1989-11-30 第116回国会 参議院 法務委員会 第1号
これは非常に悲しいことでございますが、日本という社会を利用して同国人が搾取をする、つまりブローカー的行為をして賃金のピンはねをするという実態もございますので、そういう場を提供すること自体が我が国の国際社会における非難の的になりはしないだろうか。したがいまして、不法就労者の存在自体はできる限りこれを少なくする方向でいきたい。
これは非常に悲しいことでございますが、日本という社会を利用して同国人が搾取をする、つまりブローカー的行為をして賃金のピンはねをするという実態もございますので、そういう場を提供すること自体が我が国の国際社会における非難の的になりはしないだろうか。したがいまして、不法就労者の存在自体はできる限りこれを少なくする方向でいきたい。
農業協同組合は、その設立の趣旨からいたしましても、農民の経済的社会的地位の向上をはかるべきものであることは明らかでありまするが、それが本案によりまするならば、反動的農業政策によって転落を余儀なくされる農民の土地を買い上げ、転売するという、農協が土地ブローカー的行為をやるということは、全く農協本来の使命を放棄させるものであるといわなければなりません。
その間にあって、協定実施の交渉に当る政府みずからが、随意契約のブローカー的行為をやり、利権あさりに介入したのじゃないかという疑いは、もはや拭うことのできない国民の大きな疑惑となっているのであります。
現在の賠償協定は、相手国が日本の国内業者と任意に随意契約を結び、これを日本政府が賠償計画に組み入れて認証を与えていく仕組みでありますが、その間にあって、協定実施の交渉に当る政府みずからが、随意契約のブローカー的行為をやり、利権あさりに介入したのじゃないか、こういう疑いは、もはやぬぐうことのできない国民の大きな疑惑となっているのであります。
ただ、要は、そういうブローカー的行為、公務員の廉潔を侵害するような行為、それを処罰するということに主眼を置くのであります。ところが、そうしたってやはり検察ファッショになるおそれがあるじゃないかということになりますれば、いかなる規定を考えましても検察ファッショになる。それをおそれましたら、こんなあっせん収賄罪を取り締る法規を作ることが困難になります。
証人にお尋ねいたしますが、証人が区画整理委員になられてから、自分で土地を買つて換地をしたり、あるいはまた、自分で買つた土地ではないが、みずから関係をして換地をせしめた、すなわち俗に言うブローカー的行為をやられた土地が合せて幾つあるか、この地図でひとつ御説明をお願いしたいと思います。
すなわち、インフレの上昇する時期におきましては、あるいは磯農村、あるいは都会に寄褄して、やみブローカー的行為をしていた自由業者が、デフレ政策への転換とともに失業者となつて現れて来ることは、当然予定さるるところでありまして、農林省の統計によりますれば、昨年末において、すでに農村には五百万人以上の潜在失業者があるといわれておるのでありまする。