1978-01-28 第84回国会 衆議院 商工委員会 第2号
そういうふうに考えてみますと、昨年イギリスのヒーリー蔵相がIMFの記者会見で、日本みずからが産業構造を変えるという政策をとらない限り外圧をかける以外方法がない、こんなような発言をしているのを新聞で見ているわけであります。
そういうふうに考えてみますと、昨年イギリスのヒーリー蔵相がIMFの記者会見で、日本みずからが産業構造を変えるという政策をとらない限り外圧をかける以外方法がない、こんなような発言をしているのを新聞で見ているわけであります。
○岡田(哲)委員 私がいま申し上げたのは、いろいろ手段方法はあるのでしょうが、産業構造、輸出構造、これが問題だ、まあヒーリー蔵相が言っているのですね。あるいはアメリカのねらっているのもそこら辺だと思うので、そうすると、そういうような操作だけでなしに、大体いままでの日本の輸出構造というものを一体どういうふうに考えるのかという点です。
バーグステン等がそういう発言をしたわけでございますが、私がことしの六月二十四日に出ましたOECDの閣僚会議におきましても、イギリスのヒーリー蔵相初め関係者が日本の経常収支の黒字に対する非難をいたしまして、一連の国際会議においてやはり日本がもう少し経常収支の黒字を少なくして、そして世界の経済の安定に貢献してほしいということがずっと言われてまいりました。
がないんじゃないかというようなことをすでに前に声明しておりますが、そうすると二百五十円でも大丈夫だから二百四十円ぐらいまで引き下げていけという操作がそこに行われているんだと思いますが、そういうふうに日本の政治家の言動というものが一々アメリカの方へはね返って、そうして三十億ドルの黒字減らしをやると言っても、ぐずぐずして具体的な対策は出てこないからというふうにアメリカでは受けとめているし、アメリカだけでなく、英国労働党内閣のヒーリー蔵相
イギリスのヒーリー蔵相が言っているのは、日本が自分で産業構造を変えるという前向きの政策をとらない限り、外圧をかけて産業構造を変える以外に方法はない。例のブルメンソール米財務長官が何と言っているかと言いますと、日本は黒字を早く減らさないと世界に保護主義を拡大させるおそれがある。日本政府の意図並びに善意を疑うわけではないけれども、いまや問題は結果である。
○福間知之君 いま総理かおっしゃったように、マルクあるいはスイスフランの上がり方はかなり大きいという認識がおありのようでございますが、だからこそ先般のIMF総会、大蔵大臣も行ってこられたわけでありますけれども、イギリスのヒーリー蔵相あたりの厳しい批判、それに対してドイツのアペル蔵相ですかは、かなり明確に物を言っているようですが、日本がやはりドイツのようには言えないということになるんでしょう。
○藤岡政府委員 いま政務次官が申し上げましたとおりでございまして、実は私どもがIMFを通じ、その他の場で資金面で大いに国際協力をやっておるわけでございますが、一つにはやはり世界貿易が自由に、貿易制限なしに発展することが望ましいという考え方もそこにあるわけでございまして、イギリスが先般ヒーリー蔵相の名前で大平大臣に対して英国の状況と経済再建の決意を表明し、日本の協力を求める書簡が送られてまいりました際