2009-03-13 第171回国会 参議院 予算委員会 第13号
だから、こういうインセンティブシステムというものもやはり含めて、私はG20の場でもこういうことも多分改革の提案になるんだろうと思うんですが、そういう意味で、先ほどの言った流動性の問題ですね、あるいは与信の量を増やしていくという意味で、もうここにも書いてあるんですけれども、要するに、今までマネーサプライ、M2プラスCDだけを見ておったんじゃ駄目ですよと。
だから、こういうインセンティブシステムというものもやはり含めて、私はG20の場でもこういうことも多分改革の提案になるんだろうと思うんですが、そういう意味で、先ほどの言った流動性の問題ですね、あるいは与信の量を増やしていくという意味で、もうここにも書いてあるんですけれども、要するに、今までマネーサプライ、M2プラスCDだけを見ておったんじゃ駄目ですよと。
○西村参考人 まず、最初の貨幣供給量とGDPとの関係ですが、九八年ぐらい、九六年、この時期からそうなんですが、日本だけではなくて世界でも、Mと、日本の場合はM2プラスCDですか、それとGDPとの関係が非常にあいまいになってきております。
でも、それも伸び率は下がってきていると思いますけれども、マネーサプライ、M2プラスCDの伸び率は一・九%です、今も。私は、これはまだ低い状況であるというふうに思っております。
そして、金融、お金が更に増えるという意味では、広い意味での金融でございますけれども、その広い意味で、M2プラスCDが増えるためには、日銀が直接コントロールできる部分と、金融仲介機能を高めるという意味で政府が行う部分があるということを重ねて申し上げているわけでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) いや、ですから、先ほどハイパワードマネーとM2プラスCDの違いを申し上げたわけです。 ハイパワードマネーが増えてもM2プラスCDが増えない、つまり金融乗数が下がってきたわけで、金融乗数が下がったないしは低かった理由は不良債権にあったわけですから、そこについては、政府がやはり、つまり金融庁を中心とする銀行行政が大変重要な役割を担っていたわけでございます。
こうしたもとで、M2プラスCDの対象であります銀行預金から、投資信託や個人向け国債といった金融資産へのシフトが目立って生じているということもマネーサプライの伸びを鈍化させている要因でございます。
その一方で、マネーサプライということがよく議論されるんですが、この間の報道によりますと、二〇〇三年度のマネーサプライの伸び率は、代表的な指標であるM2プラスCDの平均残高が前年度一・七%増と、十年ぶりの低水準になるというような報道もなされていまして、ベースマネーが増えていく、伸びているという一方で、マネーサプライの伸び率がなかなか伸びていない、むしろ十年ぶりの低水準の伸びだったというような、そういう
○国務大臣(竹中平蔵君) 資金が出ていかない、結果としてマネーが余り増えない、マネーサプライが増えない、日銀の統計でいうとM2プラスCDが一%台の伸びに今でもとどまっていると、その要因は実に多様であると思います。 企業サイドの話からすると、やはりまだ十分に経済が活性化し切っていないところで資金需要がやはりないんだと、銀行の現場は恐らくそのように感じているという面もあるんだと思います。
御指摘のように、日本銀行からいわゆるベースマネーというのが銀行には出されている、しかし、それが最終的な市中に出回るマネー、M2プラスCDの増加に結びついていない、この点はそのとおりでございます。 しからば、では、それをふやすようにするにはどうしたらいいか、これもある意味で専門家の意見は私は一致していると思います。ベースマネーがふえてもマネーサプライがふえない。
これも新しい、将来に向かっての金融の動きの芽生えだと思いますけれども、これは預金というベースでとらえたマネーサプライがほかの形の金融資産に移っているということでございまして、したがって、マネーサプライ、M2プラスCDというような形で見た場合の数字の鈍さに比べますと、国債まで含めた広義の流動性はそれほど変化がしていないということも言えます。
このマネーサプライというのは、上の図で書かれたM2プラスCD、この折れ線グラフがそうなんですが、その一方で銀行貸出しはずっとマイナスの状況を続けている、これが実態でありますね。 そこで、このマネタリーベース、いわゆる日銀からずっと、ハイパワードマネーとも言われていますけれども、出されているお金が金融機関から出ていかない。
それから次に、ちょっと(Ⅵ)と書いてございますが、金融政策に関しましては、日本銀行券は非常に高いペースで増発されておりますが、それがマネーサプライ、M2あるいはM2プラスCDに結び付かない。これが信用乗数の低下につながっておりますが、これはやはり金融、銀行部門がうまくワークしていないというところが多いわけでございます。
それは預金プラスCDですね。それを貸出しにするのはずっと三%から四%の前年比マイナスなんですね。これではやっぱり設備投資の方の企業の需要が満たされているのか。確かに問題は、需要が弱いということはあると思うんです。
それに比べて、マネタリーベースあるいはM2プラスCDですか、マネーサプライというんですか、これが急激に伸びているんです。物すごい勢いで伸びています。ということは何を意味するかということなんです。これだけ金をじゃぶじゃぶにしておいても、民間の貸し出しはむしろ減少しておるということなんです。
○速水参考人 御指摘のように、過去五年をとってみますと、マネタリーベースでは年平均プラス七・三%、マネーサプライ、M2プラスCD、これで見ますと、銀行貸し出しが伸びていないのですがプラス三・三%、名目GDPで見ますと、ほとんど上がっていない、プラス〇・四%。こういう状態を見てみますと、やはりただ金を出しただけではなかなか景気がよくなっていかないということを強く感じます。
その同じ期間に、いわゆるマネーサプライ、M2プラスCDと言っておりますが、それは伸びは三%強でございます。その間に成長、一体実質経済、名目成長率がどうなったかというと、ほとんどゼロになっておるわけです。金はかなり出ていますけれども、経済は伸びなかったということでございます。これらの事実は、日本銀行による資金の供給量の割には経済活動が活発化しにくいというのが現状ではないかと思います。
ところが、いろいろ調べてみますと、M2プラスCDのGDP比というのは一一〇%から一二五%と、量的にかなりあるのです。貸し出しの方がむしろマイナスになっている。これ以上量的緩和をしてみても、ほとんど効果は期待できないのじゃないかというふうに私たちは見ております。 それから、またゼロ金利に戻せという意見も当然いろいろちまたにはありますね。
この図を見ていただきますと、山一・三洋危機が起きましたあの九七年以降、マネー、特にいわゆるM2プラスCDというベースで見ますと、マネーの残高は実に右肩上がりに増加を続けています。この黒い棒グラフが残高の実額であります。最近ではさすがに、対前年比で見ますと、二%から三%の増加を続けております。
これは、M2プラスCDという一般的なマネーをはかるときに使われる指標を実体経済、GDPで割った数字でございますが、バブル期、確かにお金は多うございまして、実体経済の一一〇%ございました。しかし、足元を見ていただきますと、このバブル期を超えてお金が余っている。二〇%増し、三〇%増しのお金は現にマーケットにあるということでございます。
○渡辺(喜)委員 せんだって発表された六月のM2プラスCD、これは何と一・九%ですよ。悲惨な成績じゃないですか。それからマネタリーベース、六月は六・四%ですね。ことしの一月ぐらいでしょうか、これは二〇〇〇年問題などがあったりして、二〇%を超えるマネタリーベースの伸びがあったわけでございますが、これが四月ぐらいを境にどんどん減り続けているのですね。七月は多分もっと減るだろうという話もございます。
統計を見ると、すぐわかることでありますが、名目成長率、名目GDPの前年比、この四—六、七—九、ほとんど前年並み、つまり、一年間はほぼゼロ成長でありますが、その間、マネーサプライ、M2プラスCDで見ても、どんな尺度を使って見ても、三%、四%伸びております。