2009-06-02 第171回国会 参議院 財政金融委員会 第17号
しかし、この財政をこのまま放置していいわけがないと思っておりまして、先生の御指摘の財政再建目標というのは、二〇一一年のプライマリーバランス到達というのはもう無理、到達できないということはもうだれの目にも明らかなことですが、じゃ目標なしでやっていくのかと、これも大変無規律な世界に入りますので、やっぱり財政再建の目標、PBをどういうふうに黒字にしていくかというその道行きは、基本方針二〇〇九の中ではっきりと
しかし、この財政をこのまま放置していいわけがないと思っておりまして、先生の御指摘の財政再建目標というのは、二〇一一年のプライマリーバランス到達というのはもう無理、到達できないということはもうだれの目にも明らかなことですが、じゃ目標なしでやっていくのかと、これも大変無規律な世界に入りますので、やっぱり財政再建の目標、PBをどういうふうに黒字にしていくかというその道行きは、基本方針二〇〇九の中ではっきりと
その中では、二〇一一年プライマリーバランス到達という目標は捨てざるを得ないと思っております。もう一方では、骨太二〇〇九では、新たな財政再建目標をつくる必要があると思っておりまして、それは、フローの目標にするのかストックの目標にするのかという問題があって、まだ議論が収れんしておりません。
○与謝野国務大臣 まず、中期プログラム自体には書いておりませんけれども、一応、政府・与党は二〇一一年をプライマリーバランス到達の時点と想定しながらいろいろやってきたわけですが、この委員会でもたびたび御質問を受け、お答えをいたしましたけれども、二〇一一年の到達という努力目標はなかなか到達できないということが明らかになっております。
降ろしてしまえと、できないものは降ろすべきだという意見と、相当旗はぼろになっているけれども、やっぱり財政規律を常に考えていくんだという象徴的な意味でこれは残しておくべきだという両方の意見がありまして、最終的には、二〇一一年、プライマリーバランス到達は極めて困難になったけれども、到達していこうというその意思は言わば財政規律のシンボルとして残しておこうと、そういうことになったわけでございます。
そこで、二〇一一年にはプライマリーバランス到達と。言ってもなかなか、これは誤解する人もいるんですが、日本語にすると、基礎的財政収支均衡というんですね。このことを、その二〇一一年までなるともう借金をしなくても予算を組めるんだというふうに誤解する人がおるんですが、実はそうじゃないんですね。
○国務大臣(与謝野馨君) 相当いろんな、いろいろなことをお願いしないとプライマリーバランス到達することは大変な作業だと思っております。 一つは、やはり歳出削減というのをやりませんと国民の理解は得られないという部分があります。今、先生は経済成長をやれと、そういう成長政策をやれという御趣旨だと思いますが、私は、成長政策を伴った財政再建というのは当然考えなければならないことでございます。