1983-03-25 第98回国会 参議院 科学技術振興対策特別委員会 第4号
その次、一般排水路への漏洩経路の推定なんですけれども、事故現場であるフィルタースラッジ貯蔵タンク室は、これは確かに高線量のために立ち入りはできませんよ。できないんですけれども、それはその後調査とか何らかの形で、これは事故原因の究明にとってもきわめて重要なんですね、いまも使われていると思いますから、その後この調査はされましたか。どうなんですか。
その次、一般排水路への漏洩経路の推定なんですけれども、事故現場であるフィルタースラッジ貯蔵タンク室は、これは確かに高線量のために立ち入りはできませんよ。できないんですけれども、それはその後調査とか何らかの形で、これは事故原因の究明にとってもきわめて重要なんですね、いまも使われていると思いますから、その後この調査はされましたか。どうなんですか。
そこで、廃液がどこから漏れていったのかという点ですけれども、皆さんのこの発表では、ろ過装置室の水張り実証試験というものによって、いま言ったフィルタースラッジ貯蔵タンク室と洗濯廃液ろ過装置室との境界部分に小さな穴があいておった、そこから漏れたんだと、こういうのが結論のようでありますけれども、そういうことですか。
すなわち、先生も十分御承知のように、非常に微量ではございますけれども、シッビングテスト等でピンホールのある燃料がわかりますけれども、そういう中から出てまいりますフィッションプロダクト、希ガス類等につきまして、これがフィルタースラッジ貯蔵タンク室に同じような経路で入ってまいりまして、これがオーバーフロー、そして床からの下への浸透、そして一般排水路へ、こういう順番で入ったと考えております。
○瀬崎委員 あなたの論法でいくならば、ではフィルタースラッジ貯蔵タンク室の場合だってそうでしょう。下に一般排水路があっても、まあ三年や四年間大丈夫なら安全審査をパスさせる、こういう論理になってくると、事実上、正直に書いて出したとしても、通産省では、将来問題が起これば修理すべきものだという前提で通しちゃうということになるのじゃないですか。 私は、ここでもう一つの問題を提起したいのですよ。
第一、フィルタースラッジ貯蔵タンク室の工事方法の申請書については、いやまさかあの下に一般排水路があるとは思わなかった、それは書面に書いてなかったからだ、こう言われたでしょう。ところが、この新しい廃棄物処理施設のこの問題の濃縮廃液タンクについては、ちゃんと、タンク材質として、工事方法の許可申請書には、SM41A、エポキシライニングを使用すると明記してあるのじゃないですか。
さらに、今度の三月八日の事故に関しましても、一番肝心な事故発生現場であるフィルタースラッジ貯蔵タンク室というところは、まだ調査が行われていない。それはなぜかというと、放射能が強過ぎて入れないということですね。ですから、あの通産省の調査報告でも、一番物足りないのはその点でございまして、事故発生現場についての調査が釈然としないわけです。
○平田説明員 先生御指摘の点につきましては、先ほど申し上げましたように、三月八日にオーバーフローいたしました水は現在もう流れ去っておりますから保管されておりませんが、これと類似の水がフィルタースラッジ貯蔵タンク室のサンプにたまっているわけでございまして、この水には、先ほど申し上げましたように、微量ではございますが、セシウム137が2.47×10マイナス5乗μCi/ccということで含まれておりまして、
○瀬崎委員 通産省が立入検査をしている中で、これは唯一の通産省みずから発見した事故でありますが、昨年十二月六日、旧廃棄物処理施設、問題のあるフィルタースラッジ貯蔵タンク室で廃液オーバーフローがあった。これは除染作業面積は四平米ということになっておりますが、実際にオーバーフローした廃液の量は約二・五トン、したがって、これも一部はランドリー室、洗たく廃液処理室にまであふれ出ておったのではないか。
このときもフィルタースラッジ貯蔵タンク室サンプから溢水しているので、廃棄物処理新建屋制御盤のサンプ高高の警報は鳴ったと思いますが、出た水はオーバーフローしまして洗たく廃液フィルター室のみそのところまで来ていたというふうに私どもは聞いているわけでございます。
さらに、本年四月に明らかとなりました一般排水路への放射性物質の漏洩事故につきましては、立入検査の過程で、廃棄物処理旧建屋内のフィルタースラッジ貯蔵タンク室内で、三月にオーバーフローした放射性廃液が一般排水路に混入したものであるということが判明いたしました。
それから同じところで、「フィルタースラッジ貯蔵タンク室の押込管路を閉そくするとともに、それまでの間、同タンクへの新たな移送を行わないよう指示する」というんで、これも当然のことですが、問題はこのタンク、先ほど来問題にしているとおり、これは欠陥タンクだと思うんですよ。このタンクをどうすると、こういう指示は全然ないようで、私はこの報告書並びに指示の重大な欠点だと思うんですが、これはどうするつもりですか。
私どもは、五月八日、日帰りの日程で調査をいたしてまいりましたが、現地においては、資源エネルギー庁及び日本原子力発電株式会社から事故の説明を聴取した後、発電所の放射性廃棄物処理建屋内におけるフィルタースラッジ貯蔵タンク室サンプからのオーバーフローによる放射性廃液漏洩現場を視察し、次いで、会社側に対して質疑を行うとともに、福井県及び敦賀市と懇談をいたしてまいりました。
この比較は、一つは通常の放水口の放射能濃度をベースにしまして、もう一つは今回フィルタースラッジ貯蔵タンク室に漏れました放射性廃液の濃度、この比較をしておるように考えられます。そもそもフィルタースラッジ貯蔵タンクの廃液の濃度は高いわけでございまして、したがいまして、放射性廃棄物処理施設という特別の場所に特別の基準を設けまして厳重に保管をし処理をする、こういうことになっているわけでございます。
しかしながら、ポンプが働いておりましても、このフィルタースラッジ貯蔵タンク室全体の系統を考えた場合に、外に出る系統というのはフィルタースラッジドレンタンクから出るようになっております。その系統のバルブが閉まっていますと外に出ないようになっておりますから、何回くみ上げてもオーバーフローするということで、供給がある限りはオーバーフローが続いたわけでございます。
それから、けさ与謝野議員から指摘がございましたフィルタースラッジ貯蔵タンク室と、リアクター側に向かいまして右側のランドリーフィルター室、ここは後で増築されたわけでございますから、この増築された部分というのは、壁は当然二重壁になります。その部分の接合部というのは、やはり強度的にいろいろ問題が出てまいります。