1968-12-20 第60回国会 参議院 産業公害及び交通対策特別委員会 第2号
私たちも一にがい経験を二回ばかりしておりまして、一つは御承知のように川崎運河におけるタンカーの大火災、それから室蘭港におけるヘイムバード号の大火災、あるいは昨年の三月にはトリー・キャニョンのごとき国際的の大きな事件もございまして、十分対策を立てるべきだということで大型タンカー対策を充実して、四十三年度からはその一部は予算化もされておるわけでございます。
私たちも一にがい経験を二回ばかりしておりまして、一つは御承知のように川崎運河におけるタンカーの大火災、それから室蘭港におけるヘイムバード号の大火災、あるいは昨年の三月にはトリー・キャニョンのごとき国際的の大きな事件もございまして、十分対策を立てるべきだということで大型タンカー対策を充実して、四十三年度からはその一部は予算化もされておるわけでございます。
○長野説明員 大型タンカーの事故につきましては、京浜運河における宗像丸事件、あるいは室蘭港におけるヘイムバード号事件、最近では、昨年の三月英国近海に起きましたトリー・キャニヨン号の多量の油流出事件というような教訓にかんがみまして、この大型タンカー事故対策について検討してまいったのでございますが、まずこのような大きな事故が起きました場合には、海上保安庁のみをもってしては対処することはできませんので、警察
○柳岡秋夫君 四十年の五月二十三日にノルウェー船のヘイムバード号というのが衝突をして二十八日間燃え続けていたわけです。これが東京湾とかあるいは石油コンビナートという特殊な地域を考えますと、現状の対策で十分だと思いますか。
○柳岡秋夫君 いま言ったヘイムバード号の場合は、市民に避難命令とか交通機関の一時ストップ、こういう事態が起きているわけです。したがって、その対策の中にこうした国民に対する訓練と申しますか、対策はありますか。
次に、室蘭海上保安部におきましては、特に最近における石油化学工業の急速な進展に伴って、臨港地区に石油関係施設が増設され、原油、LPG等の危険物の取り扱い量が増加の傾向を示しておりますので、昭和四十年五月にヘイムバード号火災事件が発生していることにかんがみ、消火、排水等の救難体制をとるとともに、関係者に対する指導につとめているとの説明がございました。 次に、道内の空港整備について申し上げます。
また、昭和四十年におきましては室蘭港におきましてヘイムバード号の火災事件もございましたので、昨年いわゆる消防能力の整備というものについて海上保安審議会の答申を得まして、その答申をもとにいたしまして、これから整備計画を進める次第でございますが、その計画の一端を申し上げますと、消防艇の整備でございます。
○猪口説明員 室蘭のヘイムバード号事件以降改善されました海上消防体制は、先ほどもちょっと触れましたが、従来はいわゆる高いやぐらを持っていない消防艇でございましたが、それが先ほど申しました七隻ございましたのを急遽改装いたしまして、六メートルのやぐらをつけまして、その上にノズルをつけた。そしてなおかつ化学消防力を付与したという改善をしただけでございまして、隻数につきましては新しくふえておりません。
京浜港の例につきますと、水上消防あるいは地方公共団体のタグボートに消防ノズルをつけるという措置も講ぜられておりますが、海上保安庁の専門の消防艇が二隻ございまして、これには、過般の室蘭港におきますヘイムバード号事件の経験に照らしまして、従来の消防艇を改装して、やぐらつきのノズルに改装するというような措置をとったものが二隻ございます。
さらに、一たん災害が発生した場合にこれを局限するための措置につきましては、川崎におきます第一宗像丸の炎上事故、さらに四十年の室蘭におけるヘイムバード号が、二十八日間もタンカーが燃え続けた事故、こういうことを教訓にいたしまして、防火上のいろいろな訓練、陸上の消防機関との連絡、協定、そういう点についても進めておりますし、各港とも年に数回海上保安庁、消防機関及び地方公共団体が協同いたしまして、船舶防火演習等
○説明員(猪口猛夫君) 去る五月二十三日朝室蘭港におきまして起こりましたノールウエー・タンカー「ヘイムバード号」の火災事件のその後につきまして御報告申し上げたいと思います。 一応、事件の概要あるいは被害その他海上保安庁でとりました措置等につきまして、項を追って御報告申し上げたいと思います。
○壽原委員 昨日私はちょうど北海道へ参っておりましたので、このヘイムバード号の火災の現場に参らしていただき、現地の調査をしてまいりました。この御報告をいたしたいと存じます。 まず現地は、室蘭市民はまことに平静を保っておりまして、ある新聞紙上では「不安におののく」というような状態ではございましたが、昨日の状態では全く平静を保っておるように見受けられました。
○松浦国務大臣 去る五月二十三日午前七時十七分、室蘭日石岸壁におけるヘイムバード号火災事件に対しましては、海難審査委員会において原因結果の決定を見なければわかりませんけれども、いずれにいたしましても、こういう大きな船が大損害をいたしまして、ほとんど積載量の二万六千キロリッターというような多量の油を燃焼し、船は使いものにならないような現況になりましたことは、まことに遺憾のきわみでございます。
○相澤重明君 運輸大臣に、特にあなたは北海道の出身ですから、今回のこの「ヘイムバード号」の事故のよって来たった大きな理由ですね、どういうふうにお考えになっておるのか。いまこの事故報告は聞いたが、また同時に、こういう事故が起きた場合に、もっと早くこれを軽微なうちに防ぐことができないか、こういう対策はどうするのか。
○国務大臣(松浦周太郎君) 去る二十三日午前七時十七分室蘭港に起こりました「ヘイムバード号」の火災事件に対しましては、多数の人命を損傷し、あるいは死亡せしめ行くえ不明を起こし、あるいはけが人を出しました。そして、しかも多額の財産を失いましたことに対しましては、まことに遺憾のきわみであります。
○相澤重明君 どうなんですか、この室蘭に接岸をしたときには原油を二万六千七百七十一キロリットルと、これは三万五千トンの「ヘイムバード号」は満載ではないわけですね。