1954-12-03 第20回国会 参議院 電気通信委員会 第2号
アメリカのこの方面の最大権威者ドナルド・フインク氏は、私に宛てた書簡において七メガが有利であると、同じ意見を証言したのであります。電波監理委員会は、この専門家多数の輿論を無視して、六メガ、即ちアメリカ標準方式を採用することに決定したのです。 さて、テレビの免許ということになりますと、民間放送の正力君と公共放送の日本放送協会その他民間放送の二、三が出願していました。
アメリカのこの方面の最大権威者ドナルド・フインク氏は、私に宛てた書簡において七メガが有利であると、同じ意見を証言したのであります。電波監理委員会は、この専門家多数の輿論を無視して、六メガ、即ちアメリカ標準方式を採用することに決定したのです。 さて、テレビの免許ということになりますと、民間放送の正力君と公共放送の日本放送協会その他民間放送の二、三が出願していました。
これ恐らくIREの十月号に載つておるミスター・フインクのペーパーからこれを取つたのではないかと私どもは考えておるのでありますが、同じペーパーのすぐ下に、この天然色テレビジヨンの受像機の設計者は、近い将来にこの三十二本の半分は省ける、実際的に画の上では何ら影響を與えることなしに、半分は省けると約束しているということが、その次の行に書いてあるのであります。
これは私過日他の参考人にお話申上げて参考にしたのですが、去る二月の十九日にドナルド・フインク氏から私によこした手紙を見ますと、日本が最初にテレビをやるのであるならば、而も七メガサイクルをとれるチヤンネルがあるならば、これはもう七メガのほうがより有益だ、プロフイタブル・チヨイスだということを言つて来ている。
ところでアメリカのフインク氏のいろいろなアドバイスがあるというお話でございましたが、私どももフインク氏の意見は、各方面に寄せられた書簡なり或いは雑誌に載せられた論文なりによつて承知いたしておるのでありまするが、御承知の通りフインク氏はテレビジヨンの標準方式に対するエキスパートと申しますか、権威者と申しますか、非常に造詣の深いかたでございます。
○山田節男君 これはあなたミスター・フインクにも会われたことはないというのですが、私は昨年会つていろいろお話し、又ミスター・フインクはヨーロツパの現在テレビジヨンの正式放送或いは実験放送をやつている国、或いはこれからテレビジヨンを開始しようという諸国に招かれていろいろとアドバイスを與えておる人なんです。あなたから見られたフインクさんではありません。
○山田節男君 そうすると今ミスター・ドナルド・フインクの論文を引用して言われたように、六メガサイクルでカラー・テレビジヨンの場合にも今のようなサーキツトが非常に單純化して来る、真空管を高柳さんの言われるように殖やす必要はない、そういう何と言いますか、あなたとしては技術的に確信を持つて将来に対してアメリカのスタンダードに従つておれば、アメリカがもう日進月歩で進歩しているから、それをやつておれば間違いないと
○山田節男君 さつきミスター・フインクの論文を引用されたのですが、これは昨年の十一月だという話、実は私昨年の九月の末にニユーヨークでミスター・フインクに会いまして、この問題に、まあこれは一昨日お聞きになつたのなら御承知だろうと思うのですが、ああいう経過です。いろいろテレビジヨンに関するアドヴアイスを受けたわけです。二月十九日の最近の手紙です。
七メガならばそれの半分ぐらいで済むということを前提にしての質問のようなふうに私ちよつと聞えましたのですが、先ほど申しましたフインクさんの論文を見ますと、六メガでもやはり十六でやれる、それから又七メガでも十六でやれる、六メガのほうが却つて経費が少くなる、モア・ザン・ハーフと書いてありますから、十六以下ということになつて、それが回路をいろいろ改良して、そうして六メガでも真空管は白黒に比較して十五、六据えればできる
大変先生の先輩に対して私が失礼を申上げた点をお詫び申上げますが、これはドナルド・フインクさんの手紙は、先生がおつしやるように私が訳をして書いてございまして、確かに見る人によつては非常にアデイシヨナル・バンドウイズが余分に附加えれば非常に有効に使われることはいい、こういう表現でございますので、日本ではどちらをとつてもいいかということが間違つて考えられるように見える節もなきにしもあらずでございますが、それからあともう
これは工業会からのお話に対してフインク氏からの手紙を引用されましたが、これはアメリカにも個人々々に意見を聞けばそれぞれいろいろの意見を述べる人がおります。そうしてここにターナーという人からの手紙がある。個人の間の手紙だから公開で証拠にするというようなことはしたくありませんがと言つて、どうして要するにアメリカにおいてはテレビジヨンは六メガサイクルでやるのであるということをF・C・Cは宣言しておる。
それでこの記録にも三十一ページにはドナルド・フインク氏より貴重な意見が到着いたしましたということを最後に言つております。貴重な御意見でこれは後刻御覧に入れるつもりであると言つてフインク氏が日本では七メガサイクルをやるべきであると言つたと只今もお話になりました。ところがその証拠書類がついてある。
ところでこの問題に関しまして電波監理委員会といたしまして、この問題は先ほど申しましたように、ただ軍に技術がやりやすくなるということからのみ決定すべきではないという見解の下にいろいろ論議いたしまして、白黒、世界の情勢及びアメリカの技術の動向、更にアメリカのフインク氏が、これはエレクトロニツクスという雑誌のエジターでございますが、フインク氏が各方面に宛てられた手紙というようなものにつきましても愼重考慮いたした
○山田節男君 さつき私は非常に大幅に亘つたために落ちたんだと思いますが、尤もらしい電波監理委員会の反対理由の一つとして、この周波数の帶域幅を七メガにすると一メガ損するじやないかと、これは今網島委員長のおつしやつたようにミスター・フインクがエレクトロニツクスの二月号で以て、六メガでも適当であるということを言つた、そういうことから裏付けされておるんだと思うのですが、将来においてはやはり何と言いますか、ウルトラ・フアイフリケンシー・ワイデス
私が申上げました六メガは、現在の六メガでチヤンネルに適当である、天然色にも適当であるということを言つたのはフインク氏ではございません。フインク氏が編集しておるところのエレクトロニツクスという雑誌の中で天然色テレビジヨンに関する專門の技術者がいろいろシステムを説明しております。それのプリンシプルス・オブNTSCコンパチブル・カラーテレビジヨンという論文の中の結論でございます。
これは成るほど法理的に言えば、電波監理委員会が標準方式について、或いは根本の開設の基準について作られますけれども、先ほど来いろいろな委員が言われるように、これは非常に重大な意味を持つておりますから、私もこれはもうエンジニアじやない、何にもこういうものは知識ありませんが、昨年アメリカへ行つて実地にいろいろなものを見て、殊にテレビジヨンのスタンダードの問題については、斯界の権威と言われるドナルド・フインク
○山田節男君 今の最後に言われたことは、私は勿論この長谷長官はこういうテレビジヨンの問題に関しては技術的には勿論専門家であつて、我々がとやかく言うべき筋合でないのですが、ただ私は前にも委員会で申上げましたが、ニューヨークにエレクトリツク・マガジンの主筆をしておるドナルド・フインクという人がおります。
殊に私はテレビジヨンのスタンダードについては、アメリカの最高権威と言われるミスター・フインクの言われたことが、最も印象的なんであります。ミスター・フインクは、ヨーロツパの各テレビジヨン放送局を指導して廻つておるのでありますが、こういうことを結論的に申しております。
○山田節男君 私が聞いたミスター・フインクの言によると、フランスの走査線は八百十九です。欧洲諸国の大部分は六百二十五走査線で、この六百二十五は非常に絵の精密度はいいけれども、ドツト・クロールやライン・クロールが画面に出やすいのですね。そういう欠点を補う技術がよくなればいいというのです。アメリカのほうはその点は非常にいいのですけれども、絵の精密度が悪い。ヨーロツパよりも悪いということです。
先ほども申しましたようにニユーヨークのエレクロニツクという雑誌のミスター・フインクというのはこれはアメリカにおける世界的なテレビジヨンのスタンダードの権威者でありますが、丁度私はジユネーヴの大会に行つて帰つて来て二時間ばかり会つて見ました。会いました際に本をくれた。資料をくれた。ゲージをきめると国際的にも一旦きめると変えられない。これは慎重に慎重を重ねてやるべきである。