1987-09-01 第109回国会 参議院 運輸委員会 第4号
次に、これは単なるパイロットミスということで単純に見てはだめだと思う。やっぱりいろんな要因があってこういう事故につながっている。安全対策上もっともっと深く分析して改善をするという方向をとらなければならないと、そう思います。
次に、これは単なるパイロットミスということで単純に見てはだめだと思う。やっぱりいろんな要因があってこういう事故につながっている。安全対策上もっともっと深く分析して改善をするという方向をとらなければならないと、そう思います。
だから、ともすると、わからぬ場合にパイロットミスというようなことですぐやられるわけですね。午前中の奥野さんの質問にもそれは出たわけですがね。そういう点を考えるべきじゃないか。 これは航空局に先ほどもちょっと申し上げましたように、インシデントの場合のあれというのはやはり報告がしづらいわけですね。すればとにかく自分のミスのように言われるわけですから。
例えばその場合に、もちろんパイロットミスで起こったのですが、それを起こらないようにするということであれば、そういうことが今までにも何回もあったかもわからぬ、こういうのですね、離陸のときじゃなくて。そういう間違いがないようないわゆる配置を考える。それは事故防止につながるわけですね。
しかし、結果については的確に情報というものがなければ、ただパイロットミスであったとかなんとかという答えだけもらったってしようがないと思うのですね。
その中で問題は、あくまで正常だった、正常だったのにパイロットミスだったと、おたくの方は初めからそういうことを結論づけるために次々と構成を組み立てていく。そして、まずい構成だとうまくいかないから、ちょっとないものをくっつけたり、あるものを消したりして、あくまでもパイロットミス、機体は大丈夫、何ともなかった、こういうふうになっているわけです。
○元信委員 パイロットミスが原因だなんというのは原因のうちに入らぬと私は思うのです。パイロットだってミスしたくてやったわけじゃない。ミスをすればみんな命を落とすのですから極力注意をしているにもかかわらず、それが結局パイロットミスとして処理されている。結局それだけ操縦しにくい飛行であるということを認めてもらわなければいかぬと思うのです。
だって二回も原因不明でパイロットミスだなんて言っているじゃ偉いか」と呼ぶ)明確にパイロットミスで、わかっておったわけでありますが、今回の場合はそういうことでございませんので、従来と比べて全く網羅的な検査をしなければいけないということで現在特命検査をやっておるわけでございますが、そういった状況、一応一段落しました段階でできる限りの範囲では御報告いたしたいと思っております。
過去においてもパイロットミスということによって処理をされてきた事例が多いようでございますが、ここでこのPS1というのは、パイロットミスというふうに処理をされているものにも何か大きな欠陥があるのではないかというふうに思わざるを得ぬわけでございます。
それから、いままでの航空事故でしたら、民間でもそうなんですけれども、往々にしてパイロットミスということでとどめてしまう、個人に全部責任を押しつけてしまうという傾向があったように思いますが、仮にパイロットにミスがあったとしても、そのようなミスを犯さざるを得なかった背景にまでメスを入れた調査をしていただいて、単にパイロットミスだということで問題を終えないようにしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか
その際にも十分これは精神衛生面でのチェックをいたしておりますけれども、いま御指摘の事故に関しましてパイロットミスというようなものがある、その中に精神病的なものがあるんじゃないかという御指摘でございますが、もちろんそういうものが発見されますと、これは飛行停止にいたしております。
パイロットミスなのか、エンジン部分が原因でそういう事故になったのかどうかについてわからないわけですね、現在調査中ですから。ですから、言われているところの欠陥機であるのかどうかについても外務省は何とも言えないわけでしょう。どうですか。おっしゃってください。
しかもいままでの事故調査というのは、言うなら、道路交通でも同じですが、一つはパイロットミスとかそういうものが中心になっていくのです。あとは飛行機機材だ。ところが飛行機を飛ばすというか飛行機が飛ぶことは、そういうことだけじゃないですね。そのパイロットの所属している会社の営業方針というか経営方針も大なり小なり責任としてかぶさってくるわけです。
一概にパイロットミスというようなことで片づけられることは、乗員はもとより私どももなかなかそういうことで承服できかねるというようなケースもございます。現にニューデリーの事故につきましては、いまだ調査報告に対しまして私どもは承服できませんので、インドの上級裁判所にアピールをしておるというような係争事件もございます。
これは注文すること自体が無理なのでございまして、これは操縦士の能力が敏感でなかったとパイロットミスにすればそれまでの話なんでございますけれど、まあそういうことがありまして、それで飛行機というものが予定のコースよりも着陸寸前において沈んだわけでございます。沈んだために車輪が進入灯にひっかかって滑走路の一番手前に胴体着陸して挫滅したというようなこと。
あの事故もパイロットミスをにおわせるところの原因不明で片づけられてしまいました。御承知の山名教授の機体欠陥説というものが大変めんどうな実験の結果割り出されたものでございましたけれども、少数意見として報告書には記載されませんでした。ついでになりますが、その少数意見の併記ということをこの中に特に私は入れていただきたいのは、そこにあったのです。
その結果、パイロット・ミスと片付けられていた事故のかなりが、この湿潤ゴム滑走路のせいとわかった。以来、ケネディ空港は、月一回のゴム除去を行ない、この種の事故はなくなった。ケネディの成果は国際的関心を呼んだ。」とございます。このサンデー毎日の記事は信頼すべき記事として受け取ってよろしいでしょうか。
でありますが、いままでの事故において、いま長官が申されたような、たとえばパイロットミス、未熟、こういうふうな因果関係というものを、事故が発生した場合は盛んに宣伝するけれども、その結果というものは、県民にも納得できるような解明がなされていない。でありますから、非常に不信感を持っているのが現状であります。
したがって、たとえばかりに多数説と申しますか、委員会ではパイロットミスということになったといたしましても、少数説ではこれはむしろ保安施設の欠陥であるというふうなことが出されました場合には、私どもの打つ手といたしましては、パイロットのミスのないようにということを心がけると同時に、保安施設についてもそういう誤りのないように、両方について行政上の手を打っていくということを考えておる、こういうふうにして多数説
したがいまして、そういうことから、このNDBということであったがために、一これのみによって、直接NDBのために進入を誤ったとか方向を誤ったとかいう問題ではなくて、これがパイロットミスに結びつくと推測されたのであろうと思います。 しかし、先生御指摘のように、少しでも事故を起こす可能性のあるようなものは全部撤去していくべきだと私は考えるわけです。その原因をなくすべきである。
たとえばむずかしい用語でいえばオーラルナル方式によって、ステーションの上空に来たか、あるいはそれを通過したか、手前であるかということを確認する手段があったんだから、ほんとうに確認しようと思えばそういう手段があったということであって、運航グループとしての結論としては、やはりパイロットミスというふうに結んであります。
それに伴って間違って着陸体制に入ったということになっているわけですが、ここの会議の中で、要するに単なるパイロットミスではない、パイロットを誤らせるような状態があったんだということを長野さんは指摘をしているわけです。
航空事故が発生するたびに、その原因につきまして、パイロットミスとか、あるいは機体の欠陥ということがすぐ取りざたされるわけでございますが、そういったごく局部的な欠陥あるいは問題というものが、一体日本における航空事故の高い発生率を物語るものであるかどうかということは、よく考えてみなければいけないわけでございます。
こまかい内容は、私は知りませんが、どうやら高度の確認を怠ったパイロットミスだという結論のようでありますが、このインドの問題については、ILSの誤電波といいますか、そういう誘導ミスみたいなものがからまって議論されていたように思うのでございます。そこで、これから政府は、たぶんインド政府との協議に臨まれるのであろうと思いますが、どういう態度で臨まれるのか、それを伺っておきたいと思います。
時間もありませんから次へ進めますが、モスクワの日航機墜落事故につきまして、ソ連政府の事故調査委員会の報告書によって、きわめて初歩的なパイロットミスと結論が出されているわけです。政府も日航もこの報告書を了承しているのかどうか伺いたいのであります。
要するに、モスクワの事故というのはパイロットミスであるということがはっきりしているわけでございます。運輸当局の対策が早急に打たれていれば、少なくともパイロットミスによるところの事故はなかったのじゃなかろうか、未然に防げたのではなかろうかと思うわけでございます。したがいまして、この点についての運輸大臣の責任があるのではないかと私は思いますが、いかがでしょうか。
○木原委員 航空事故に関連をしては、エンジンとか機体とか、あるいは気象関係だとか、いろいろな分野があるのですが、たとえばパイロットミスというような問題がよく起こるわけでありますから、専門委員の中に、パイロットの方とか、パイロット出身の方であるとか、こういう方は運航に関しましてどうしても一名必要だという感じがするわけですが、その辺の御見解だけを承っておきたいと思います。
それと、いまの気象のところと結びつけると、あなた方は意図はない意図はないと言いながら、パイロット・ミスという結論を何か導き出すために、山名さんが指摘している、作文をしているのだ、これを読んでいけばこういうように受け取られるわけですよ。パイロットの能力についてこういうぐあいに記述が変わったのはどういうわけですか。
○林(百)委員 時間がありませんので、それでは木村団長にお尋ねしますが、これは各委員とも言ったのですが、この調査報告書を見ますと、パイロットミスのにおいの強い意味での原因不明というように考えられる報告書と客観的には思われるわけなんですが、しかし、私たちは、先ほどから申し上げておりますように、山名委員や楢林参考人の意見もお聞きしまして、どうしてもこれにある欠陥があったのではないかと疑わしむる事情がいろいろあるように
そして根回しで二年もかかったものが、四十日ですっかりパイロットミスのにおいの強い調査報告に変わる。それからその運営については、先ほどから各委員の質問にもありますように、民主的な運営性を欠いていたという意見が非常に強く出ているわけですけれども、こういう調査団の編成について、今後改善する意図をこの問題にからんで考えられているのかどうか。
少なくとも四十三年四月二十六日発表の報告書第一次草案では、機体欠陥説を唱えていたのに、それが六週間ほどしかたっていない四十三年六月六日の第二次草案では、パイロットミス説をにおわせている。このように変更された理由は一体何なのか、これをひとつお伺いしてみたい。