2012-06-15 第180回国会 衆議院 経済産業委員会 第8号
五月の二十日前後、日本の格付をフィッチ社が下げた。すかさずカウンターパンチを打つのかなと思ったら全く何もしないで、五月二十三日の金融政策決定会合においては追加の金融緩和は全くやらずに今日に至って、円高、株安が進んでいることは御案内のとおり。
五月の二十日前後、日本の格付をフィッチ社が下げた。すかさずカウンターパンチを打つのかなと思ったら全く何もしないで、五月二十三日の金融政策決定会合においては追加の金融緩和は全くやらずに今日に至って、円高、株安が進んでいることは御案内のとおり。
私は、先月、ちょっとショッキングな出来事というのは、たまたまアメリカの格付機関のフィッチ社が日本の国債をワンランク下げたのでございますね。ですから、いろいろ、一番上がトリプルAという、Aを三つ並べたんですけれども、これはアメリカとかイギリスとかドイツとかフランスが入ってくる。日本はずっと下がりまして、韓国、クウェートよりも下になりました。
だからこそフィッチ社が、今回、我が国の財政状況云々で評価をされたのではなく、政治的なリスクがあるからと言っている。つまり、そこは、民主党内のそういうまとまりのなさ、私どもこうやって議論に参加を当然しているわけでありますから、その点は強く指摘をしておきたいと思っております。
先ほどフィッチ社の話をしました。これは、いわゆる日本国債がダブルAマイナスからシングルAプラス、一段階下がって、上から五番目の格付になってしまった。しかし、その理由としては、先ほど言ったような政治的なリスクにさらされているから下げたんだ、言ってみれば、その後の国債の状況を見れば、円滑に消化されて、市場の反応も極めて小さかったんだと思うんです。
一昨日ですか、地方公聴会へ行ってまいりまして、そのときに地元の信用金庫の理事長さんがお二方お見えになったんですけれども、そのときのお話の中で、その信用金庫は、自己資本比率が大体八%前後、フィッチ社の査定がNということで、特別いい銀行ではない、こういう銀行であったわけでありますけれども、その理事長さんのお話で私は感銘を受けました。 自己資本比率の話をされたわけであります。
ここでもおっしゃっているように、会社が勝手にやっとるんだから何ともこちらから文句の言いようがないですけれどもとおっしゃっているんですから、一々民間会社の格付に反論する必要は私はそもそもないと思うんですけれども、何で一々、例えば今フィッチ社に対するやりとりも読ませていただきましたけれども、何でこんなことをする必要があったんでしょうか。その点はお答えいただけますか。
そこで、お伺いしたいのは、これから、塩川大臣いらっしゃいますので、国債のあの格付の引き下げの問題にかかわって何点かお伺いをさせていただきたいわけですけれども、幾つか私も読ませていただいたわけですが、例えばフィッチ社の指摘、ポイントというのは、要は、もう持続不可能な基調にある財政がデフレの影響で一段と悪化しているという、そのごくごく自然な背景、状況というものを指摘をしている、そこにポイントがあるのかなと