2018-05-29 第196回国会 参議院 農林水産委員会 第18号
どの分野で調べてくれたかといいますと、POPs、これ大変なじみのない言葉でありますけれども、難分解性、高蓄積性、長距離移動性、有害性を持つ物質について、例えばダイオキシン、PCB、カドミウム、ヒ素、鉛、水銀などの有害重金属、有機リン系、ピレスロイド系などの農薬、そしてフタル酸エステルや環境ホルモンのビスフェノールAなどを調べて公開してくれました。
どの分野で調べてくれたかといいますと、POPs、これ大変なじみのない言葉でありますけれども、難分解性、高蓄積性、長距離移動性、有害性を持つ物質について、例えばダイオキシン、PCB、カドミウム、ヒ素、鉛、水銀などの有害重金属、有機リン系、ピレスロイド系などの農薬、そしてフタル酸エステルや環境ホルモンのビスフェノールAなどを調べて公開してくれました。
この研究によりますれば、人工授精用の一部の培養液から母体血中濃度の十倍から百倍のフタル酸エステルが検出されたというものでございます。
したがって、先ほどお話がありました、BSEが発生したその後の全頭検査を初めとする各般の対策にいたしましても、また、先ほど環境ホルモンと疑われるフタル酸エステルを含有する塩化ビニール製手袋の食品への使用禁止の問題、あるいはまた、先ほど御指摘のありましたO157の対策にいたしましても、これもすべて、厚生労働省とそして地方公共団体とのしっかりとした連携、あるいは情報交換、意見交換、そういうものをやらないことにはうまくいかないわけでありますので
○政府参考人(尾嵜新平君) 今、先生から御指摘のございました二種類以外のフタル酸エステル類につきましての取扱いについてどう考えるかという御質問でございますが、今回の二種類のフタル酸エステルについての規格基準を定めるという考え方を整理していただいた際に、残りのものにつきましても今後検討すべきであるということで御指摘をいただいているところでございます。
私も、非常にこのWSSDですか、その世界サミットに向けてこういった環境と健康についての議論がなされているというふうに考えておりますが、これに関連いたしまして、子供のおもちゃの関係でありますけれども、これはフタル酸エステルの関係でございます。 これ厚生労働省に質問でございますが、コンビニの弁当から多量のフタル酸エステル類が検出されたというのが過去にございました。
○加藤修一君 それ以外にフタル酸エステルについてはあるわけでありますが、今述べたDEHPあるいはDINP、それ以外にもフタル酸エステル類というのはあるわけでありまして、例えばDBPとかDNPあるいはDHP、さらにDnOP、DIDP、BBPという、ほかに六種類主なものがあるわけでありますけれども。
例えば、つい最近でも、化学物質であるフタル酸エステル、これは塩ビをやわらかくする物質でありますが、それにつきまして、食品用の器具、容器包装及び乳幼児用おもちゃに関する規格基準を制定すべく、現在審議会において審議を行っているところであります。
中でもフタル酸エステル類の有害物質の危険性はいろいろな方面から厳しく指摘されていますが、EUなどでは塩ビ製品の規制を始めていて、特に感受性の強い子供たちのためには予防原則に立つべきだということで適切な措置がとられておりますが、我が国では何の規制もなく、子供たちが、おしゃぶりで日々その危険な環境ホルモンの被害に遭っているということでございます。
○坂口国務大臣 塩化ビニール類、すなわちフタル酸エステル類というのでしょうか、これが乳幼児の健康に影響する可能性があるということが言われておりますことは、私もよく承知をいたしております。
この基準、そのことについても問題だと思いますが、じゃ、先ほどまさに食品部長が言われたように、この基準ではフタル酸エステルは検出することはできないんですよね。
○政府参考人(尾嵜新平君) 私どもが聞いておりますのは、平成十一年十二月に動物実験等の結果によりまして、フタル酸エステル類を含有するおもちゃにつきましての流通をしないようにということで、期限つき、暫定的な措置を講じておるというふうに聞いております。
○福山哲郎君 フタル酸エステルを用いたおもちゃが問題になっているときに、その規格がフタル酸エステルを抽出、溶出できないような状況で規格をいつまでも放置しておくことは非常にこれは問題だと思うんですが、部長、どうですか、そういう認識はないんですか。
○岩佐恵美君 それ以外の四十物質のうち、ノニルフェノールやビスフェノールA、一部のフタル酸エステルなど十七物質はパイロット事業で対象になっているんです。これらはPRTRの対象とする方向で検討されている、そう考えてよろしいのでしょうか。
ダイオキシンの問題は本当に国民的な大関心事で、しかも塩ビのおもちゃをやめようという、これは塩ビの中にフタル酸エステル類など可塑剤として使用されて、大変危険な成分が含まれているということで、グリーンピースは国際的なキャンペーンをやっているのですね。
フタル酸エステルについても引き続き調査、そしてその調査に基づく指導等をお願いしたいと思います。 次の質問に移ります。 有機すず化合物について質問させていただきます。 巻き貝のイボニシの雌に対して雄の性徴、これはインポセックスと言うそうでありますが、不可逆的に誘導することで知られているのがトリブチルすず、TBTであります。
可塑剤として広く使われているフタル酸エステルも問題になっております。フタル酸エステルは塩化ビニール樹脂を柔らかくするために添加される可塑剤ですが、特に塩化ビニール樹脂のおもちゃを乳幼児が口にすることから問題となっております。これはうちの子供もいつも口に入れております。このフタル酸エステルがおもちゃ、さらにイギリスの事例では食品から溶出していると報告されております。
○政府委員(小野昭雄君) フタル酸エステルのおもちゃからの溶出量あるいは食品中の含有量につきましては、厚生省として試験を行ってはおりませんが、カナダあるいはイギリス等におきまして実施されました試験成績をもとにいたしまして食品衛生調査会において検討していただいたところでございます。
これもフタル酸エステルがこの中に含まれているわけですから、しょっちゅうなめたりかんだりそういうことをするわけですから、そういう意味では、こういうおもちゃ類等も非常に危険なものになる。 大臣、今ちょっと三つほど例を挙げましたが、どんな御感想でございますか。
そしてまた、最近注目されております環境ホルモンという関係ですと、これは具体的な指摘はまだございませんけれども、例えばビニールクロスにはフタル酸というのが含まれているわけでございまして、これも環境ホルモンの一つということでございまして、現在の少子化の傾向にひょっとしたら関係があるのではないかというような指摘すらする人がいるわけでございます。 最近こういう本が出ました。
○加藤修一君 今の件に関連いたしまして、あらゆる種類のプラスチック可塑剤に広く使われているフタル酸エステルというのがありますけれども、これが食品の中に溶け出してしまう、またそのプラスチック容器を電子レンジにかけるとこのフタル酸エステルが溶け出してしまう、こういうことが言われております。
環境庁国立環境研究所の有害廃棄物対策研究チームが九二年六月に発表したデータによると、四カ所の安定型最終処分場の浸出水を採取し分析した結果、発がん性が指摘されているフタル酸ジエチルヘキシルが二カ所から検出され、燐酸トリスクロロエチルが四カ所すべてから検出されるという実態になっています。
問題なのは、処分場近くの河川や処分場わきの監視用井戸から、発がん性が指摘されているフタル酸ジエチルヘキシルというプラスチックの可塑剤が比較的高い濃度で検出されているほか、処分場の浸出水にはダイオキシン類も微量ながら検出されています。
○小宮山委員 「コーヘイ・シオタ・アンド・シン・ミマ」という人がフタル酸ジ(2エチルヘキシル)エステル及びフタル酸モノ(2エチルヘキシル)エステルの論文を書いている。その中に毒性の話を全部書いているのですよ。だからそういう結果で、DEHP及びMEHPの妊娠マウス及びその胎児に与える影響についても相当詳しく書いております。塩田さんにお聞きになったというけれども、あなたは受けてないとおっしゃった。
○渡辺説明員 塩田先生の文献につきましても、昨日私ども塩田先生と接触をいたしまして、フタル酸エステルの試験についてあるということを確認させていただきました。
○渡辺説明員 フタル酸エステルにつきましての先天性異常毒性についての試験を京都大学の先生がされたということを確認いたしました。
〔委員長退席、理事嶋崎均君着席〕 それから、ナフサからできるところのフタル酸、こういったものも、私の調査では、五十三年には一キログラム当たり百二十五円から百二十円であったものが、五十四年の二月では十円の値上げで百三十五円から百三十円、三月で十五円、四月で三十円ないし三十五円と、ここまでしますと、去年からことしにかけて四八%の値上げ。これはもう小売で私は調べてきたんです。
特にフタル酸については一斉値上げになっているわけです。八社ありますけれども、一斉値上げ。 これは公取にお伺いしたいんですが、この一斉値上げの事実を掌握しておられますか。もしあるとすれば、これは独禁法にひっかかると私は思いますが、いかがですか。
○政府委員(橋口收君) 石油製品及び石油関連製品の価格の動向につきましては、かねてから十分な関心を持って注視をいたしておるところでございますが、いまお話がございました無水フタル酸の価格の値上げの状況につきましては正確に把握をいたしておりません。
四十九年度におきましては水質、底質及び魚、こういったものを対象にいたしておりまして、フタル酸エステル——プラスチック等の固さをやわらげていくといいますか、軟化剤と申しますが、プラスチックの軟化剤に使われておりますフタル酸エステル類を中心といたしまして各種の重金属などにつきまして調査をいたしました。
○内田善利君 化学物質規制法の中で、主務大臣あるいは環境庁長官の役割りがはっきり明示されているわけですが、フタル酸エステルが四十九年度で出たわけですが、これについてどのように対策を講じられたのか。特定化学物質に指定はされなかったのか。また既存の化学物質でも特定化学物質に指定できるわけですが、この点はなさらなかったのか、この点をお伺いしたいと思います。
○説明員(鈴木晃君) ただいまフタル酸エステルについての御質問でございますけれども、現在のところ特定化学物質に指定しておりません。といいますのは、環境中で確かに広く検出されたわけでございますけれども、その濃度等につきましては、先ほど環境庁の方からもお答えがあったんですが、現在直ちに人体に障害を及ぼすおそれはないという判断でございます。
これは総理、この際、塩化ビニールだけではない、クロロプレンだとかフタル酸だとかフロンだとか塩化ビニリデンだとかニッケルカーボネートなどのこういうような問題についても、各省はばらばらの対策を立てるのじゃなくて、政府が一貫してこれらのものに対する分析、解明をするという対策を立てなければいけないのじゃないかと思います。
○説明員(宮沢香君) 可塑剤として使われますフタル酸エステル類につきましては何種類かございまして、その一つだけをきちんと取り出すということは現在の実験上できないので、可塑剤として溶出してくる量というものを抑えておりまして、その値は三〇ppm以下と、こういうふうに規制をしております。
こういうことをやっていると私の本論ができませんから、これでやめますけれども、それともう一つは、今度は可塑剤として使うフタル酸エステル、これはどのようにされておりますか。
それからフタル酸エステルも、これはビルマで問題になった。アメリカの兵隊さんが、注射、血液をその中に、塩ビの溶器に入れた、そのときにフタル酸エステルがあったためにショックを受けた。そういうことからフタル酸エステルも問題になっている。そういうものがわれわれの口から入るその食品とそういう容器との関係、まして火災のときに非常に危い建材の中にも塩ビが入っている。