1978-04-26 第84回国会 衆議院 商工委員会 第24号
五十三年度、自主開発原油であるアラビア石油カフジ原油——フート原油の方は軽いですから問題はありませんが、カフジ原油の国内引き取り問題はさきに私は指摘しておったのですが、一体五十三年度はどういうことになりますかと聞きたい。
五十三年度、自主開発原油であるアラビア石油カフジ原油——フート原油の方は軽いですから問題はありませんが、カフジ原油の国内引き取り問題はさきに私は指摘しておったのですが、一体五十三年度はどういうことになりますかと聞きたい。
こういったことに対しまして、アラビア石油につきましては、フート原油という非常に良質の油がございますが、これは量的に少ない。言ってみれば一品種のカフジ原油のみを売り込まなければいけない。特に昨年は七月まで二重価格といったようなこともございまして、非常に売れ口が悪かった。むしろ下期に入りまして若干回復してきたというのが実際ではなかったかと思うわけでございます。
これは私たち考えますのに、メジャーというのは非常に多くの油田、いろんな種類の油を持っておるわけでございますので、そういった軽い油と込みで重い油の販売をいたしておるといったようなところから、メジャー系につきましては重質油もかなり販売実績を上げておるというふうに見ておるわけでございますが、アラ石の場合はカフジ原油のほかにフート原油というのがございます。
○橋本(利)政府委員 アラビア石油は、カフジとフートと二つに油田を持っておりますが、残存可採埋蔵量といたしましては、カフジ原油が約七億キロリッター、フート原油が約五千万キロリッター、合計いたしまして七億五千万キロリッターというように考えております。
○橋本(利)政府委員 先生御承知のとおりに、アラビア石油はカフジ原油とフート原油がございますが、まずカフジ原油につきまして、本年の一−六月でございますが、国内引き取りが約百七十万キロリッター、海外販売が約百万キロリッター、現地の製油所向けが約八十万キロリッターでございまして、合計いたしますと約三百六十万キロリッター強になるかと思います。
そこで、アラビア石油でも硫黄分の少ないフート原油というものの開発を始めて、その量はだんだんふえつつあるわけでございますが、それでもなお従来のカフジ原油のほうがはるかに多うございます。そこでまあ一つは、脱硫ということが御承知のように考えられ、行なわれ始めたわけでございます。
また、カフジ原油の価格は、四十年度に従来のバーレル当たり一ドル二十九セントというものを一ドル二十八セントにいたして現在に至っておるわけでございますが、先ほど申しましたような状況で、引き取りの量並びに引き取り価格というものについて精製業界に難色がございまして、いまだ決定を見ていない状況でございますけれども、大ざっぱに申しまして、カフジ原油に加えましてアラビア石油が開発いたしましたフート原油というものが