2014-11-12 第187回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
本日は、最近随分とマスコミ報道でも取り上げられました、例えば冷凍物をフレッシュと表示したり、産地の偽装、あるいは、ブラックタイガーなど養殖輸入エビを、高級な国産エビですよ、こういった形で偽装表示するなどの事例の対応に関する分野の質問をさせていただきたいと思います。
本日は、最近随分とマスコミ報道でも取り上げられました、例えば冷凍物をフレッシュと表示したり、産地の偽装、あるいは、ブラックタイガーなど養殖輸入エビを、高級な国産エビですよ、こういった形で偽装表示するなどの事例の対応に関する分野の質問をさせていただきたいと思います。
その前に、二〇〇八年にヒルトン東京が山形牛を前沢牛といっていたとか、北海道産ボタンエビをカナダ産だったのに、ボタンエビといっていたとか、二〇一三年六月には東京ディズニーリゾート内のホテルでブラックタイガーのことをクルマエビといったとかですね。これ、みんな一流レストランのシェフがやってきたことですよね。つまり、こんなものうっかりやるわけなくて、分かっていてやってきたことばかりだと思うんですよね。
そして、昨秋の一流レストランなどの例では、高級食材を用いているだろうと誰もが信じているところで、ブラックタイガーを使ってクルマエビのフライであると称したり、バナメイエビのチリソースをシバエビと称したから問題だったわけで、クルマエビやシバエビの品質や産地などが全く度外視され、クルマエビやシバエビを表示どおりに使っていればセーフだったということに私は若干の違和感を覚えました。
三社の、それぞれの問題にした表示というのは、さまざまございまして、例えば、メニューにクルマエビのチリソース煮と、クルマエビを使っているかのような表示をしていたけれども、実際にはブラックタイガーだったとか、先ほど議員からもございました、肉の関係の表示とか、さまざまなものがございました。
やはりブラックタイガーとクルマエビは違うわけですから、これは許されるものではないということになります。 ただ、牛脂注入はちょっと事情が違いました。二〇一一年に、消費者庁はこの問題で措置命令を出しております。つまり、牛脂注入をした、加工した牛肉を霜降りステーキとして販売していたわけですね。それに対して、景表法違反、優良誤認であるという指摘をしております。
しかし、提供側の責任者は、当初は、偽装ではなく誤表示だ、こういったふうにしらを切っていたように、キャビアと称して畑のキャビアとの別名を持つトンブリを提供していたとか、カニと称してカニかまを提供していたとか、そういうところまでではなく、クルマエビと書いていたフライが輸入されたブラックタイガーだったなど、ざっくりエビという形で表示をしてしまえばうそではなくなるレベルのものだったため、残念なことではございますが
シバエビとバナメイエビというのは何か業界用語でどうだとかそういうような、あっちの世界ではどうだ、常識が違うとか、そういう話があるのかもしれませんが、一般の主婦ならずとも、クルマエビとブラックタイガーを区別できないということは余りないと思うんですけれども、料理する段階で。これが区別できない料理人というのは世の中にいらっしゃると思われますか。
ブラックタイガーをクルマエビ、交雑種の国産牛を和牛とする、あるいは、ホテルミラコスタで、メニュー表記と異なる食材を結婚披露宴で約三万人に提供していながら公表していないという極めて重大な事案が発生をしているわけであります。
現在、関係団体から報告されておりますもの、それの取りまとめ作業を進めているところでございますけれども、これまでの報告の中では、クルマエビと表示していたメニュー、それをブラックタイガー、そうしたものを使用していた、そういった報告がございますけれども、その原因は、景品表示法等の関係法令に関する理解、知識が不十分だったというような報告にとどまっておりまして、委員御指摘のような具体的事例にはまだ接していないところでございます
○東国原委員 消費者に対する不利益の問題なので、クルマエビとブラックタイガーの価格帯というのはまあまああったりなんかするんですけれども、やはりホテルあるいはレストランというのは、そのブランドイメージがありますから、それを消費者が信用して行った、それで実際は格安の、格安といいますか、値段の低い、安い食材を使われているということで、これは消費者を欺いたと言わざるを得ないかなと思うんですね。
○小林参考人 今、東国原先生から、バナメイエビ、タイショウエビ、ブラックタイガー、これを調理人が知らないわけがないということをおっしゃられましたけれども、私もそう思います。 しからばなぜということでございますけれども、これはやはり、それぞれ個々の経営体の中で、調理部に物を言える組織もあるでしょうし、あるいは言えない組織もあろうかというふうに思います。
続きまして、小林参考人にお聞きしたいんですが、榎参考人が「クルマエビ、シバエビとブラックタイガー・バナメイを区別出来ない料理人いるか。」と書いてあるんですね。 私もそう思うんですね。調理のプロは、ブラックタイガーとバナメイエビはわかるでしょうね。クルマエビとブラックタイガーとか、シバエビとバナメイエビとかというのは、多分プロだったらわかると思うんですね。
十年前にインドネシアに行ったときも、空港からジャカルタまで行くときに、みんな食べるためのお米の田んぼを潰して日本に送るためのブラックタイガーの養殖をしていたわけであります。
また、シバエビがブラックタイガーだったとか、道産牛が遠州産だったとか、まあ表示には問題がありますけれども、これは食の安全という観点からいうと、もしかすると心配はないかもしれません。しかし、先ほどもお話がありましたけれども、加工肉、成形肉をステーキなどと表示したのは大変に問題だと思います。特に、アレルギーの問題が心配です。
シバエビと言いつつ小エビを使う、クルマエビと言いつつブラックタイガーだった。これは実は少し前、私たちも経験をいたしました。北海道のむかわ町から釧路にかけてはシシャモが唯一捕れる海域であります。そのシシャモは、子持ちシシャモ含めて高級魚になりました。ですので、安い海外のシシャモがないかということで、輸入してシシャモという名前で販売をした業者さんがおりました。
例えば、てんぷらのサイマキであったりクルマエビと言って売っているものは、ブラックタイガーを使っている場合もよくあります。 こういった事案をわざわざ明らかにして、掘り出して、全部訴訟の対象にするんですか。
日本は、一番最初、ブラックタイガーを台湾で養殖しました。台湾の海が汚れて、あと人件費も上がって、台湾では、台湾から輸入したのではペイしなくなって、今度はフィリピンに行って、それからインドネシアに行って、それからベトナムというふうにアジア各国のマングローブの海を切り開いてエビの養殖をしております。私がインドネシアの生産者に話を聞いたところ、自分たちがエビを食べられなくなったと。
エビ、ブラックタイガーなんて呼ばれているのは、これ高い、富が蓄積された国がたくさんの消費をする。日本も、だから東南アジアを中心にどんどん自然破壊をして、マングローブの林をつぶして、輸入してエビを食っている。余り、札びらで海外の環境破壊をするというのは良くないことだと。 我々の国は世界で一番水産物資源を食べる国です。これは伝統です。
例えばエビ一つをとりましても、クルマエビ、タイショウエビからイセエビに至る、あるいはブラックタイガーの自給率というふうなものを設けることが果たして意味があるのかどうか。それから、アジとイワシとサンマ、サバ、そういうものをそれぞれ別々に出すのがいいのかどうか。では、沿岸物だけでどうやって束ねればいいのかという技術上の問題もあります。
また、水産技術については日本は世界に冠たるものでございまして、私が知っている範囲内では、日本以外で栽培技術として確立したのは台湾におけるいわゆるブラックタイガーだけだろうと思います。そういうことを考えましてこれから水産技術の確立、それから養殖技術については、むしろ海外に積極的にこれを技術供与しまして海外からの資源確保に当たる、こういう施策が必要ではないかと思います。
ところが最近ではブラックタイガーというようなエビやその他の輸入養殖水産物が急増しておりますが、こういうものは全くノンチェックなわけです。これについても私は厳しいチェックが必要だと思いますが、この点はいかがでしょうか。