2005-03-22 第162回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
なお、先ほど来、先生のいろいろ御意見なども承っておりましたけれども、冷戦時代にはロシア、ソ連と国境を接しておられるフィンランドの政策がどうなのかということで、フィンランド化とかいろんなことで研究も行われてきたかと思っております。そういった意味で、今の先生の御質問を通じまして学ばせていただいているということを加えさせていただきたいと思います。
なお、先ほど来、先生のいろいろ御意見なども承っておりましたけれども、冷戦時代にはロシア、ソ連と国境を接しておられるフィンランドの政策がどうなのかということで、フィンランド化とかいろんなことで研究も行われてきたかと思っております。そういった意味で、今の先生の御質問を通じまして学ばせていただいているということを加えさせていただきたいと思います。
したがいまして、第一の目的が日米両国の政治、軍事協力の緊密化を阻止すること、そして日ソの関係におきましては、日ソ友好善隣条約の締結を促進する、この外交的な戦略というものは日本をたとえばフィンランド化する、こういうような無力化した、そして完全にコントロールできるような状態に置こう――完全とは言いませんけれども、影響力を十二分に行使できるようなそういう形に一つの意図を持ってやっておるのではないか。
この言葉は適当であるかどうか知りませんが、よく大国は覇権主義のもとに恫喝を加えてくる、大きなミサイルを移動するとかあるいは大きな飛行機でどうするとか、そして、いわゆるフィンランド化現象という精神的威圧を加えてくるということは間々あり得ることであります。そういうものにひっかかってはならぬ、そういう意味も政治家としては大事な職分であると思っておるのです。
その力関係が有利に作用した中でどういうことを考えるかと言いますと、いまフィンランド化という言葉が出まして、それでもいいかと思うんでありますけれども、私流の言葉の使い方をさせていただきますれば、ソ連が望ましいと思う国際秩序をつくっていくということであろうかと思うんであります。それがどういう秩序かはまだ私にはよくわかりませんけれども。 以上でございます。
よくフィンランド化という話も出るのでございますが、事を構えずにある国をフィンランド化して自分の陣営に引き入れることができれば、これに越したことはないわけであります。したがいまして、いま先生のおっしゃいましたSS20も北方領土もそれの延長上にあるのではないかというふうに思います。 特にここで北方領土の軍備強化について申しますと、これは相当のいろいろの目的を持っていると思います。
それはとりもなおさず「フィンランド化」を意味しているといえるだろう。」こう言っておるわけでございます。社会党の国会議員の方であっても、こうしたソ連の脅威、ソ連の意図するものをよく分析しておると私は考えるわけでございます。
私はその調査報告を聞きまして、なるほどとにかくコスイギンが期待するようなフィンランド化というものが、非常に部分的ではあるけれども、北方四島というものを目の前に控えたあの地域で進んでいるんだなという感じを非常に強くしたのです。
そういう姿勢があれば、道東の人たちはまだ望みをつなぐかもしれないけれども、国は何にもしてくれないということでだんだん心が逼迫していき、先ほど申しましたように、根室のコンブ漁民のように北方四島はむしろ返ってこない方がいいのだという心理が醸成されているならば、私はきわめて局部的に、パーシャリーかもしれませんけれども、コスイギンが言いましたフィンランド化というものが、現実に私たちの国土という肉体の一部で腐食
それから、外務省がアメリカ議会に働きかけて日本の安全保障について特別決議をしてくれる、いまソ連の極東軍に取り囲まれて、そうして大変な危機状態に陥っておる、むしろ北海道なんかフィンランド化しておると思われるような状態のときに、日本国民よ一緒にやろうということで連邦議会が日本のことに関して特別決議をしていただけるような働きかけというのはするのかしないのか、必要であるのか必要でないのか。
法眼さんがどういう意味で言ったかわからぬが、たぶんそのことをとらえて、ソ連が日本をフィンランド化しようとしておると言われたのかもわかりませんが、それならば私は当を外れておると、こういうことでございます。
この方が、ソ連の意図は日本をフィンランド化しようとするにある、ということを言っていらっしゃるようですが、これは外務大臣御存じですか。
○玉沢委員 そこで私、懸念を表明いたしたいのは日本とソ連の関係でありますが、最近ソ連の長期的な対日政策というものは日本のフィンランド化というものをねらっておるんじゃないか、こういうことが言われておるわけですね。
これは閣議でも報告されておりますから小宮山郵政大臣も閣議の中で知っておられるかとも思いますけれども、要するにこのフィンランド化というのは、ソ連がある自由主義国家を外交相手とするとき、相手国の独立性を認めながらも、一方ではその国の政治、言論、外交政策をソ連の意に反しないものにさせようとする方針だということを外交評論家あたりも言っておるわけですよ。