1997-05-06 第140回国会 衆議院 厚生委員会 第23号
現在、これまで使われてきたAZT、ddI、ddC、これらに加えてプロテアーゼ阻害剤、例えばインジナビルを加えた三剤併用療法、この多剤併用投与によって、耐性ウイルスの出現を回避し副作用を抑制するという点でもかなり注目すべき成果が上げられていると思うのです。 厚生省は、多剤併用療法の現状、そして今後への可能性についてどのように見ているか、お答えいただきたいと思います。
現在、これまで使われてきたAZT、ddI、ddC、これらに加えてプロテアーゼ阻害剤、例えばインジナビルを加えた三剤併用療法、この多剤併用投与によって、耐性ウイルスの出現を回避し副作用を抑制するという点でもかなり注目すべき成果が上げられていると思うのです。 厚生省は、多剤併用療法の現状、そして今後への可能性についてどのように見ているか、お答えいただきたいと思います。
○丸山政府委員 今お話しの多剤併用につきましては、一九八〇年代に開発されました第一世代の治療薬、逆転写酵素阻害剤でございますが、これに、一九九五年以降、第二世代の治療薬、プロテアーゼ阻害剤というウイルスの増殖を抑える製剤でございますが、これが開発をされました。
また、アメリカで製造され日本に輸入されております、例えばプロテアーゼ阻害剤などの新しいエイズの治療薬が三倍を超えている。 そういうふうな状況を見た場合に、日本の薬価というのは非常に高い。しかも、新薬の価格の決定が、ゾロ新が中心だということもありまして、ほとんど八〇%を超える分が同効薬価参考という形で新薬価が決まっていっている。
そうした中でさまざまな、プロテアーゼ阻害剤とかAZTや3TCといったような薬の三種混合ということで使われ出しています。いずれも、日本では一錠千数百円する非常に高い薬です。それのアメリカの単価はどうなのか。
具体的には、いろいろなタイプ、逆転写酵素阻害剤というものから、新しいエイズ治療薬としてプロテアーゼ阻害剤というものが今開発、承認をされてきておるわけでありますが、さらにエイズウイルスの増殖を停止させます医薬品、あるいは免疫機能を活性化させる医薬品についての共同研究へそういったものについても力を入れてまいりたい、このように考えておるわけでございます。
具体的には、特にエイズの研究が進んでおります米国等の外国研究機関、大学等との共同研究を充実させたいということで、外国研究機関との国際共同研究を大幅に充実させることを考えておりまして、逆転写酵素阻害剤あるいは第二世代の治療薬と言われておりますプロテアーゼ阻害剤に続きますさらに新しい治療薬として免疫機能を活性化させる医薬品等の開発にも取り組んでおりますし、また新たな出資制度を設けまして、これによる基礎研究
この四月一日にはラミブジンという薬、それからプロテアーゼ阻害剤としてリトナビル、インディナビルあるいはガンシクロビルにつきましてもオーファンドラッグとしての指定を行っておるわけでございます。
また、平成八年四月には、ラミブジン、プロテアーゼ阻害剤及びガンシクロビルにつきましてもオーファンドラッグの指定を行う予定でございます。
お尋ねの医薬品につきましては、AZT、ジドブジン、これは昭和六十二年九月に承認をいたしておりますが、このAZT以外は国内においてまだ承認はされておりませんが、この3TC及びプロテアーゼ阻害剤、これはりトナビルとインディナビルと二つございますが、に対しまして、これは平成八年四月にはオーファンドラッグの指定を行いまして開発の促進を行う予定でございます。