1961-05-23 第38回国会 参議院 大蔵委員会 第26号
開発銀行はこういうものに対して資金の運用を頼まれておるようでございますが、中越パルプ工場増設が、パルプ界の申し合わせを押えてまで開銀が融資するの必要があるのか、開銀の考えを伺いたい。
開発銀行はこういうものに対して資金の運用を頼まれておるようでございますが、中越パルプ工場増設が、パルプ界の申し合わせを押えてまで開銀が融資するの必要があるのか、開銀の考えを伺いたい。
今でさえも八割操業しかしていない内地の紙パルプ界に、そういうふうな新しいものがどうしても入ってくる。その中にまたもう一つ新しい会社を作るというふうなものの考え方、このものの考え方は、私考えてみると悪意じゃない。むしろ為替貿易の自由化が、準備ができないうちに唐突に行なわれたのではないかということです。
○野溝勝君 そこで雑貨局長にもう一点聞いておきたいのですが、悪影響と、消費者に迷惑を加えるということは関税率のテン%の問題だというような補足説明と言いましようか、補足答弁があつたのですが、それは一応それで私は了解するとして、このために直接的には日本の産業に影響がないように思われていますが、今日の新聞にも出ておる通りもうパルプ界は大きなセンセーシヨンを起している。
例えば昨年でありましたか、業界新聞等で見ますというと、山林の非常に荒れているので有名な中国方面に、パルプ界では非常な勢いでもつて工場の新設をしようと競つてその工場の新設地を求め、それに対して工場を新設しようとしたことを見てとつた農林省側は、それでは困る、何とかもう少し資源のほうを睨み合せた計画に御指導を願えないか、―言葉を換えて言えば、もう少し一山林が回復して来るまでは或る程度抑制してもらえないかといつた