1976-04-24 第77回国会 参議院 予算委員会 第3号
その中でわが国がひとりプラス成長国である。しかも二・六%成長、低いけれども二・六の成長だ。そういうゆえんのものは何んであるかというと、私は政府の施策よろしきを得た結果であると、こういうふうに考えます。つまり第一次、第二次、第三次、第四次、あれがかなり景気を支える私は要因になっておると、こういうふうに見ておるんです。 とにかく設備投資は実質でマイナス一〇の惨たんたる状態である。
その中でわが国がひとりプラス成長国である。しかも二・六%成長、低いけれども二・六の成長だ。そういうゆえんのものは何んであるかというと、私は政府の施策よろしきを得た結果であると、こういうふうに考えます。つまり第一次、第二次、第三次、第四次、あれがかなり景気を支える私は要因になっておると、こういうふうに見ておるんです。 とにかく設備投資は実質でマイナス一〇の惨たんたる状態である。
それはさらにどういうことかと言いますと、わが国のマクロで見た経済は世界でただ一つのプラス成長国であった。去年は確かにそうだったのです。ところがミクロ、個々の企業について見るときには、三つその理由が挙げられると思うのですが、諸外国に比して会社の企業内容というものが非常に悪化した、経理内容が悪い、赤字経営に転落するものも多く、また黒字のものもその黒字幅が非常に減少する、こういう状態だったわけです。
つまり、いま日本の経済は全体としては世界の中でただ一つのプラス成長国である。それにもかかわらず不況だ、こういうのは人件費の問題があります。遊ぶ人手に対して終身雇用体制というので金利を払っておる。それからもう一つは、遊ぶ設備に対して金利を払っておる、こういう問題ですね。
しかし、それでも世界の先進諸国の中ではただ一つのプラス成長国ということになるわけでありまして、世界が総落ち込みの状態だものですから、どうもわが国だけがそう高い成長を実現し得なかった。しかし、それにいたしましても遺憾なことだ、かように考えております。