1996-02-22 第136回国会 衆議院 本会議 第8号
我が国としては、パネル審査において、酒税の税率は税の公平性等の観点を踏まえ、各酒類の消費の様態や税負担水準等を考慮しつつ設定しているものであり、しょうちゅうに保護的なものではない旨を主張しているところであります。
我が国としては、パネル審査において、酒税の税率は税の公平性等の観点を踏まえ、各酒類の消費の様態や税負担水準等を考慮しつつ設定しているものであり、しょうちゅうに保護的なものではない旨を主張しているところであります。
○安井委員 一応問題はガットの場に移され、パネル審査が始まるという方向に今進んでいるわけです。それと同時に、二国間協議というのを並行して進めていくというおつもりだというふうに今お聞きしたわけですが、そうですか。
しかしながら、このガットの報告書と申しますか裁定案は、一体的な、一つ一つのパッケージという形をしておったこともございまして、ガットの紛争処理手続、枠組みにのっとってこのパネル審査等が行われたわけでございますけれども、発言した多くの国が、このガットの紛争処理手続を尊重する、一部分だけに賛成をして一部分だけには反対をするというようなことでは困るという意見が圧倒的であったわけでございます。
そういうことで先送りになった、この点につきまして、ガットの通常の手続の場合でございますと、検討が十分にできないということで審議を一回先送りにするのはそれほど不自然なことではございませんで、今回も我々の十二品目問題と同様に審議されましたアメリカとカナダの間の二つのパネル審査の結果についても、米加それぞれが主張いたしまして、また次回理事会送りとなっておるということもございます。
先生いろいろ御指摘がありますけれども、法的判断の枠内で、あくまで法的な解釈なりそれが正しいかどうかという観点から我々が反駁すべきものは反駁するということでございまして、単に日本の国内事情が困るからどうだこうだという議論は、このガットのパネル審査を取り扱う場面においてはなかなかできがたい面もあるという点は御認識いただきたいと思うわけでございます。
農産物につきましても現在鋭意アメリカとガットのパネル審査を続けておるという中にございまして、今大臣からもしみじみお話がございましたが、内外ともに重要な時点にあるだろうと思うわけであります。そういうことで、大臣もアメリカに行かれ、またソ連に行かれ、みずからその矢面に立っていろいろ交渉なさっていらっしゃった。
私どもといたしましては今後ともパネルの場において、品目ごとのガット上の合法性、それから個別品目にかかわる国内生産の実情等について幅広く説明しながら、パネルにおきまして公正な判断が出るように努力してまいる考えでございますが、同時に、パネル審査と並行いたしまして、日米二国間による現実的な解決を目指して引き続き努力してまいる考えでございます。 次に米問題でございます。