1968-04-16 第58回国会 衆議院 商工委員会 第19号
これは簡単でございますから、第二の問題から、申しげますが、これはモントリオールにもその例がございましたけれども、私どものほうではもう少しりっぱなものにしたい、したがって、各国が占める単位面積の寄せ集めだけではなく、それを全部ひっくるめて一つの大きなパビリオンに見えるような共通の施設をつくろうという考えで持ち回ったのでございます。
これは簡単でございますから、第二の問題から、申しげますが、これはモントリオールにもその例がございましたけれども、私どものほうではもう少しりっぱなものにしたい、したがって、各国が占める単位面積の寄せ集めだけではなく、それを全部ひっくるめて一つの大きなパビリオンに見えるような共通の施設をつくろうという考えで持ち回ったのでございます。
われわれといたしましては、そういった関連公共事業の中におきましても、万博のパビリオンの建設その他に必要なものにつきましては、十分配慮して努力いたしておるわけでございます。
そこで、第一の段階としましては、どんなにおそくともこの七月から、外国のパビリオンあるいは民間のパビリオンが建てられるようにするというのが一つのめどでございますが、これは絶対にできます。それで現在のところ、カナダ政府と鉄鋼館が七月から工事をやりますが、この工事に支障を与えるようなことは絶対にいたしません。
これに会場関係のいろいろな日本の国内並びに海外の諸国から千億円に近いパビリオンの建設投資が行なわれるであろうということ、それにいろいろな会場におきまする支出、そういったものを合わせますと、一兆近い程度の投入になるであろう。これがその乗数効果によりまして、経済に及ぼす影響は大体二兆に近いものである。
それから七月には、各国のパビリオンの起工、その他いろんな計画をしておりますが、こういった段階で政府代表が辞意を漏らしておる。実際は、辞意を漏らしておるだけではなくて、もう全然出てこないのじゃないかと私は思う。それじゃいままで奥村政府代表が何をしたかということを私は実は質問したいのですが、これはやめておきます。
それからフランスも参りまして、各国ともにカナダ以上のパビリオンをつくってほしいということをお願いしたのであります。北欧も三国ともに参加することについては総理はじめ皆各大臣とも参加する気持ちだ、ただ問題は金ということ、これは北欧三国がそういうことを言っておりました。
その人は、できるだけ多くの金をかけて今度英国で大々的にやりたいので、ひとつ菅野大臣、うちの財政大臣にあなたから、金をうんと出すように頼んでくれということを言われましたので、私は向こうの財政担任の国務大臣に、ひとつカナダ以上のパビリオンをつくってくださいということをお願いをしておいたのであります。でありますから、英国も相当私はやってくれると考えております。
○三木国務大臣 これは今度入ったことによって開かれるならば、各国が自分の責任においてパビリオンをつくらなければならぬでしょう。今度自分でかってに開くときは、各国と話し合いをしなければいかぬです。日本の今度万国博覧会条約によって開かれる場合には、各国にそれだけの義務があるわけですね。かってに開く場合には——開いていいのですよ。
したがって、こういったものの調整につきましては、ひとつはやはり博覧会としましては、パビリオンなんかの出品の場所に観客が集中するかどうか、問題になるかと思います。したがいまして、あの地形をうまく利用いたしまして、要するに中心に行けば行くほど小さな企業の出展にする。
たとえばニューヨーク博を見ますると、数千万ドルの建設費をかけたと言われるジェネラル・モーターのパビリオンは、さすがに延べ入場者のうち千三百万を吸収したのでございまするが、金をそんなにかけたと思えぬのに、これに匹敵する入場者を集めたところは、何とローマのバチカンのパビリオンであります。これには例の門外不出と言われるミケランジェロの。ピエタの像を特に出品して、特に人気を呼んだためであります。
したがいまして、そういうような方法も将来必要とあらばあわせ用いる余地があるのじゃなかろうかと存じまするが、何ぶんにも実業界あたりではパビリオンをつくるわけでありまするが、これに相当資金を要するわけでございます。
○説明員(瀬谷徹君) 場内全般の管理については当然協会側の責任になりまして、これは営造物管理規則というものの範囲でございますが、それとまた各国のパビリオンと申しますか、敷地内においては各国ごとに責任を持った警備体制をつくるということがいままでの慣行になっております。そういう点で各国政府代表とも十分連絡をとって警備をやってまいりたいと思います。
そのころまでに同時に政府のパビリオン、たとえば政府の総合館あるいは中小企業館、美術館、科学技術館、こういったものがどういう規模で出ていくかということが同時にまとまってくると思います。そういうものを今度会場計画の中に取り入れまして、最終的には十月までに会場計画ができるということになります。したがいまして、会場計画の中の、一体金がどのくらいかかるかということもそのときにはっきりしてまいります。
また御承知のように、万国博は見本市とは非常に違った性格を持っておりますので、単に商品展示というような形式で営業宣伝等を直接的な反対給付として行なうものではございませんので、どうしてもやはりテーマというものがございまして、テーマに即したかなり高度な文化的な雰囲気を持ったパビリオンというものが必要になってまいります。