1958-06-24 第29回国会 衆議院 予算委員会 第3号
やはりパリテイ計算から生産所得補償方式に変ってきますと、これは非常な違いが出てくると思います。また違いが出てこなければ、農民が騒ぐわけもないのであります。その際、きのうからのお話を聞いておりますと、だいぶたくさんのたな上げ資金もあるようでありますから、この際そういうものを使ってくれると、私は金が生きてくると思います。農民を殺して金をためる必要はないと思います。
やはりパリテイ計算から生産所得補償方式に変ってきますと、これは非常な違いが出てくると思います。また違いが出てこなければ、農民が騒ぐわけもないのであります。その際、きのうからのお話を聞いておりますと、だいぶたくさんのたな上げ資金もあるようでありますから、この際そういうものを使ってくれると、私は金が生きてくると思います。農民を殺して金をためる必要はないと思います。
ところがいわゆるパリテイ計算によるところの大蔵省の案なるものは、肥料はそんなに要らないという計算になるのです。ほんとうに需給計画に賛成されたとすれば、大蔵省の持っておりまする米価に対する案そのものは間違いだということになるのではなかと思いますが、どちらがほんとうですか。需給計画に賛成されますというと、肥料の消費量というものは、もっと多いということになる。
それは先ほど長官が言われたように、単にパリテイ計算をやったらこうなったと言われたのだから、それをお示しになったらいいのです。(「資料要求だ」「資料の答弁がない」「時間がかかるんだったら暫時休憩」と呼ぶ者あり)
パリテイ計算でやったということならパリテイ計算でやったと言えば、それではっきり意味があるのです。そこにいろいろの要素を加えたのか加えないのかわからぬけれども、そういう御発言をなさるから非常に混迷を来たしますから、具体的にどういうふうに入れた、あるいは前の言葉を御訂正下さってもいいです。
もちろん麦の価格の決定は御承知の通りパリテイ計算できめてありまする通りに行くわけでございまするから、私といたしましては、今の三麦の関係を是正をいたしまして、なるべく実情に合うようにして行きたい。ただ御指摘のように、内麦、外麦の価格の決定が内地の麦関係者の中に非常にそろばんに合う、合わぬという問題のあることは、各方面から非常に強い御要望のあることも承知いたしております。
その肥料公団というものがなくなつて、自由な販売をすることになつてから、一足飛びに倍にもなり、まあ今では八割くらいに下つておるかもしれませんが、こうしたわけで、単に生産者価格消費者価格と言つても、他の物価との、他の品目の必要なる品目のパリテイ計算だけでは計算ができない。
○笹森順造君 はつきりお尋ねいたしたいのは、現在の米価を上げる傾向に持つて行くべきか、ここで抑えて行くかという……、これは計算の問題だと思うのです、パリテイ計算の問題でありましようけれども、方針としては食糧庁ではどうするほうがいいと思つているか、傾向はどつちのほうがいいと思つているか、それを結論的に一言聞いておきたいと思います。
本年は特別に二級酒が足りないということになつて、これはまた酒米の供給力を少しふやさなければならぬというような突発的な問題もありますけれども、全体の経済情勢としては、原料、製品の関係が比較的短かい期間でのパリテイで計算されておりますので、結果としては市況からそれほど飛び離れたパリテイ計算というものは出て来ないのじやないか。
言うならば、米価の問題をきめるときに、食管特別会計というものがありますが、そこでどういう要素によつて基本米価をどうきめるか、そしてその基本米価をきめることが食管特別会計に対してどういう影響を及ぼすかという問題があるわけですが、これは今言つたようなパリテイ計算によつて年々やつている。さらに米の生産高がどういうふうになるか、基本米価と生産高によつて食糧管理特別会計の財政は動いて来る。
要するにパリテイ計算によつては豊凶の差も出て来ない。生産力の増大あるいは減退ということについても何らパリテイは答えを出さない。そこに生産者団体なりあるいは純学識経験者である人々の間にも、パリテイが真に農産物の価格の決定の最上の方法とは言えない、再生産を保障し得る真の価格を算出することはむずかしいという議論が起きており、米価審議会においても三つの算式が出されておるのです。
○説明員(小倉武一君) 新らしいこの米価というものと切離しまして考えますと、問題が非常にむずかしいのでありまして、むしろパリテイ計算或いは生産費等をみましても、肥料の価格を支払い得られるように農産物の価格を形成するということが建前であるべきでございますが、ただそういうことで全般的に訂正された農産物の価格、従つて又農家の所得という点から見て、購入物資の価格が結果的に妥当であつたかどうかというようなことを
二百五円という計算は、お聞きになつたことかと思いますが、パリテイ計算での本来バツク・ペイせらるべき金額は二百三十二円であります。
だからパリテイ計算の基礎の深川の精米相場の二十七円十六銭という非常に安い価格を基礎にしておる。パリテイに三つのインチキがある。パリテイ論争をやればこれは議論になりますからよしますが、大体そういうところに一つ問題があるということを大蔵大臣によく考えておいてもらいたい。とにかく大蔵省は、農民の生活水準が上つたのだから米価を押えるのは当然だという考え方で、今盛んに米価を押えようとしておる。
そうすると再生産を確保するということになれば、これは今の三つの問題を、インチキを含んでおるパリテイ計算じやなくして、生産費原価をとるのは当然であるという結論になるのですが、その結論も吉田総理のむちやくちやと同じことで、そんなばかなことはないとお考えですか。
○小笠原国務大臣 追加払いの問題につきましても目下協議中でありますが、これは、私どもはあれがパリテイ計算のみが基準となつたものではない。これはいろいろそのときのことについてのしんしやくはできますが、必ずしもそうではなくて、いろいろなことが織り込まれておることは御承知の通りであります。
○岡田宗司君 裸のパリテイ計算だけのやつは幾らですか。七千二百四十五円に見合うものは……。
私どもは凶作加算金とか、完遂奨励金とか、超過供出奨励金というような姿で支給せられているものは、それはそのときの食糧事情によつて政府が行政上別個に考えて支給したものであつて、基本米価というものとは全然別のものなんで、それを今パリテイ計算でやつている、そのことに何か因縁付けるということは、米価決定の方式の恨本をみだるものであるというように考えられるのですが、何か農林当局がその主張を肯定する価格があるというようにお
こういうパリテイ計算ができて以来約八ヵ年ですか、もう同じことを続けてやつて参りました。その結果として、ここへ来て、たまたま国の政策がデフレ政策をとつたからというので、而も二兆予算に縛られて食管の予算もなくなつたから出せたいということが基本になつて、何か籔から棒を出したような無理な理窟を付けられることになると、なかなかこれは農民が納得しない問題が出て来る。
私はこのバツク・ペイという問題は少くともパリテイ計算で、過去一ヵ年のパリテイ計算によつて米価をきめるとき約束付けられた一つの条件じやないかと思う、そういう歴史を持つておると思います。
○楠見義男君 そうすると今の何で行きますと、さつきちよつと私は例に挙げたんですが、四百五十円のものが百五十円になつた、こういう四百五十円というものを押えてでなしに、仮にそれが四百五十円であつても、何かパリテイ計算か何かみたいなものが、当時の四百五十円というものは正当なものでなしに、五百円或いは三百五十円、これが正当な値段であつて、その差額が被害だと、こういうふうな計算ですか。
○上林忠次君 もう一点附加えて、パリテイ計算あたりで行きますと、去年の価格に比べて今年は高くなるべきか、或いは去年の通りでいいのか、どの程度になつておりますか。
で、一〇・四で行きますというと、パリテイ計算だけで二千六十九円になるわけですから、少くとも二千六十九円を下らないということだけは今のお答えからして当然結論が出ると思うのです。
だからして、すでに米価算定の方式というものは既往のパリテイ計算においては意味をなさぬというところまで来ておると思います。もう一つ問題になるのは、現在における公務員の給与、あるいは平和産業の基準賃金は、おおよそ一万五千五百円程度になつておるわけでありますが、これを四十八時間制の日給に換算すると、大体六百円程度になるわけで点ります。
そこでこれにつきましては、この繊維一般に共通いたしました問題と、生糸、毛、麻それぞれの特有の問題とがあると思いますが、いずれにいたしましても私ども繊維局の立場といたしましては、御承知のように食糧に次ぐ消費財でございまして、これに課税するということは一般物価ないしはパリテイ計算、その他賃金の計算等を通じまして、物価に対するはね返りを相当懸念しておるような次第でございます。