1964-03-17 第46回国会 衆議院 決算委員会 第11号
○斎藤説明員 本行のブラジル向け貸し出しは、ブラジル開発銀行に対する貸し付けを除きまして——これは、直接本行からブラジル開発銀行に貸し付けをいたしておりますが、それ以外は全部日本の民間業者が先方に貸す。その先方に貸す金を本行が融資する、こういう形で、間接でございますので、本行として独自に行動をとる範囲は非常に制限されておると思います。
○斎藤説明員 本行のブラジル向け貸し出しは、ブラジル開発銀行に対する貸し付けを除きまして——これは、直接本行からブラジル開発銀行に貸し付けをいたしておりますが、それ以外は全部日本の民間業者が先方に貸す。その先方に貸す金を本行が融資する、こういう形で、間接でございますので、本行として独自に行動をとる範囲は非常に制限されておると思います。
今日までのところの会社の建設並びにその後の運営、ある程度生産もやっておるわけでございますが、これはブラジル政府並びにブラジル開発銀行等の態度にもいろいろ問題がございます。
それから本邦側の出資といたしましては、同じく一九六三年の十二月末で四十八億五千二百万円、千三百四十七万八千ドル、それから輸銀の対ブラジル開発銀行への借款につきましては、一九六二年の十二月末現在で千七百五十四万七千ドルとなっております。
向こうの大株主であるブラジル開発銀行もおそらく検討しているところだと思います。
当時、上塚さんは、これは農業の大先輩と申しますか、ブラジル開発の権威者だということも今承ったわけですが、実際なぜああいう大先輩の方があんな小さな国に移住をさしたか。いわゆるわれわれ日本人の勤勉さあるいは農業技術の優秀さを、あの独裁者が利用するために上塚さんをだましたのではないか、悪く考えればそういうふうにしかとれないわけです。
河の施設もないというわけじゃございませんので、これはブラジル側では憲法の規定によりまして、歳入の三分だけはブラジル開発のために使用する、こういう工合になっておりますけれども、いろいろな事情がブラジル側にもございまして、必ずしもそういう通りには実行されておらない点もありますけれども、一応はそういう工合な運びに相なっております。現に私見て参りましたけれどもさようであります。
こういう点をお考えになられれば、私はやはりブラジルにある七億という金は、移民のためにそれを与えるのではなくても、融資するというようなこと、言いかえれば間接にブラジル開発のために、この資金が協力するという形のものにしなければ、なかなか凍結がすみやかに解けないと思うのであります。これはまた大蔵当局も認めておる通り、必ずしもブラジル政府は返さねばならぬ義務はないと思います。好意だと思います。
これはブラジルがブラジル開発のためにそういう移民の参加ということを要望しておりますので、その一部に充てるならば快く凍結を解こうというのだと思うのであります。日本の場合においても同様のことが考えられるのでありまして、今まで数次の折衝がありながら、これがはかばかしく運んでないということは、世間の伝えるところでは、正金銀行の清算関係の人たちが、貿易資金か何かに使いたい。