1950-12-04 第9回国会 衆議院 本会議 第8号
さらにその後、全国各地にわたり台風、豪雨に見舞われたのでありまして、そのおもなるものをあげれば、九州地方を襲つたフロシー及びグレース台風、関東・東北地方の豪雨及び四国近畿地方に戦後最大と目されるジエーン台風及びキジア台風等相次いで来襲し、これがため各地に相当なる降雨量を見、甚大なる被害をこうむつたのでありまして、その被害は、国庫負担分として査定済みが、六月災害までに百五十九億一千八百万円、第二に七、
さらにその後、全国各地にわたり台風、豪雨に見舞われたのでありまして、そのおもなるものをあげれば、九州地方を襲つたフロシー及びグレース台風、関東・東北地方の豪雨及び四国近畿地方に戦後最大と目されるジエーン台風及びキジア台風等相次いで来襲し、これがため各地に相当なる降雨量を見、甚大なる被害をこうむつたのでありまして、その被害は、国庫負担分として査定済みが、六月災害までに百五十九億一千八百万円、第二に七、
さて被害の実情につきましては、各県ともに当初予想されておりましたよりも相当大きい被害をこうむつており、昨年のデラ台風において鹿兒島、宮崎の両県が他県に比し激甚なる被害をこうむつたのに対し、今般のキジア台風におきましては、大分、宮崎、鹿兒島、福岡、熊本の各県とも総額五十億内外の被害を受けておるのでありまして、本年に入り、七月のフロシー、グレイス両台風による災害のあとを受け、その痛手もいまだいえぬうちに
農作物に対する被害の主なものは六月の大豪雨、それからフロシー、グレース台風による被害、それからヘリーン台風による被害、それから八月上旬の豪雨による被害、次にジエーン台風による被害でございます。キジア台風につきましてはまだ取調中でございますので、まだこの資料ができておりませんわけでありますが、現在まで分つておりまする被害の中で一番大きなものはやはりこのジエーン台風であつたかと考えております。
而して本年に入るや、つとにフロシー、グレース等の相つぐ台風並びに豪雨により甚大なる被害を蒙つたのであるが、更に今次のジエーン台風は、四国、近畿地方等に職後最大と看做される被害を及ぼし、漸く安定しつつある我が国経済及び民生に及ぼす影響は量りしれないものがあり、今にして抜本塞源的対策を講ぜざれば、我が国は更に疲弊の度を加え、遂に災害亡国の運命にたちいたるであろう。
○小淵委員 過般南九州地方を襲いましたフロシー及びグレイス両台風による被害調査のために、議長の承認を得まして、去る十二日より十日間の日程で鹿兒島県、宮崎県、大分県の三県に出張いたしたのであります。その経過と結果につきまして、派遣委員を代表いたしまして御報告を申し上げます。
一つは十六日頃に丁度硫黄島の南方方面にありましたフロシー台風というのでございます。これは非常に小さな台風でございます。直径にいたしましてまあ百キロとかそんな程度の非常に小さい台風でございます。これは豆台風と我々は言つておるのであります。