しかしながら、ファミリーバイクを中心といたしまして近年二輪車の利用は急速にふえておりまして、それにもかかわらず、駅前等におきます二輪車の駐車施設の整備がこれに伴っていないという状況もございまして、警察といたしましても、直ちに道交法違反ということで検挙するというわけにはなかなかまいらない事情がございます。
原付車の速度性能を抑えることが困難である、このことが一因でもあると思いますが、現在の原付車の規制や免許のあり方はファミリーバイク的なものに限定し、それ以外の高性能車は別の枠組みで対策を立てていくべきではないか、このように考えるわけです。運輸省それから警察当局の御答弁をいただきたいと思います。
○辻(第)委員 高性能原付車については、自動二輪にするにしろ原付車の中に入れておくにしろあるいは別の枠をつくるにしろ、いろいろと方法があろうと思うのですが、少なくとも現在のようなファミリーバイク的なものと同じ法制度のもとで対応するのは無理がある、このように思います。再度十分な検討をして対応をとっていただきたいということを要望して、次に移ります。
ただいま先生が御指摘なさいましたファミリーバイクというものは、道路運送車両法の区分では五十ccまでの一種原付の範疇に入っておりまして、この車種につきましては、先ほど御説明しましたように、最高速度の規制をしたわけでございます。
最近、原付自転車、特にファミリーバイクあるいはミニバイクと呼ばれております乗り物が非常に普及をいたしまして、特にその中でも婦女子の間あるいは青少年の間での愛好が進んでいると聞いております。そうした中で最近の事故の傾向を見てみますと、整備不良あるいは交通安全知識の不足というものから事故が生じているように思われるのでございます。
○杉原政府委員 一応、五十cc以下、どっちかといいますとファミリーバイクと言われるようなものでございまして、五十cc以下の原付について申し上げますと、原付自転車の事故の総件数が二万五千二百五十二件、うち死亡事故が四百七十件というふうな状況になっておるわけでございます。