1984-08-02 第101回国会 参議院 内閣委員会 第20号
○政府委員(筧榮一君) お尋ねの医療機器等購入をめぐる贈収賄事件でございますが、まず最初には大阪地検におきまして、本年六月二十九日、株式会社パシフィック科学貿易代表取締役井上旻を大阪大学事務局経理部長中曽根武に対する百五十万円の贈賄で逮捕いたしまして、七月二十日に石井上を贈賄、また中曽根武を収賄でそれぞれ大阪地裁に公判請求いたしております。
○政府委員(筧榮一君) お尋ねの医療機器等購入をめぐる贈収賄事件でございますが、まず最初には大阪地検におきまして、本年六月二十九日、株式会社パシフィック科学貿易代表取締役井上旻を大阪大学事務局経理部長中曽根武に対する百五十万円の贈賄で逮捕いたしまして、七月二十日に石井上を贈賄、また中曽根武を収賄でそれぞれ大阪地裁に公判請求いたしております。
それから七月二十日付でパシフィック科学貿易代表取締役井上異から百五十万円を収賄したという事実並びに井上については、そのそれに対応する贈賄の事実で起訴しております。 それから七月三十日、昨日でございますが、これはフクダ電子株式会社取締役永田明巳から六十万円を収賄したという事実、さらに永田については、それに対応する贈賄の事実で起訴いたしております。
それから、パシフィック科学貿易株式会社井上旻社長、この方は医療機器及び検査機器をめぐって百五十万円のわいろが渡った、こういうルートがあるわけですが、この医療機器のルートで文部省に絡んでおることがないのかどうか。この点はいかがでしょうか。
次に、大阪大学のワードプロセッサー以外に、医療器具の問題において、最近新しくまたパシフィック科学貿易の井上旻という方が贈賄で逮捕されたと聞いております。その辺の事件の概要等について御説明をいただきたいと思います。
○伏屋委員 今パシフィック科学貿易の名前が出ましたけれども、まだ固有名詞は出ておらないけれども、それ以外にも大手医療メーカーがやはり中曽根に贈賄しておるというようなことも出ておるわけでございます。この医療機器につきましては、やはり専門的な機器でございまして、その使用目的や性能というものが非常に限定されてくる。それだけに、中曽根個人でその機種がどうだということはなかなか難しい。
○西崎政府委員 先生御指摘のパシフィック科学貿易からの医療機器購入につきましては、私どもも詳細はまだつかみがたいわけでございますし、捜査当局からのお話もいただけていない現状でございますが、私どもが承知しております範囲で申し上げますならば、昭和五十七年度に医学部附属病院に一件約一千百万程度の生化学自動分析装置の納入があるとか、微生物病研究所附属病院で一件契約が行われておるというふうな実情は把握しておるわけでございます
そのほか、六月二十九日、株式会社パシフィック科学貿易代表取締役井上旻、それから七月九日に、フクダ電子株式会社取締役永田明巳をそれぞれ右中曽根に対する贈賄罪で逮捕し、身柄勾留の上、目下鋭意捜査中でございます。
また、パシフィック科学貿易会社社長井上旻が六月二十九日、フクダ電子取締役総務部長永田明己が七月九日にそれぞれ逮捕され、そのうち辻宏志は七月九日に起訴されたと承知しております。 第二点として申し上げますと、七月十三日、文部省大臣官房会計課総括予算班主査鳥野党博が大阪地方検察庁特別捜査部に収賄の容疑で逮捕されました。
それから、パシフィック科学貿易からの医療機器購入につきましても調査をいたしましたが、この点につきましては、昭和五十七年度に医学部附属病院で一件ございまして、それから微生物病研究所附属病院で一件ございました事実が判明いたしております。
それから、そのような相手方につきましては、オリエンタルマシン以外にパシフィック科学貿易会社という医療機器の会社、フクダ電子という会社等が起訴されておりまして、この点は中曽根武にかかわるものとして贈賄があるというふうに私どもは承知をしておるわけでございます。以上が大阪大学関係でございます。
それから中曽根武に対する贈賄側の問題といたしましては、ただいま申し上げました辻宏志が六月十九日に、それからパシフィック科学貿易会社社長井上旻が六月二十九日に、フクダ電子取締役総務部長永田明巳が七月九日に、それぞれ逮捕されております。そのうち、辻宏志は七月九日に起訴されたと承知しております。 以上が大阪大学関係の贈収賄に関する経緯でございます。