1997-04-18 第140回国会 衆議院 法務委員会 第5号 フィリピン在留邦人は、戦争がはじまる直前の一九四一年七月フィリピン独立準備政府により外国人登録を強制され、開戦後の一九四二年九月には日本軍により全員が日本人として登録することを強要された。そして、彼らは日本軍の軍人・軍属に徴兵・徴用されるなど様々な形で日本の侵略戦争に荷担させられ、母の国フィリピンと敵対する立場に置かれた。フィリピン在留邦人の大部分は戦争中日本人として戦争に参加し戦ったのである。 坂上富男