2019-05-29 第198回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
しかし、このてん菜糖業を取り巻く状況については、一つは燃料が上がってきているということ、それから、製糖の副資材の価格が大幅に上昇しているということ、それから、近年はやはり人手不足、それからトラックの台数確保も難しいということで、運賃ですとか請負の作業費も上昇してきているということで、こうした背景のもとで、原料てん菜の集荷製造経費ですとかビート糖の販売経費、これが大幅に増加するような傾向になってきているということです
しかし、このてん菜糖業を取り巻く状況については、一つは燃料が上がってきているということ、それから、製糖の副資材の価格が大幅に上昇しているということ、それから、近年はやはり人手不足、それからトラックの台数確保も難しいということで、運賃ですとか請負の作業費も上昇してきているということで、こうした背景のもとで、原料てん菜の集荷製造経費ですとかビート糖の販売経費、これが大幅に増加するような傾向になってきているということです
実際問題として、ビート糖として流通しているお砂糖の量は実は五十万トンを少し切るような水準でございます、白糖作っておるわけでございますけれども。それやこれや、いろいろ総合的に北海道の輪作体系を成り立たせるという視点も含めながら、この六十四万トンというのを長期見通しとしても出しているということでございます。
ヨーロッパにおきましても、六百万トンのてん菜糖、ビート糖をつくらないということでございますし、また、エネルギーとしてそちらに転化していくわけですから、砂糖の原料はどんどんなくなっていくわけであります。
久野様のお立場で、改めてお尋ねしたいんですが、今うちの事務所で使っているのは、日本甜菜製糖株式会社とか、あと日本ビート糖業協会のものなんですけれども、ただ、少し残念だなと思うのは、パッケージデザインにポケットシュガーというふうに書いてあるだけのものがとても多いんです。
特に、農業、林業、水産業に深く関与しているわけでありまして、様々な生物資源が豊富に存在しているわけでありますから、そういった中から、でん粉、セルロース、キチン、カラマツ多糖、海藻多糖、乳糖、ビート糖などの糖鎖資源、これは非常に重要な生物資源でありますし、それぞれの糖類の特性を生かした新素材の開発が期待されているわけであります。
○直宗治君 品目別、先ほど冒頭、北海道の農業の現況についてということでもって申し上げたわけですけれども、例えばてん菜、ビート糖、一〇〇%これは北海道しかございません。それから麦、これは約六〇%の生産であります。それからバレイショ、これも六〇%を超しております。あるいは酪農、これも約四〇%以上を超しておる。こういう品目別に見ましても、日本一の生産量があるわけでございます。
○大河原国務大臣 結論から申し上げますと、価格安定業務に着目いたしまして、一方における大きな国政上の課題でございます特殊法人の整理統合問題がございましたけれども、やはりその統合ということはいたしましたが、価格安定業務、糖安法、御指摘のように北海道におけるビート糖あるいは南西諸島や沖縄の甘庶糖、これはその地域における最も基幹的作物でございますので、その価格安定業務、これは毫も変更することはないという基本姿勢
また、新規用途開発の問題でございますが、農林省としては直接はやっておりませんけれども、道内の一部地域におきましては、農協等がてん菜を原料といたしましたスナック菓子の製造、試作ですとか、あるいは酒造メーカーがビートを原料としましたビート酒の製造、試作等をやっておるというように聞いておりますし、またビートの製造業者みずからもビート糖みっから分離精製いたしましたオリゴ糖を利用したような食品ですとか、あるいは
○武智説明員 内外価格差の是正についてのお尋ねでございますが、まずビート糖についてでございますけれども、輸入糖との比較で現在二倍ないし三倍程度というふうに理解しておりますし、それからバレイショでん粉等につきましては、オランダでん粉との比較で約二倍程度の内外価格差があるというようなデータを我々持っておるわけでございます。
それから、調整金の水準維持ということで事実上調整金も減らしてきておりますし、ビート糖の生産制限ということですが、生産者団体が勝手にやっているかのようなことをおっしゃいますけれども、これは明らかに政府の指導によるものでありまして、まして国内産糖の相次ぐ価格の引き下げ等々考えますと、財界の要求に農水省自身も歩調を合わせてきたことは否めない事実であるというふうに考えます。
その中には、国内産糖育成のための精製糖業界が負担している調整金と安定資金積立金の支出を軽減すること、あるいはまた、国内産糖の合理化を推進し、ビート糖の生産制限を、あるいはまた九州、沖縄の甘蔗糖の糖安法からの切り離し、こういう制度の根幹を揺るがすような要求が出てきているわけであります。私は、この際、農水省はこうした声に対してどのようにお考えか、お伺いをしておきたいわけであります。
そういうような立場にありて、一方北海道のビート糖はもう六十万トン余りつくる。それから七万七千ヘクタールという、機械化、合理化されてじゃんじゃんつくっていく。異性化糖は異性化糖で、でん粉の二十万トン買い上げは北海道と鹿児島からしたが、使い道がないから、農林省は、買い上げ対象になっているのだから、それを資金までも出して開発して生まれたのが異性化糖だ、こういうことなんですね。
○渡邊説明員 先生も十分御案内だろうと思いますが、輸入糖からできます国内の流通量が国内の砂糖需要の過半を占めているわけでありまして、その輸入糖のコスト、価格の方が、現時点におきましては、ビートからとれますビート糖よりもはるかに低いわけでありまして、輸入糖業者に御協力をいただきまして、多額の調整金をちょうだいいたしまして、その不足財源に充てておるわけであります。
従来砂糖の世界だけで考えておりましたときには、沖縄と鹿児島の一部でつくるサトウキビと北海道のビート糖しかなかったわけでありますが、国内で芋でん粉を増産しそれを異性化糖につくりかえるということを考えますと、異性化糖を含めました場合の潜在的な自給力というのはかなりなものに評価できるのではないかというふうにも感じております。
それからもう一つは、五十五年産の国産のビート糖が好天に恵まれまして大変な増収になったということが事前に見込めなかったということも原因の一つであろうかと思います。いずれにしましても、そのために輸入糖の数量を十分なコントロールをいたさなかったというために市価の低落を招いたということだろうと思います。
ただ、短期の問題といたしまして一昨年から昨年の初冬にかけましてございましたような、一つは異性化糖が急憎いたしましたことによって従来のビート糖の販売先でありました清涼飲料業界がビート糖を買わなくなった、異性化糖に移ってしまったと、そのためにビート糖の売り先を失ったということに加えてビート糖自身がそのとき大増産された、二重の意味でビートが砂糖の価格全体に悪い影響を与えたということもあるわけであります。
○坂野参考人 ただいま御紹介にあずかりました日本ビート糖業協会の会長の坂野でございます。 平素は南の方の甘蔗糖、北の方のビート糖、国産糖につきまして多大の御配慮、御協力をいただいておりますことを厚くこの席をおかりいたしまして御礼申し上げます。
○藤田(ス)委員 最後に、きょうは日本ビート糖業協会の坂野さんにも御足労をお願いしておりますが、ビート業界ですから、あるいは私がお尋ねすることは少し的外れになるかもしれませんが、きょうは甘蔗糖の業界の方からはお見えではございませんので、御理解をいただいて、おわかりの範囲でお答えを願いたいと思います。
次に、ビート糖業協会の坂野会長さんにお尋ねいたしますが、ビートが北海道の基幹産業として定着をして、二万五千戸に上る農家がビートをつくっている、こういうことで、ビートも非常に伸びておるようでありますが、これはもうすでに六十五年見通しの上限近くに来ているわけでありますから、そういう意味では適正な輪作ということからいいましても、この辺でビートの問題、これから先どういうふうに政策誘導していったらいいのか、いろいろ
したがいまして、そういった現実を踏まえまして、今後御指摘のようないろいろな側面を考えての総合的な視点に立っての砂糖行政をどうやっていくのかということにつきましては、私ども大変頭を痛めておるわけでございますが、昨年来精製糖メーカーあるいは南の甘蔗糖あるいはその生産農家、北のビート糖あるいはビート作農家、あるいはユーザーないしは異性化糖メーカー等々からかなり突っ込んだ意見の交換をやってきてまいっております
これがなくなるということになりますと、現在輸入糖というのは、原価が大体七十五円くらいだと思うのですけれども、それに比べますと国内産糖のビート糖とか甘蔗、そういうようなものはやはりどう考えても割り高で、二百円を超えるんじゃないかと思うわけです。
一方、ただいま先生御指摘のように、ここ数年間稲転等もございまして、北海道のビート糖が増産するという傾向があることも事実でございます。また、五十二年ごろから異性化糖という、従来のブドウ糖のメーカーが、一つの技術革新でございますが、ブドウ糖にある酵素を加えることによりまして、その一部が果糖に変性して非常に甘味度を増すという技術が開発されまして、その生産がふえてまいってきております。
これは国内産糖と輸入糖との価格差が、現在、耕地白糖でございますビート糖について言えば輸入糖のほぼ倍、それから南西諸島並びに沖縄で生産されます甘蔗糖等につきましては、国際糖価との開きは約三倍になっておるわけでございまして、その価格差を埋めるといいますか、国内産糖を保護するという意味で、輸入糖には四万一千五百円の関税がかかっておるわけでございます。
特に最近はビート糖というのがどんどんふえておるわけですけれども、これは米作の転換として進められておるわけであります。ところが、米作の転換でビート糖の生産がどんどん上がれば、なおかつこういう深刻な問題が片方においてどんどん出てくる。だから、やはり基本にどこか大きな矛盾があって、それがあらゆるところに広がりつつあるような気がするわけです。
さらに、最近におきます価格政策の効果等もございまして、持に北海道のビート糖を中心にしまして大幅な国産糖の増産があるわけでございます。
それから価格関係でございますが、五ページにございますように最低生産者価格と製品であるビート糖の買い入れ価格がございますが、最低生産者価格につきましては、四十九年度からいわゆる奨励金というものがつきまして、括弧書きが農家手取り金額になっておりますが、現在、五十五年の最低生産者価格は一万九千三百八十円、農家の手取り価格は二万四百八十円になっております。買い入れ価格は二十四万六千三百円でございます。
一方、北海道のビート糖につきましては、ここ数年、過去の動きを見てみますと、単収の減あるいはそのときどきの天候、気象等によりまして単収が減ったというようなことを受けまして、その次の年あるいは二年くらい続きまして面積が減ったという事態が数年前に一、二度ございましたが、傾向といたしましては順調な伸びを示しておりまして、特に一番大きな伸びを示しましたのが昨年からことしにかけての面積の伸びであるわけであります
○坂倉藤吾君 そういう対処の仕方で当分検討を含めながら進めざるを得ないだろうというふうに思いますが、一つはビート糖、いわゆる国内産糖の課題について、国内精製のいわゆる工場、これは八工場でしたかね。
○政府委員(渡邉文雄君) 二年ほど前から北海道のビート糖が大変従来の六十万トン弱が七十万トンはるかに超す形になっております。いろいろ問題があることは事実でございます。
国内の沖繩と奄美につきましては生産が必ずしも考えているほど着実に伸びているという状況にはないようでありますが、いま申し上げましたように国内産糖の大宗を占めると言われるビート糖がこのようにハイペースで伸びております。先ほどもお話にありましたが、少なくとも国内の産糖量は七十万トンを超える。これは間違いありませんね、もう現在でも七十一万一千トンという産糖量になるわけでありますから。