変動する再エネも含めて、どうやって系統全体をマネージするかという考え方に変わってきております。その中で再エネが大きく普及してコストも下がっている。世界じゅうが努力しているのに、日本ができないわけがないというふうに思います。
○笠井委員 今大臣、再エネが変動電源であるということを大きな理由ということで冒頭述べられましたけれども、世界を見ますと、再エネ普及が進む中で、常に一定の出力を固定したベース電源という考え方から、出力が変動する再エネも含めてどうやって系統全体をマネージするかという考え方に変わってきている。 そういう中で、今世界で、冒頭にあったような形で、再エネが大きく普及をして、コストも下がっている。
○小熊委員 全然違う世界の人と話しているみたいで議論がかみ合わないんですけれども、世界の潮流でも、総電源における原発の比率は下がっていて、こんなのは電源の中枢になっていないんですよ、ベース電源になっていないんですよ。
その中で原子力発電につきましては、将来の実態に近い形での算定に当たりましては、ベース電源として最大出力で安定的に利用される実態を踏まえまして、地熱などと同様に最大出力として評価することとしております。
制度の詳細につきましては、二〇一九年の市場創設を目指しまして検討を進めているところでございますけれども、同市場の目的を踏まえまして、旧一般電気事業者等が適切な量、適切な価格でベースロード電源市場に電気を供出し、それを新電力が、例えば一年間といったような形で、一定期間にわたって一定量のベース電源を安定的に購入することができるような仕組みとする方向で検討を進めているところでございます。
こうした観点から、新電力のニーズも踏まえまして、ベース電源へのアクセスを向上させるべく、二〇一九年度に創設を予定しておりますベースロード電源市場とか、さらなる市場の競争の活性化の措置を講ずることとしているところでございます。このような措置により、新電力の参入等を更に促進いたしまして、電気料金の抑制につなげたいと考えてございます。
また、低廉なベース電源である原子力発電を火力で代替するにはコストが大幅アップし、産業の空洞化を加速させる恐れがある。また、化石燃料の輸入増加は我が国の貿易収支に悪影響を与えている。こうした事態を避けるためにも、ストレステストやIAEAの助言等を踏まえつつ、安全性を確認した上で、官民が協力してできるだけ早期に再稼働させるべき。
他方で、負荷率の高い、工場の、昼夜を問わず一定の消費が続くといったような需要家に対して相対的に新電力は競争力が低いと言われておりまして、いわゆる工場の需要とかいった新しいお客様を新電力がとっていくためには、ベース電源のような電源へのアクセスが高まることが必要であろうというふうな判断をしておりまして、このようなベース電源へのアクセスも含めた新電力の電源市場へのアクセス、それから、いわゆる卸市場の活性化
それは、大変安定供給にすぐれたベース電源であるわけであります。温対計画でもそのことは規定されており、大きくこれを進めるとあります。 我が公明党の総合エネルギー対策本部に、先日、元国交省の河川局長である竹村公太郎先生をお招きいたしまして、水力発電が日本を救うと題して、水力発電活用の提言を伺ったところでございます。
私は、世界第三位のポテンシャルを持っている、またベース電源となり得る地熱発電に強い思い入れがあります。二〇一一年十二月に福島の柳津西山地熱発電所を視察し、福島で開催された地熱資源開発に関するシンポジウムで基調講演を行い、地熱発電が持っている大いなる可能性について強く訴えさせていただきました。 地熱発電の問題点は、開発エリアが国立公園と重なることです。
○高井委員 我が国だけの制度ということで、そこも確かに誤解ができるんだと思いますが、もう一つ、この接続可能量をつくったとしても、その数字が、ベース電源、特に原子力を過大に評価し過ぎなんじゃないかという指摘があります。
○真島委員 このベース電源の上にミドル電源、ピーク電源を積み上げた経産省おなじみのグラフというのが目に浮かぶんですけれども、その定義は果たして国際的な共通した定義なんでしょうか。例えば、欧米の送電会社の協議団体である欧州電力系統事業者ネットワークだとか北米電力信頼度協議会、こういうところではベースロード電源をどのように定義していますか。御紹介ください。
それに対して、昨年閣議決定されたエネルギー基本計画などでは、ベース電源について、発電コストが低廉で、安定的という日本独自の定義づけが行われていると。 経産省が作成した資料を見ますと、カナダ、米国、フランス、オランダなどではこのベース電源の比率が八〇%から一〇〇%近くになっています。安田准教授は、最小の量を担うはずのベース電源が八〇%から一〇〇%というのは、電力工学の見地からは想像できないと。
あるエリア、スマートエリアの中で、当面、ベース電源を過渡期としては内陸型のガスコンバインドサイクル発電が担わせたらよいと思っていますし、この過渡期をそうした、化石燃料ではありますが、こうした安定的で低廉な実用化できる技術、最先端のものを使いながら、まだ不安定である風力や太陽光など、これらが、蓄電池の開発も含めて、再生可能エネルギーが大宗を成すまでにこれを使っておくべきだ、このように思うわけです。
したがいまして、小売電力事業者につきましては、自ら電源を持つ、あるいは他の発電事業者と協力をする、あるいは卸電気市場から購入する、いろんな方策があろうかと思いますけれども、その場合に、ベース電源あるいはミドル電源を中心に供給する場合もあれば、今言われましたように、太陽光あるいは風力発電、そういったものを一部加味しながら供給するということもあろうかと思いますけれども、その場合におきましても、小売供給の
電力コストについてはそういうことなんですけれども、今もお話がありましたように、電気というのはやっぱり安定供給というのが大事だということも今お話でありましたし、茂木大臣からも、基本計画でベース電源、ミドル電源、ピーク電源、それについては余り変化も、大きな変化を考えるほどではないということがありましたが、ちょっとその辺りで興味あるデータを私見付けたので、資料としてお配りをさせていただいたので見ていただきたいというように
最終的には、卸市場の活性化ということを通じまして新規参入者がベース電源を調達できることが重要だと考えてございます。このため、既存の電力会社が余剰電力を卸電力市場に売電するよう国としても促していることのほか、卸電気事業者と一般電気事業者の間の既存契約の見直しということも同時に促しているところでございます。
沖縄、四国、北海道、北陸、中国、これらを上回り、東北電力と並ぶ、匹敵するような発電容量を持っておりまして、また、主たる電源は、コストが非常に低い、あるいはベース電源となる水力、石炭火力が中心となっております。
○大臣政務官(磯崎仁彦君) 原子力につきましては、発電時にCO2の排出がゼロということもありますし、純国産のエネルギーという位置付けでございますので、先般閣議決定をされました基本計画におきましても、重要なベース電源という位置付けになったわけでございます。
今般問題になっている原子力はベースロード電源という形で定義されておりまして、ベース電源だということであれば、つまり、ピーク時に関してはやはり火力発電等の発電をふやさざるを得ないというところだと思うんですが、その一方で、火力発電所の再稼働に対して二の足を踏んでいる電力会社も多うございます。
しかし、私はむしろ、競争的になり、必要な電源が安い価格で卸されるということが非常に重要な点であり、特に現時点では、全体の価格もさることながら、ベース電源と呼ばれるものに関して全然安い電源が出てこない、コストからかけ離れたものしか出てこない、これが競争を著しく制約しているということなので、御指摘のことをきちんと頭に入れながら、ベース電源というのがきちんとリーズナブルなコストで出てくるようにするためにはどうしたらいいのかということに
その中で、コストの話がございましたけれども、やはり石油等々に比べますと、例えばコスト等検証委員会のデータによりましても、石油火力につきましては二十二キロワットアワー当たりの発電コストが二十二・一円、これに対しましてLNG火力が十・七円、石炭火力が九・五円という数字が出ておりまして、こういったことも踏まえまして、委員御指摘のようなベース電源あるいはミドル電源といったような概念を作成しているところでございます