1992-06-18 第123回国会 参議院 大蔵委員会 第10号
一つの前例といたしましては、昭和五十六年の法改正によりまして銀行その他の金融機関に公共債の窓販のみならずディーリングを認めたわけでございますが、このディーリングが次第に金融機関に行き渡ってまいりまして、今はほぼ十年たちましたけれども、主要な金融機関は大体バンクディーリングの能力を備えるに至っております。
一つの前例といたしましては、昭和五十六年の法改正によりまして銀行その他の金融機関に公共債の窓販のみならずディーリングを認めたわけでございますが、このディーリングが次第に金融機関に行き渡ってまいりまして、今はほぼ十年たちましたけれども、主要な金融機関は大体バンクディーリングの能力を備えるに至っております。
これは、私がこういう考えで松井さんや加治木さんに、普通ライセンスというのは企業に与えるけれども、証券の場合、大きいところから小さいところまでこういうふうにあるんだから、それはやはり業種別免許でなきゃ問題があるよということで、実は四つの免許ということになっているのは、私の提案に基づいてできておることでございまして、これはバンクディーリングその他については、ああいうふうに四つに分けていたことは大変今日有効
○丸谷金保君 銀行局長さんね、お言葉返すようなんですが、従来認められてなかったと言うけれど、戦前は国債のバンクディーリング——窓飯だとか、銀行が直接個人に売ったり買ったりという制度があったんですよ。これはまああ局長さんは戦前のことおわかりにならないけれども、大臣、そうでしたよね。ありましたよね。戦時公債なんかあれは国債です。あれ、私は窓口で売った経験があるんでね。
バンクディーリングなんていうのもやはり金融自由化の一つなんだというふうに理解してよろしいですか。これはもうやっちゃったやつだからお答えしやすいと思いますが、国債の窓飯。
それから、たまたまバンクディーリングというようなお話も出たわけでございますけれども、金融自由化の中で、銀行は金融市場の中でいろいろの金利裁定、CDの裁定でも金利裁定市場に参加しているわけでございまして、その中で短期金利の裁定を全体としてよく見ながら、TBのディーリングを行ってみたりCDを発行してみたりいろいろやっているわけでございます。そういう点は官業はなかなかやっていない。
だから、今の金融機関の問題はそれとしても、金融機関も今度はバンクディーリングが認められるようになって、きょう後半でやる短期国債のディーリングとかいろいろなことが可能になってくる。そうすると、銀行業務ですらどちらかというと債券を運用するということで収入を上げたいというような時代に来つつあるわけですね。
○堀委員 私は郵貯特会にバンクディーリングをやれという話をしているのじゃないのですよ。民間金融機関が変わりつつある。預金業務、貸付業務だけではだんだん成り立たなくなって、証券業務の方にシフトしてどんどんやってくる。これは将来的な展望としてはもっと進んでいく時代がやがてやってくるのだろうと私は見ているわけです。
以上の諸点に加えまして、特に私ども金融機関の立場から申しますと、バンクディーリングの認可の問題がございます。市場における公正な価格形成のためにも、原則として希望する銀行に対して幅広く認可願いたいと存ずるのであります。 最後に、国債の最大の引受手であります私ども民間金融機関の資金吸収力の強化に格段の御配慮をお願いいたしたいと存じます。
そこで最後に、ちょっと時間が十分にないのでありますが、いよいよ六月から、銀行法の改正に基づくバンクディーリングが行われるようになります。 そこで、公社債引受協会長であります田淵さんにお伺いをいたしたいのでありますが、これまでは証券業だけでディーリングをやっていらした、今度は新たに銀行が、何社だったかちょっと覚えてないのですが、参加をしてディーリング業務が行われるようになる。
そのときに、直ちにバンクディーリングを認めるという発想は問題がある、しかし短期のTBのようなものならば、実は九十日サイトならば、幾らディスカウントしても九十日持っていればもとへ戻るから、短期のものについて銀行がディーリングをやることについてはいささかも反対をしないという問題。 さらには、今田淵参考人がお触れになりましたけれども、アメリカは商品勘定と投資勘定を区別してきちんとやっておる。
いわゆるバンクディーリングの導入そのものについて、今さら過去のことを申し上げるつもりはございません。この際はむしろバンクディーリング導入を評価して、ひとつ前向きに対処していく、こういう考え方で参ろうと存じております。
そこで次に、草場参考人にお伺いしたいのでありますけれども、実はこの六月からバンクディーリングがいよいよ認められることになってまいります。
最後に、いよいよ六月からバンクディーリングが行われるようになります。さっきのお話で、そういうふうに全部ディーラーになれるようにしてほしいという要望があったのですが、私は、今の相互銀行の問題と関連するのですけれども、ステータスのためにディーラーになるなんていうような発想は、国会の立場からいかがなものかという気持ちがあるということを、この際ちょっと公式に申し上げておきたいと思うのです。
それからさっきのバンクディーリングの問題にしても、戦前は私やったことがあると思いまして、前例あるはずだと言ったら、当時の銀行局長はないと言うのだけれども、戦前、戦時国債は銀行の窓口で扱いましたよ。それから代理業なんかもやっていたことあるんです。ですから、前例もあるんです。こういうものはおたくの方の所管でしょう。そういうものを広げていくという考え方についてはどうですか。
バンクディーリングの問題も、証券会社に中期国債ファンドを認めると言ったら、バンクディーリングを銀行にやらさなきゃ権衝がとれなくなりますよと。そのときの銀行局長は、前例がないからだめだと言ったんだよ。いまになったら今度やるんでしょう。 銀行局長来ていますね。当時のことを知っていますか。当時の銀行局長はそれはちょっと無理だと言った。
○国務大臣(竹下登君) 先ほどバンクディーリングの問題等も具体的な御指摘があっておりましたが、この問題は一応の議論がある方向にいきつつあると思っておりますが、その他金融機関が弾力的に対応すべき課題については、いつでも検討を続けていなければならない問題であるというふうに理解しております。
あと中期国債あるいは割引国債の取り扱いといわゆるバンクディーリングについては今後の検討にまつという決定になったわけでございまして、もとより証券界としてはこの三人委員会の決定が出ればそれにお従いしますということを言っておりましたので、否やはございませんけれども、これから検討が行われる後段の部分については、やはり証券界としては極力反対であるということを申し上げざるを得ないと、そういうことでございます。
しかし、バンクディーリング一般につきましては、そういう問題のほかにメリット、デメリット、いろいろまだ検討すべき点も基本的にはございます。ございますが、三人委員会の結論におきましても、ディーリングにつきましては期近物国債が大量に出回る時期等を考慮しつつさらに検討するというのもそういう趣旨かと思います。
これはそれぞれ言い分があるんですが、銀行局長さん、銀行側の言うようにバンクディーリング早めてということはできないんですか、どうなんですか。
それから、行革とも関連をいたしまして政府金融の洗い直しあるいは財投のあり方ということもありますし、いままでも当委員会で議論ございました窓販、バンクディーリング、これらのことを、三人委員会の話もございましたけれども、ルールとしてどういう視点から考えていくのかというようなこともございました。いろいろな問題もあるわけでありますが、時間がありませんから一つだけ郵貯の関係で伺っておきたいと思うのです。
さらにバンクディーリングをやりますと、銀行というのはただでさえシ団で引き受けさせられて国債はげっぷが出るほどたくさん持っているわけですから、これをいつでも売っているわけですね、現先で売ってみたりいろいろなところで売ってみたり。
また、仮にバンクディーリングというようなことを認めるといたしますれば、それに伴う弊害については十分目張りをしていかなければいかぬ。たとえば第五十条の不公正取引の禁止、これは証券取引法の規定がございますが、これを今回銀行が証券業務を行う場合にも準用しようということにいたしております。
私もそういう気がしておりまして、個別の銀行としては、何といっても預金を預かってそれを貸し付けたり、手形割引をするというのが本業ですから、自分の預金が減ってしまうほど国債を売るというのは自己矛盾になるので、国債を扱うとすれば他行の預金から振りかえで買わせるとか、あるいは証券を扱っていた方へ進出してシェアを拡大するということにどうしてもなるのじゃないかという気がするのですが、こういう窓販ないしバンクディーリング
そういった点で性格も基本的に異なりますし、私どもがいわゆるバンクディーリングに対してかなり批判的な見解をとっておりますのも、有価証券の売買というものが、銀行の基本的なそういった性格から見てどうなんだろうかということで問題にしているわけでございまして、証券会社のそういった性格から見ましても、金融分野に証券会社が乗り出すということは全く考えておりません。
そうすると、私は、おととしの十二月二十六日に金融小委員会を開いていただいて、佐々木金融制度調査会長に入っていただいて、ともかく現在問題になっておる銀行の窓販、バンクディーリングというのは適切でないと思う、なぜかというと、原価法、低価法などという処理をして決算対策をやる。
○佐藤(観)小委員 ディーリングに関する問題なんですけれども、銀行界が窓販及びバンクディーリングをやりたいと言っている主張の中には、いまの流通市場が北裏さん御出身のところの野村証券も含めまして大手四社、そしてその下の中堅八社、ここにほとんど流通市場が寡占状況になっている。したがって、価格形成自体が必ずしも公正ではないのじゃないか。
本来、バンクディーリングは一つの柱であるかもしれません。しかし、主要問題ではなかったと思います。
御存じのように、銀行法の改正も窓販及びバンクディーリングという問題がどうも最大の問題として残っているような状態のようでございまして、その意味では、この問題は単なる銀行界と証券界のかきね争いというようなものではなくて、十年先、二十年先の金融構造にこたえて、一体日本の金融制度、とりわけ直接金融、間接金融というものをどうしていくべきか、五十年に一回と言われる銀行法の改正ですが、この次のときには五十年では済
そこで、この問題は、御案内のようにいま非常に重要な問題になっております銀行のバンクディーリングと窓口販売の問題に関連するわけでありまして、ここにこういうふうに書かれているということ、あるいはその後で「銀行法改正の具体的内容に関する小委員会の意見」という部分等を見ましても、要するに、今度は新しくどうもバンクディーリングという問題を銀行法の業務の中に書き込みたいという考え方がこの答申の中を流れている、こう
そこで、今度は少し具体的にバンクディーリングの問題についてお尋ねをしたいと思うのでございますが、このバンクディーリングというものに対する正確な定義を置いて議論をいたしませんといろいろ問題があろうかと思うのでございますが、きょうは時間がありませんので、もう簡単に、これは証券取引審議会の「公社債市場当面の諸問題について」という中でバンクディーリングを「当審議会がバンク・ディーラー問題として審議の対象としたのは
これらに対して私は一つの具体的な問題として、もう積極的にバンクディーリングというふうな形に進めるべきだと、それでないと大変ですよということも主張しておるのですが、これはもう大変だということを踏まえた上で、そういう積極的な国債を民間に、いわゆる一般消費に回していくための具体的な手を打っていかなきゃならぬのじゃないか。
制度の仕組みとして違うということと、要するに冒頭に大臣から御答弁のありましたように、いわゆるマネーサプライを起こさないような形で金融機関だけに抱かせるのでない国債消化というふうなものを積極的に進めるという姿勢を持つならば、このファンドというふうな制度も一つつくった、これを許可した、この考え方でバンクディーリングの問題についてももっと積極的に取り組む必要があるんではないか。
そういたしますと、バンクディーリング、金融機関にそういう有価証券の売買をさせるのが適当かどうかという問題になってくるわけでございますが、私どもとしては、いわゆるキャピタルロスの生ずるようなそういう有価証券を売買するのが金融機関の業務として適当であろうかどうかという問題、あるいは公社債市場のあり方として、やはり現在までやってきたように、証券会社が担い手として公社債市場の安定を図るということがより適切なのではないかという