2007-05-10 第166回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
これからの日本の食料自給率の確保を考えていく上では、今のめん用、パン用小麦等の品種開発だけではなくて、幅広く、ブランド化された麦の開発等も喫緊の課題になってくるというふうに思うわけでありますが、こういった観点で、技術系の開発をどのように進めていかれるのか。
これからの日本の食料自給率の確保を考えていく上では、今のめん用、パン用小麦等の品種開発だけではなくて、幅広く、ブランド化された麦の開発等も喫緊の課題になってくるというふうに思うわけでありますが、こういった観点で、技術系の開発をどのように進めていかれるのか。
具体的には、加工用、業務用需要に即した米や野菜、地産地消に対応したパン用小麦など消費者・実需者ニーズに対応した品種の開発、また花粉症緩和米など健康機能性を高めた品種の開発、また直播や機械収穫に適した生産性向上につながる品種の開発、環境と調和した農業に不可欠な病害虫に強い品種の開発、また冷害などの災害に強い品種などの開発に取り組むことといたしております。
それで、パン用小麦が普及するように、その実態に合わせて麦の格付の見直しをすべきではないかと。独自の、パン用で言えば独自の規格を設けるなど改善できないかということなんですけれども、これについてお願いします。
スイスでは、憲法に、パン用小麦の食料自給を連邦の政策として明記されております。その憲法二十三条の二では、一、パン用小麦の備蓄、二、その生産を可能にする水準での連邦による価格支持、三、パン用穀物の輸入関税収入の国内穀物供給費用への充当、四番、穀物価格についての山岳地帯での特別措置などが規定されております。
これはヨーロッパ先進諸国において三十年ないし五十年ほど前のことですけれども、パン用小麦の消費が減りましたときに、そのパン用小麦を大麦に変える、あるいはパン用小麦のままで畜産物とか油脂原料の生産に充ててきたというその対応の仕方があるわけですけれども、そういう対応が日本においてもできれば問題はよほど緩和できたわけでございますが、残念ながらその適応ということがうまくいっておりません。
これにつきましてはやはり従来から外国に依存しているというようなこともございますので、品目別に自給の目標というものを立てまして、例えば米は完全自給、小麦につきましてはパン用小麦の開発を進めていくにしましても、当面は技術的に非常に難しいということで、めん用のものは国内自給とか、大豆につきましても食用のものは国内で相当部分を自給をしていく。
ある程度まぜるにしても、パン用小麦としては非常に不適格だと。むしろこれからパン用ばかりでなくて、うどんとかそうめんとか、いろいろそういうパン類以外に麦の消費が非常にふえて、そういうふうな消費の自給率をやるか、それすらいまは足らなくなっているのじゃないかと思うんですが、そういうことのいわゆる麦の全体の消費量に対するこの増産計画というのは、どれだけの自給率を目標に立てているのか。
○説明員(戸塚金郎君) 現在日本において使われておりますパン用小麦は、主としてカナダの春小麦あるいはアメリカの春小麦が使われておるわけでございますが、これはある程度その小麦に含まれますプロテインの、つまりたん白の含有量が高いという問題と、そのたん白の質が製パン適性が非常に高いという二つの点でございまして、日本の小麦は残念ながらパン用につきましてはたん白が低いという問題と、そのたん白の質が製パン性に向
いまの増産計画の中には、パン用小麦の増産とか、パン用小麦の輸入に対する補充ということは、まだとてもこの増産計画ではそこまではいかぬと、こういうふうに理解していいわけですか。
これにつきましては、カナダのパン用小麦に準ずるような品質のもので、アメリカのダークノーザンスプリングという品質のものが出ております。
しかし、パン用小麦というものは、現在のところ硬質小麦に対する需要が圧倒的に強くなっております。まためんにつきましても、硬質小麦を入れましてもめんは技術的にできます。しかし、需要の面を見ますと、やはりめんの需要は軟質小麦に対する需要が圧倒的に多くなっております。こういう点から主として硬質小麦はパン、軟質小麦はめんと、こういうふうに小麦が使われております。
それは、今まで作れなかったものをふやしていこうということで、小麦のように、日本にはパン用小麦というものは外国から入れておる。ソフトにしろハードにしろ入れておる。そういうものはむしろ国産化して日本で作るということになれば、これは増産の拡大です。
これは、私ども、一例をあげましても、小麦のごとき、二百万トンも入れて、その中にソフト小麦は八十万トン、あと百二十万トン、このパン用小麦をいかにして国産化するかということについては、社会党さんもおそらく急にはいかぬし、あるいは相当分量はなかなか日本の風土に合わぬということになるかもしれません。
と申しますのは、少なくともパン用小麦というふうに考えますならば、このパン用小麦は、御承知の通り強力粉がとれます硬質小麦というものが一般に使われるわけでございます。特に日本人の食慣習といたしましては、アメリカ式のパンを大体消費しておりますから、従って当然硬質小麦が必要になって参ります。
現在の——現在と申しますか、この最近の輸入の割合は、ハードとセミハードを加えたもの、すなわちパン用小麦と、その他のソフトとは、ほぼ半半の輸入、こういう状況になっております。ほぼ日本の小麦粉の事情といたしましては、そういう割合で大体均衡がとられておるというふうに、実は見ておるわけであります。
然るに昭和二十六年六月にガリオアの資金が打切りになりましたのに伴つて、同年中は政府予算により更に同様の負担軽減の措置が講ぜられ継続実施して来たのでありまするが、二十七年の四月以降パン用小麦が原麦代の全額国庫補助から二分の一補助になつたために、パン代の父兄負担というものは二円六十五銭から四円八十三銭に増加し、更に同年十月以降給食用脱脂粉乳が全額国庫負担から父兄負担に切換えられて、その結果父兄負担は一ポンド