1954-04-07 第19回国会 衆議院 法務委員会 第35号
あの破壊活動防止法等によりまして、広く扇動というような言葉をむやみに使いましたことは、これはフアツシヨ的傾向であり、いわゆるナチスの拡張共犯理論の亜流的な立場をとるものであるとわれわれは考えておるであります。そこで共犯の理論によりましてこれを拡張して処罰するということは、罪刑法定主義と矛盾するのであります。
あの破壊活動防止法等によりまして、広く扇動というような言葉をむやみに使いましたことは、これはフアツシヨ的傾向であり、いわゆるナチスの拡張共犯理論の亜流的な立場をとるものであるとわれわれは考えておるであります。そこで共犯の理論によりましてこれを拡張して処罰するということは、罪刑法定主義と矛盾するのであります。
右翼という言葉は、今日の民主主義に反する、即ちフアツシヨ的傾向を表わしておる。右翼という言葉は端的にそれを表わしておる。それは御存じであるかどうか知りませんが、そういう意味で、ここで私に向つておつしやることは、非常な侮辱であると考えましたから、お取消しが願えるなら、根拠がなければ、お取消しを願いたい。
〔副議長退席、議長着席〕 曾つての吉田内閣が、国会開会中にもかかわらず警察予備隊の創設を政令できめまして、その国会を無視したフアツシヨ的な態度に対し、国会の内外から猛烈な糾弾を受けたことは、世人の間に今なお明らかなことでありますが、今次の吉田内閣においても依然としてそのフアツシヨ的傾向が反省されておらないのでありまして、私は、かかる非民主的な意図の下に提出され、更に又当然単位費用の改訂を見なければならない
(拍手)憲法擁護、国会の権威高揚を当然の責務とする衆議院は、かかる吉田内閣の国会軽視、反動、フアツシヨ的傾向と断固闘わねばなりません。(拍手) 以上によりて、本暫定予算の同意には反対するものであります。その他法律案四件につきましては緊急やむを得ざるものと認めて同意する次第であります。 これをもつて討論を終ります。(拍手)
吉田内閣は、憲法を無視し、衆議院を軽視するフアツシヨ的傾向を多分に持つております。保安隊を戦力にあらずと強弁したり、過去二回の衆議院解散の方法等にこのことがよく現われておりますが、今回の参議院集会においてとられた措置の中にも、まだそれが現われておると私は考えるのであります。
これは大いに考えるべきことであつて、ワン・マンの独裁を許すがごとき行為は、明らかにフアツシヨ的傾向を諸君が内在しておるといわれても弁解の余地がないではないか。 しかも、会期延長の第二の理由は、これは閣僚間における不統一である。また議会に対する不熱心である。すでに閣僚間においては、それぞれの委員会における答弁が食い違いを生じておる。
これに対しまして、一方日本の保守的勢力は、この共産党の凶暴的行動にこれを奇貨おくべしとなしまして、そうして日本の持つたところのフアツシヨ的傾向の擡頭するというふうなことを案じておる。
一体その国がフアツシヨ的傾向になり、戰争の方向に国民をひつぱつて行こうとするような情勢のもとにおきまする支配階級は、えて警察を使いまして、その学生との衝突を起すのが常例であります。治安維持法の制定せられました当時の社会状態も、まず学生と警察の騒動から起つた。
このような客観的情勢の推移に対しまして、あえて眼を覆うて、今全く国家公務員法と趣旨を同じうするところの、而も内容を等しくするところの地方公務員法を制定しようとしておることは本末を誤るも甚だしいものであると断ぜざるを得ないのでありましてこのことは一方において折角輿主的傾向に進みつつあるところの労働者をして、公務員を含めての労働者をして、フアツシヨ的傾向を再び助長する危險性を孕みますると同時に、他方極左勢力
(拍手)解散の予想される今日、政府は、選挙に不利益な物價の体系や増税などはおくびにも出されず、まことに神妙にしておられまするが、いざ総選挙も済んで、もしも民自党がその政権を持続することができることに相なりましたならば、おそらくその本性を示し、フアツシヨ的傾向をさらに現わし、運賃の値上げ、大増税の断行が出來ないと、だれが保証いたしましよう。
近來労働省あるいは政府が労働組合に対して、あなたの言葉を用いますと、一種フアツシヨ的傾向にあるというお話でありますが、決してフアツシヨ的傾向にはございません。
この食糧措置法が天降りで、そうして大臣がいつかわるかもしれぬ、政変があつてかわる、またしても一年に四回も五回も大臣がかわつてしまうということになると、農林省内の役人たちの方で、もう勝手にやるよりしようがないという傾向が現われるのじやないかと思うので、極端に言えば、個人々々は善人でも、官僚フアツシヨ的傾向になつてくると思う。
なお、はなはだお氣の毒なことではあるが、法務総裁は、例の平野問題以來、いろいろと世上に問題を投げまして、フアツシヨ的傾向があるとまでいわれておるのであります。この際さらにかくのごとき問題を起されるということは、天下に対してまことに遺憾千万である。十分責任をもつて、明快にこの点を天下に明らかにせられんことを要求して、私の質問を終ります。