1978-03-14 第84回国会 参議院 予算委員会 第10号
○矢追秀彦君 私が心配しますのは、昨年の急騰を見ましても、アメリカにおいてたとえばブルメンソール発言であるとか、またアメリカの雑誌に二百四十円台に入るであろうとか、そういういろんなことが出た段階において、その後で必ず円が上がってきておる。
○矢追秀彦君 私が心配しますのは、昨年の急騰を見ましても、アメリカにおいてたとえばブルメンソール発言であるとか、またアメリカの雑誌に二百四十円台に入るであろうとか、そういういろんなことが出た段階において、その後で必ず円が上がってきておる。
私は当時予算委員会において、あのブルメンソール発言というものが日本の円高を誘導した内政干渉であるということをこの席で訴えました。しかし、いずれにしても日本としては当然対策を行わなければならなかった。そして十二月の六日になって対外経済対策八項目を改めて出された。このときに宮澤経済企画庁長官はどういう談話を発表されたか御存じでしょうか。落第点ではないとこの対策を表現したのです。
一つは、十二月十五日の東京外為市場において二百三十八円と、二百四十円を割り込む姿になったわけですが、これは河本通産大臣の発言がロイター電で報道された結果だと言われておりまして、ロンドン、ニューヨークで思惑を呼んだわけでございますが、これは別の形のブルメンソール発言のような姿でございまして、これは軽率ではないかと思いますが、どうですか。
○矢追秀彦君 緊密な連絡をとっておると言われますが、抗議といって私は何でもけんかしろというわけじゃないのですけれども、現実に円がここまで上がってきたのはブルメンソール発言が契機となって、この間私はこの予算委員会でも申し上げたように、あの長官の発言とちゃんと大体合っているわけですよね、相場の動きが。
言うならば九月末のブルメンソール発言に端を発した今回の円高、結局最後は米国自身にもその火の粉はかぶってくると、こういう結果になるという事態を考え出したと思うのですが、それに対して総理はいまも折に触れてアメリカにも言うんだと言っておられますが、この最近の円高になってきたときに、政府としてきちんとアメリカに対してドル防衛策について抗議を強力にされたことは余りなかったと思うのです。
○川崎(寛)委員 それじゃ、午前中も問題になりましたが、ブルメンソール発言等の問題をめぐっての点について触れてみたいと思うのですが、ランブイエの合意というのは、フロート下における為替相場の安定化という方向を目指したわけですね。そしてそれはフロートに対する国際的な管理というものの強化、その方向であった、こういうふうに思います。
私は、先ほど先生のおっしゃいましたように、ブルメンソール発言がきっかけみたいなものを運悪くつくってしまったということはあるかもしれませんけれども、ブルメンソール長官自身としては意図的に戦略的に円高を招こうというつもりではなかったのではないかと思っておる次第でございます。
○矢追秀彦君 次に、円問題について日銀総裁にお伺いをいたしますが、ブルメンソール発言と為替相場の関係性、これをどのように見ておられますか。