1966-06-27 第51回国会 参議院 商工委員会 第33号
たとえばブラッセル博は六年前から組織され、海外にPRを始めておる。モントリオール博も四年半前から本格的に着手をしておる。モントリオールのデュピイ会長は、当初から博覧会の成否は「時間との戦い」にある、こういうスローガンを掲げておりまして、毎日毎日あと何日、あと何日という掲示を場内に掲げておりまして、みなを激励しておるような状態でありました。
たとえばブラッセル博は六年前から組織され、海外にPRを始めておる。モントリオール博も四年半前から本格的に着手をしておる。モントリオールのデュピイ会長は、当初から博覧会の成否は「時間との戦い」にある、こういうスローガンを掲げておりまして、毎日毎日あと何日、あと何日という掲示を場内に掲げておりまして、みなを激励しておるような状態でありました。
○近藤信一君 次に万博の収支について若干お尋ねしてみたいと思うのでありますが、ジェトロの調査によりますと、過去十八回の万国博覧会というものが開かれて、その収支が出ているわけでございますが、これによりますと、黒字が七、収支とんとんというのは一、赤字が十となっておりますし、ブラッセル博だけは四千百四十万フラン、約日本の金に換算すれば、二億九千八百万円の黒字ということになっているわけなんです。
なお、ちょっと戻りますが、全体で外国館が五百億で五十カ国といたしますと、平均十億になりますが、戦後最初開かれましたブラッセル博によりますると、経費の関係と設備の関係がはっきりいたしませんけれども、一応ブラッセル博覧会におきまして各国の使いました金は、ソ連が百七十億、米国が百五十億、あるいはフランス、イギリス、オランダ、イタリア、西独あたりは三十億から二十億使っております。