1981-02-28 第94回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
○二瓶政府委員 総需要量といいますか、グローバル、冷凍パインからできますパイかん、それから沖繩産のパイかん全体を合わせて、大体三百万ケース等が総需要量になろうかと思います。ただ、果物のかん詰め需要というものは、これはいろいろ競合関係もございますし、そういう中においてのパイナップルかん詰めでございますので、今後需要が伸びるというようなことは困難であろう、こういう見通しに立っております。
○二瓶政府委員 総需要量といいますか、グローバル、冷凍パインからできますパイかん、それから沖繩産のパイかん全体を合わせて、大体三百万ケース等が総需要量になろうかと思います。ただ、果物のかん詰め需要というものは、これはいろいろ競合関係もございますし、そういう中においてのパイナップルかん詰めでございますので、今後需要が伸びるというようなことは困難であろう、こういう見通しに立っております。
○説明員(小島和義君) 大体、そういうふうに見ておるわけでございますが、近年では、パイかんの形で輸入されるもののほかに、冷凍パインの形で輸入されたものが国内でかん詰めに変わる、こういうものがございますので、それもあわせて考える必要があろうと思います。
○伊江朝雄君 しかし、いまの三分の二が輸入というのは、いわゆるグローバル、パイかんになったやっと冷凍物を含めての話じゃないんですか、どうですか。
段階的に引き下げが図られるように考えておりますし、長期的な観点からいたしますれば、必ずしも沖繩産のパイかんに大きな影響を与えるということではないのではなかろうかというふうに考えております。 なお、パイナップル関税に関しまして、いわゆるこのパイかんにつきましては現在非自由化品目、IQ品目ということになっております。
したがいまして、このパイかんの関税率というような具体的な話はその場で議論するものではない、こう思っております。 問題は、先ほど申し上げましたように、四月の初めに主要国間で東京ラウンドの関税引き下げについては仮調印をやっておりますが、まだいわゆる低開発国といいますか、そちらの面からのいろんな話もございますし、まだ本調印というのには相当その面では時間がかかるのではないか、こう見ております。
そこで関税の方は先ほど申し上げましたようなことでございますが、そのほかJAS規格の面での改正の問題とか、あるいは今後の正式のパイかんの輸入枠の数量の問題等もいろいろ検討の議題になろうかと思います。
○二瓶政府委員 五十三年度の一応の見込みといたしましては、パイかんの輸入割り当てを百十万ケースやっております。それから沖繩産の国産パインかん詰め、これは百万ケースぐらいになると見込んでおります。それから冷凍パインから生産をするというのが九十万ケースぐらいにはなるのではなかろうかというふうに考えております。
○説明員(畑中孝晴君) パイナップルのかん詰めにつきましては、沖繩産のものを優先するということで、そのほかの輸入物あるいは冷凍パインからできてきますパイかんというような物全体で需給のバランスがとれるというようなことを基本にしてやっておりますので、いま先生のおっしゃったようなラインで対処をしておるところでございます。
○北野説明員 沖繩から本土へのパイかんの輸送状況を見ますと、昨年は四月から十月までで約五十一万ケースでございましたけれども、本年は四月から十月まででその約二・五倍に当たります百三十万ケース程度がすでに運ばれているわけでございます。
それから、五十年産につきましては、四十九年産よりも原料の生産がやや少なくなりました関係と、それから良質のパインをパイかんにしむけるということで、パイかんの製造量といたしましては例年よりも少なくて、百三十万ないし百四十万ケースと見込まれているわけでございます。
○北野説明員 その残量の、今後生産されるものを含めましての百万ケース程度のものにつきましては、本土におきます従来から沖繩のパイかんを扱っております沖繩パインの業界での引き取りの配分の数量と、業者といいますか商社別の配分、そういうものは一応案としては決まっております。
一、パインの問題で、その滞貨に伴う処理方策、輸入パイかんの割り当て問題、冷凍パインの扱い、業者への融資問題等について。 一、畜産問題で、特にハム、ベーコンの輸入特別措置の打ち切りに対する扱いについて。 一、漁港整備のおくれに対する対策について。 一、沖繩復帰特別措置の期限延長問題について、特に消費者米価の期限延長及び観光戻し税の期限延長の問題について。
これに対しまして、いま御指摘のように、冷凍パインが四十六年六月に自由化されまして、当初はジュースあるいは冷凍の菓子としてかなり使われておったわけですけれども、相当の部分がパイかんの方に回ってきているということで、前からかなり御指摘を受けていたわけです。特に最近はパイかん自身のストックがかなりふえてまいりました。
そういうことによりまして、冷凍パイナップルを原料といたしますパイかんの製造の減少を考えていくということを現在取り進め中でございます。
○松浦(利)委員 お二人から御答弁ありましたけれども、私は、沖繩のパイン農家あるいはパイかんを生産しておる零細なかん詰め工業者というのは、非常に不安に思うと思うのですね、いまのような答弁では。現実にもう滞貨の山なんですから。ですから、そういったことから考えると、調査、研究という段階はもうすでに過ぎて、もっと積極的にどうすべきだという段階に政策が来ておらなければいかぬ。
沖繩のパイかんが売れなくなった原因につきましては、先生ただいまお話しのとおり、一つには総需要の抑制による消費の減退ということと、もう一つは、冷凍パインを原料としたパイかんが四十八年には約八十万ケース製造された、すなわち供給が過剰であった、そういうことでございますが、パイナップルをはじめといたしまして輸入の自由化されているものにつきましては、その使途を限定したり、あるいは規制したりすることは非常に困難
これをパイかん並みに五五%に上げたらどうかというような話も実は伺っております。ただ問題は、この冷凍パインにつきましては、やはり冷菓そのものとして使っています業者の方も相当おられるわけでございます。したがいまして、すぐ二〇%を五五%にすることにつきましては、いろいろ問題があろうかと思います。
時間がありませんから二、三点を指摘するにとどめますが、たとえば冷凍パイン、無糖、加糖のもの両方ともに非常に大量に輸入され、それが本土内のかん詰め業者の手によってパイかんと同じような形に刻まれて使用されて、実質的に沖繩産のパイかんの販売というのを大きく阻害しているということがある。これは先ほどから同僚議員からも御指摘があったと存じますが、そういう点、どうお考えになるのか。
具体的に申し上げれば、パイかんの輸入割り当て等にあたりましては、総需要量を一応推定いたしまして、それから沖繩からの出荷量を差し引きまして、そしてその残りの分について輸入割り当てをやるという考え方でやっております。
企業の合併、合理化を強力に推進するために、近代化に必要な資金を低利で融資する等の措置を講じておりまして、今後とも沖繩のパイナップル産業の発展をはかるため、生産と加工の両面にわたる施策を実施してまいりたいと思っておりますが、ただいまの、先生も申されました輸入の問題等につきましても、現在ではなまのパイナップルにつきましては自由化されておりますけれども、沖繩のパイナップルにつきましては九八%がいわゆるパイかんといわれますかん
こういうふうにパイかんについて思うのですが、その点について確認があればひとつお願いをいたしたいと思います。
それから、パインにつきましては自由化に対するワクがありますので、これでどうやら外からの安いパイかんの輸入というものを外割りによって押えているのでどうやら今日はもっているというわけでありまするが、しかし、現在をもって安易な気持ちでもって地元産業がおったのではいけない。
そのときに、牛豚肉、グレープ・フルーツ、オレンジ、ハム、ソーセージ、それから豆類、パイかん、ケーキ材料、こういうものの輸入の自由化をアメリカが強く日本に迫ってきたといういきさつもあるわけであります。だから私は、この推進会議の提言というものは、かなり何回も何回も政府にものを申しているんだが、積極的にこの物価安定の努力をしてないじゃないか、こういう強い不満の中に出てきたように思うんですね。
現在本土へのパイかんの輸入は、沖繩産は大体百万ケースまでは割り当てを保証されておる。ところが現地ではすでに百十五万ケース、続いて百五十万ケースにも及ぼうとしておる。そうして戦後入ったこのパイン作は、沖繩の北部を中心とし、あるいは離島を中心として、農家とは切り離すことのできない、台風に対する抵抗力のある農作物として歓迎されております。
なお、沖繩の生産が私たちが当初予想したよりも若干ふえた等のこともございまして、最近マーケットに在庫がややふえてきておるということも聞いておりますので、その辺の事情も十分に考慮に入れまして、沖繩のパイかんが売れなくて困るというような事態を避けるようにして数量を決定いたしたいと思います。
○政府委員(山本重信君) ただいまパイかんの輸入は年間百五十万ケース前後かと思います。そのうちの百万ケース前後のものが沖繩から入っております。全体の七割五分程度になっております。それ以外の地域の分が二割五分程度でございますが、その割り当て発券につきましては、沖繩の産品の出回り期を避ける等、かなりきめのこまかい配慮をいたしておるつもりでございます。
○岡田宗司君 この問題について、台湾政府なりあるいはアメリカ政府なり、あるいは他のパイかん詰めを生産する、日本に多少でも輸出している国から自由化の要求はありますか。
○山本(重)政府委員 ただいま台湾との貿易は、輸入におきましては、たとえば砂糖とかバナナ、パイかん等、比較的市場転換の困難なものが多うございまして、国内の需要も相当急速に伸びておりますので、まだまだ今後輸入のほうは伸びるかと思います。