1974-04-01 第72回国会 参議院 予算委員会公聴会 第2号
したがって、この価格メカニズムの前向きの効果をより一そう推し進めるような経済政策がここで必要になってくるわけでありまして、そのためには、まず第一に、パーソナルモータリゼーションの量を減らす——一番最初に、六〇年代にヨーロッパではもう手がけていますけれども、トラックの乱用を押えることであります。トラックは、社会的費用を入れて考えると非常に高くつく。
したがって、この価格メカニズムの前向きの効果をより一そう推し進めるような経済政策がここで必要になってくるわけでありまして、そのためには、まず第一に、パーソナルモータリゼーションの量を減らす——一番最初に、六〇年代にヨーロッパではもう手がけていますけれども、トラックの乱用を押えることであります。トラックは、社会的費用を入れて考えると非常に高くつく。
私は、手続としてはそういうふうな高級技術者の趨勢というものを国会はもっとにらんで、データをどんどんどんどん集積して、そして判断を下される必要があるんで、まあたとえばモータリゼーション、パーソナルモータリゼーションはあたりまえだと思って六〇年代やってきたわけですけれども、しかし、ここまでくるとやっぱりパブリックトランスポーテーションがあのときもうすでに選択の対象になっていたわけですよ。
ただ、それだけでいまの使い捨て型でやっている需要を吸収することは不可能でありますから、やはり自動車産業でこの使い捨てが終わり、特に公共輸送体系に切りかえた場合には、パーソナルモータリゼーションそのものが、保有率そのものが落ちてくるわけですから、したがって需要は相当国内では縮小するわけです。
パーソナル・モータリゼーション——マイカー、マイトラックを中心とするパーソナル・モータリゼーションには、そのほかにも、騒音の問題であるとか——騒音の問題はまたこれはエネルギーにひっかかってきます。たとえば、やかましいものですから、住居は締め殺しの生活に入ってまいりまして、中に空気調節をどうしても必要とする。