1962-04-27 第40回国会 衆議院 農林水産委員会 第38号
あるいはまた、前回のビキニ水域の死の灰をかぶった第五福竜丸事件が、今思い出されるわけでありますけれども、マグロの売れ行きがそういうふうなことで減ってしまう。こういうようなことも漁民にとって非常に大きな打撃になるのではないかと思います。こういうふうな一般的な立場から詳細な調査が行なわれ、それに対しての損害賠償をアメリカに当然要求すべきものだと思うわけでありますが、その点はいかがですか。
あるいはまた、前回のビキニ水域の死の灰をかぶった第五福竜丸事件が、今思い出されるわけでありますけれども、マグロの売れ行きがそういうふうなことで減ってしまう。こういうようなことも漁民にとって非常に大きな打撃になるのではないかと思います。こういうふうな一般的な立場から詳細な調査が行なわれ、それに対しての損害賠償をアメリカに当然要求すべきものだと思うわけでありますが、その点はいかがですか。
○政府委員(中川融君) 一九五四年度におきますビキニ水域における原爆実験におきまして生じた損害に関しての問題につきましては、アメリカ側がこれをたとえば陳謝をする、この事件は非常に残念であったという陳謝をする問題と、また今後このような問題につきましては、どう措置するかという今後の保証の問題、なお起きました損害につきましての、損害をいわば償う、補てんの問題、この三つの問題があると思うのでありますが、陳謝
即ちビキニ水域でいわゆる死の灰を浴びた二十三人の中の一人が遂に空しくなつたということは、我我日本国民に死の灰の恐怖を改めて深刻に認識させた次第でありまして、残り二十二人の運命を暗示しているばかりでなく、全国民に同様な恐怖を与えていることは言うまでもありません、又我々日本国民が不可欠の栄養源としている太平洋の水資源に対する重大な影響につきましても、事件発生以来七カ月を経過した今日、依然として水産物から
ビキニ水域における水爆実験に関します補償の件を議題に供します。 本日は外務大臣、農林大臣、大蔵大臣、安藤国務大臣、水産庁長官の出席を求めておりますが、只今御出席の政府のかたは水産庁長官でございます。外務大臣、安藤国務大臣は閣議終了後、十一時頃出席の予定でございます。
○委員外議員(羽仁五郎君) さつきから伺つておる私の質問の要点は、今回の調査のやはり最大の目的は、ビキニ水域における水爆実験というふうなものを続けることが差支えないか、それともやめてもらわなければならないかということがやはり一番大きな問題だろうと思います。その点その目的にかなわないような調査をやるということは私はむしろ有害だろうと思う。やらないほうがいい。