1956-03-01 第24回国会 参議院 商工委員会国産車振興に関する小委員会 第1号
その場合にプレスの台数としまして、各社が持つために、非常に過剰になるのではないかというふうな心配につきましては、現在まで入れておりますプレス機械、これは将来の乗用車の生産台数、あるいはトラックのキャブをプレス化するという場合を考えまして、決して過剰じゃありませんで、将来これができるだけ稼働率を上げるように総合的に使われるということを、まあ将来の課題として、現状は現状として、まあ十分そのプレスによって
その場合にプレスの台数としまして、各社が持つために、非常に過剰になるのではないかというふうな心配につきましては、現在まで入れておりますプレス機械、これは将来の乗用車の生産台数、あるいはトラックのキャブをプレス化するという場合を考えまして、決して過剰じゃありませんで、将来これができるだけ稼働率を上げるように総合的に使われるということを、まあ将来の課題として、現状は現状として、まあ十分そのプレスによって
○団参考人 プレス能力がボディの生産に特に必要だというととはお話の通りでございまして、今日各社ともボディを生産しておる会社はプレス化に集中しております。このプレスはその質により物により場所によりまして、必ずしも大型ばかりではございません。小さい部面もございますが、各種プレスが必要であるということでございます。
こういうものは技術をもってこれを突いてプレス化しようということまで富士、八幡と折衝を続けております。現在まではここ一、二年の間に非常に進歩した、こうお答え申し上げたいと思います。
特に又価格の引下げのポイントといたしましてはボデイーをプレス化する、これは御承知のようにアメリカのように何千何万台のものならプレスは容易なことでありますが、五十台百台ではなかなかそういうことはいろいろにかかりがありまして、将来を楽しみにいたしまして私どもの会社におきましても、すでにプレス化を実現すべく最善の努力をいたしております。
従つて私は皆さんの極端なる御議論をそのまま受入れて、できるだけ御期待に副うようにしたいと念願いたしておりますが、何しろ種々雑多な部品をたくさん持つておりますし、それから又これの中小企業の育成等にも少からぬ資金を要する問題なので、果して私どもの資金が続いて、皆様の御期待に副い得るかどうかということも考えさせられまするし、又一つのボデーのプレス化によつて相当額引下げもできるであろうということを期待しております
これはプレス化をいたしますれば工数において約十分の一に減らし得るということは理論上明瞭であるわけでございますが、これには申すまでもなく相当数量を或る期間において安定した需要を確保するということが條件になつております。
併し今後の問題といたしましては、我々は国産乘用車工業の品質、性能を向上させ、価格を低下させる、これを主眼に置いて設備の合理化、特に車体のプレス化とか、或いはその他いろいろ部品の生産のため必要な機械を輸入する、こういうような面におきまして資金の斡旋と外貨の割当、こういう面で特に力を入れて行きたい、こう考えております。
通産者がいろいろ苦心して指導されていることについては敬意を払うのでありますが、たとえば車体が非常に高いので、プレス化をすれば三割安くなるというようなことが発表されておりますけれども、私どもの見解といたしましては、プレス化することによつて品物がよくなるということならわかります。しかし安くなるということは根本的に間違いだと思います。
○吉岡(千)政府委員 前会にもちよつと申し上げたと思いますが、プレス化の完成には若干の時日が必要でございます。
しかしながらこの点につきましては、最近において国産車の生産も昨年度は年間四千台という計画で進んで参り、また企業合理化促進法によつて自動車工業が指定業種になつた関係もありまして、現在開発銀行の資金、一般金融機関の資金等によつて、着々とプレス化の設備を備えつつあるわけでございまして、このボディーのプレス化をやりますと、これだけで車の総価格に対して約三割のコストの引下げになり得るというように承知いたしているわけでございます
一台の車を作りますのに加工時間にいたしまして約一千時間も要するというような現状でございまして、これをプレス化いたしますことによつて直ちにコストが約三割引下るという状況でございます。従いまして先ほど来お話のありました、外国自動車に対して需要が殺倒するということは、勿論その様式の新らしいという面もございますが、価格の面において国産車が非常に高い。