1978-04-20 第84回国会 衆議院 農林水産委員会 第17号
そこで、ことしのこういう状態を後退させないで、五十四年度の目標をさらに大きく上回るようなビートの面積が確保できる、これは農業経営のローテーション上、ビート面積は六十年見通しにおける七万ヘクタール確保というのは、いま経営の上から見ても至上命令なんです。そこに向かって当然の努力を重ねていかなければならないのは、北海道農業のいわゆる基礎をいかにつくり上げていくかの大事な一つの要素であります。
そこで、ことしのこういう状態を後退させないで、五十四年度の目標をさらに大きく上回るようなビートの面積が確保できる、これは農業経営のローテーション上、ビート面積は六十年見通しにおける七万ヘクタール確保というのは、いま経営の上から見ても至上命令なんです。そこに向かって当然の努力を重ねていかなければならないのは、北海道農業のいわゆる基礎をいかにつくり上げていくかの大事な一つの要素であります。
四十八年に六万一千ヘクタールあった北海道のビート面積は次の年は四万五千ヘクタール、次の年は四万八千ヘクタール、そしてことしは四万二千ヘクタールと激減をしてきました。再生産ができていないのは、先ほどの二十数%あった砂糖の自給率が現行一五%台に落ち込んだということによっても明らかであります。その大宗をなすものはまさに北海道のてん菜の大きないわゆる面積の落ち込みと収量の落ち込みに原因があるからです。
更新の中にビートを一枚加えていけば、昨日お話にあったように、北海道の畑作の中に組み込み得る輪作のビート面積というのは確かに四万ないしうんとがんばっても五万ヘクタールで頭打ちでしょう。そうすると、政府がお考えになっている七万七千ヘクタールや二八%の砂糖の自給率はこれはもうとてもおぼつかぬことははっきりしています。