1962-03-28 第40回国会 参議院 予算委員会第三分科会 第2号
○戸叶武君 タバコとよく似ているのはビール麦ですから、このビール麦は農林大臣のほうの所管でしょうから、その問題から入りますが、今生産者としての農民のために、タバコ耕作者組合なりビール麦耕作者組合という特殊農協のような形で伸びてきておるのですが、この内部を検討すると、ほとんどこれは御用組合というか、下請機関で、たばこ専売公社の下請機関としての御用組合のボス組織がタバコ耕作者組合であり、独占資本のビール
○戸叶武君 タバコとよく似ているのはビール麦ですから、このビール麦は農林大臣のほうの所管でしょうから、その問題から入りますが、今生産者としての農民のために、タバコ耕作者組合なりビール麦耕作者組合という特殊農協のような形で伸びてきておるのですが、この内部を検討すると、ほとんどこれは御用組合というか、下請機関で、たばこ専売公社の下請機関としての御用組合のボス組織がタバコ耕作者組合であり、独占資本のビール
「ビール麦の取扱について」は、「一、ビール麦耕作者の実績はこれを認めるものとする。二、ビール会社の負担している手数料等経費は現状をこえないものとする。三、生産技術指導等はビール各社の希望を尊重して行うものとする。四、本年のビール麦取扱については、単協と会社と契約済のものはそのまま実行し、経済連、全販連等系統販売ルートに乗せる手続の進んでいるものについては、そのルートを通じて取扱うものとする。」
まず第一に、この問題が出てきた原因というかその問題点は何かというと、先ほど山本参考人からもお話がありましたが、なるほどビール会社とビール麦耕作者の間は七十年の伝統と歴史を持ってきた。その間においてビール会社のなみなみならない御努力もあったろうし、耕作農民ももちろん苦労があったと思います。
というのでありまして、その取りきめは、「ビール麦の取扱いについて、一、ビール麦耕作者の実績はこれを認めるものとする。二、ビール会社の負担している手数料等経費は現状を越えないものとする。三、生産技術指導等はビール各社の希望を尊重して行うものとする。
また各部落のビール麦耕作者をもって耕作班を結成してビール麦契約栽培に関する諸事業の実践団体ともなっておりまして、この契約班は展示圃の設置、種子の更新、優秀技術の導入、ビール麦の商品価値の向上、そういうものをはかって、この共販体制にまで推進しているのです。
その次が茨城県で、その茨城県におきましてこの問題が起きたというのは、問題はビール麦耕作者としての生産農民の利益を擁護すべきものが現在の麦耕連というものにない。麦耕連が指導あっせんして単位農協と、それからビール会社との間に入って、そうして契約を作っておるのでありますが、その契約書なるものは単位農協でやっておる。
たまたま、御指摘のように、今回規格の引き上げによって残麦がだいぶん出そうであるというように仄聞いたしておりますが、その実態について私ども目下調査をいたしまして、そして、先生御指摘のように、私どもとしてはあくまでビール麦耕作者の立場に基本線を置きまして問題を解決していきたい、こういった方針からどこにも処分の道がなくて困るというようなことのないようにしたいというように心がけております。
最近、茨城県の稲敷郡下におけるビール麦耕作者がこのビール麦の特に検査規格の問題につきましていろいろと農民側の意見を申しておるのでありますが、これを聞きますと、今まで検査規格というものが、この粒の大きさは二・二ミリであったものを、〇・三ミリ上げて二・五ミリにした、二・五ミリでないと検査規格に合わぬ、そういうような決定をしたことに対しまして、農民側から非常な不平が出ておりますが、こういう問題についてはぜのような
○江川説明員 神田先生の一御質問の前段のビール麦耕作者の組合でございますが、これはビール大麦の栽培並びに取引についてビール醸造業者との契約の相手となる農業者だけで結成した団体でございまして、それを通称麦耕と称しております。また、その耕作組合が県単作に連合会を結成しているというようになっておりますが、その大半がまた系統の農協になっているというのが実態でございます。