1978-10-03 第85回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
全部ビート耕作農民がその会社の社長であり、専務であり、そうしてまた株主なんです。千五百人の株主がいると言っていましたが、これはみんな耕作農民なんです。 こういうことを、日本ではビート工場をつくるときにできなかった、やらなかった。時の政府が大精糖会社との接触の中で、きわめて政治的につくってしまったんです。このことはもう世間周知の事実だから、細かく言いません。
全部ビート耕作農民がその会社の社長であり、専務であり、そうしてまた株主なんです。千五百人の株主がいると言っていましたが、これはみんな耕作農民なんです。 こういうことを、日本ではビート工場をつくるときにできなかった、やらなかった。時の政府が大精糖会社との接触の中で、きわめて政治的につくってしまったんです。このことはもう世間周知の事実だから、細かく言いません。
しかし、ことしの畜産物価格決定の経過で見られるように、きわめて厳しいこれからの状態であるということが伝えられて、ビート耕作農民の間にも非常に大きな不安と動揺を隠すことができません。
何となしにわかるというけれども、みんなわからないから北海道のビート耕作農民はいま大混乱をしているんです。六万ヘクタールが切れるぐらいだなんというような、そんな現地の情勢ではございません。私は、五万ヘクタールを確保できるかどうかさえ困難だといま見ています、価格の決定いかんによっては。ましてや、いまのお話のように、台が違う。
そこまで固執するのであれば一万五千円くらいは何とかするぞというニュアンスでも示してくれれば——次官、きょうは、実は、北海道のビート耕作農民がたくさんおいでなんですよ。皆さんはうちへ帰ってこれを知らせるんですよ。
きょうは全国——全国というか、北海道のビート耕作農民の皆さんは、大臣がどんな考え方とビートの四十九年度の耕作に対する前向きの考えを示してくれるかということで、耳をそばだてて実は聞いているのであります。こういう価格でわれわれは考えているから安心してつくれという、そういう明確なお答えというものは出ないのでしょうか。
従って今目前にあるのは価格の問題だというふうな形でビート耕作農民は理解をしているわけであります。それはもう当然に政府が振興対策をあとに延ばされたということで、当面は価格以外に何も目標がない、そういうところに今きているわけであります。
だから北海道でビートで大きな利潤を会社が上げてそれを配当する場合には、北海道のビート耕作農民以外の株主の方へ全部流れてしまう。それからあなたは北連は力がないと言うが、とにかく力のない零細な農民の出資によって協同組合というものができて、またその資本によってビート工場とかあるいは澱粉の合理化工場が運営される。