2011-10-27 第179回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号
この間ずっと原発の問題に様々な形でかかわってまいりまして、世界は今、本当にウラン・プルトニウム路線から、そして再処理の路線から大きく動いてきていると。
この間ずっと原発の問題に様々な形でかかわってまいりまして、世界は今、本当にウラン・プルトニウム路線から、そして再処理の路線から大きく動いてきていると。
資源小国日本はあくまでプルトニウム路線を追求すべきといった主旨の発言に終始している。 欧米に追いつこうという時代から、日本が先頭を走る時代になった。 日本は先頭ランナーではなく、一周遅れでトップに出ただけなのだ。先を走っていた連中が、このレースは危険、高すぎる、意味がないといって棄権してしまった。
そういう点で、先ほど同僚議員も質問いたしましたけれども、プルトニウム利用の進め方という問題でなくて、プルトニウム路線そのものについて私は抜本的な見直しを御検討いただきたい、ここまで大きな問題になってきているわけですから。
そうすると、その共同研究をやっているうちにアメリカはもう民生用プルトニウム路線から撤退をしていったと。ということになって、そこで共同研究の成果というものは、これは動燃も誇りを持って、私たちの技術と知恵もそっちへ移転している分もあるんですよとおっしゃるんだろうと思うんですね。
我が国は再処理、プルトニウム路線という基本政策を堅持しております。したがって、その再処理からプルトニウムを抽出いたしましてFBR、後ほど御説明いたしますが、これを今開発しております。それから軽水炉で燃やす、この路線をとってございます。
現在日本の政策はウラン・プルトニウム路線というのをとっておりますが、ウランの資源が枯渇した場合にどうなるかということ。それから、プルトニウムが特に核拡散防止上非常に好ましくない元素である。そういうことを考えますと、ウラン・プルトニウム以外に核燃料を考える、いわゆるこれを代替サイクルと言いますが、これはINFCEの重要な課題でもあるわけですが、それを考えておく必要があるのではないか。